業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

ダメなもんはダメなのだ

2006年08月07日 | 重要事項説明書
鼻くそとメアリーの件ですが、水面下で様々な攻防が繰り広げられています。

まず、今朝は出勤直前のカニちゃんがメアリーに待ち伏せされ、
「ハリケンのせいでジャックがかんかんに怒っている」
「私が来られなくなったと言ったら石井さんが泣いて困った」
「カニちゃんがハリケンと担当を交替したばっかりに」
等など、怒りやらグチやらをぶつけまくられているそうな。
他のケアマネさんがヘルステに用があって出向いた際にも、サ責や登録ヘルパーが今回の一件の真相を聞こうとワラワラと群がるそうです(笑)。
私が行ったときにはみんな目を背けるのにね(笑)、まして真相を知る者など、私以外はこのブログ読者しかいないというのに。
私としてはもう担当ケアマネを降りたつもりなので、まだ今後のプランなどには手をつけておらず、石井家介護改正案も提示していないのですが、ウチのケアマネさんたちも私同様、石井家のケアマネを引き受けるつもりはないのでして、うー、このまま放置するわけにもいかず、早々に直接対決の必要が出てきました。
後任も決まらない、担当交替は鼻くそが阻害している、他所の居介にも紹介出来ない…当面私がなんとかするしかなさそうです…このままほっとくワケにはいかない…頼むから早く私を担当クビにしてくれ。遠慮はいらん。


さて今日、私の担当の利用者Nさん(男性・要介護5)の奥様から電話がありました。
うちのクリニックの透析患者でもあるNさん、うちのクリニックの提供する送迎バスで週3回透析にやって来ます。透析Ⅰ型(朝)です。
透析が終わるのはお昼なのですが、それから送迎バスが出るまでの約90分、食事をとらずに待っておられます。そのため帰宅される頃にはすこぶる機嫌が悪く、奥様もNさんが帰宅されたらバタバタと食事を摂らせなくてはならないため「大変なんですよ、かわいそうだしねえ」と奥様。
なんとかならないでしょうか、との訴えです。
しかし、クリニックの患者送迎はもともとオプションしかも無償のサービスで、そうそう誰しもに都合よくはありません。
ウチでは透析患者さんのために格安で食事を出していて、希望者は食堂でそのおいしい昼食を食べてから帰れます。そこで奥様は、訪問介護のヘルパーを利用し、送迎バスを待つ間に介助つきで食事を摂らせてほしいと言われるのですが…。

皆さん当然ご存知ですね。
そう、これは介護保険のサービスではありません。
いくら透析が終了したあとのこととはいえ、併設の食堂などで行われる行為は医療でフォローすべきでしょ違いますか。
こういう相談をケアマネに持ち込まれることがもう違うのです。
ですが、なんせひがしクリニックは法人の王宮。
無碍に「それは透析のナースにお話し下さい」などと言おうものなら…かかかかか考えるのもおそおそ恐ろしい天罰が直ちに下るのは目に見えています。
居介を併設する医療法人は、どおゆーワケだか「医療で出来ないことは介護保険がやってくれる」と思い込む傾向が強く、なんでもかんでもケアマネに話を持ってくるんです。
ししししししかし、こここここれだけは私としても、立ち向かわないワケにはいきません!
今こそ介護保険法はその名のとおり法律なのだということを再認識させるときだ!

他のケアマネさんに相談してみました。
他所の居介の利用者さんで、うちでの透析のあとに鼻くそヘルパーを利用して食事介助を身体介護でやっている方がおられるそうなので、報酬をどうしているのか尋ねてみました。
すると、自己負担でやっておられることがわかりました。
案の定、もと社協のマトモな居介です。
おお、やっぱりそうじゃないか。
訪問介護の基本は在宅からのスタート、この事例はどっから見ても自宅外でのサービス提供ということになり、介護保険の適用外のはず。
よしよし、クリニックとNさんたちにはこの事例を手本にして、介護保険は使えないとキッチリ説明をし、自己負担の場合の料金を提示して検討してもらおうじゃないか。
ホホホ解決解決。

と思ったら!

ずっと黙って隣で話を聞いていたデンタル糸居、小さな声で私にささやきました。

「…私の利用者さん、ひがしのヘルパーに介護保険でソレやってもらってるわ」

えー?糸居さんってば迂闊だなあ、それって誰ダレ?

「...........こないだハリケンさんに引き継いだWさん........」

えええっ!!!

そんなバカな!
だとするとひがしのヘルステ、自己負担と介護保険の両方で、同じことをやっているということになる。
そんなことがあるはずないでしょ、いくらナンでもあの鼻くそ、そこまでのアホじゃあないでしょう!




と思ったら............




やってました............ホントに(泣)。




もちろん鼻くそ無知じゃありません。またもや確信犯です。
お得意の独特の解釈で、その両方を使い分けていました。
独特の解釈ったってあなた、つまりは
「ケアマネ違えば縛りも違う、バレなきゃいいのよ介護保険」
といういつものアレでしたわ。
もう信じられない。
し ん じ ら れ な い ぃ ぃ ィ !
「これってダメなんですよ」と口角泡で叫ぶハリケンをカニちゃんがなだめます。
そしてそして、あろうことかまた県の高齢福祉課に解釈を聞けと言うんです。
「こんなこと聞かなくても知ってますよ」
と抗議する私にカニちゃん、
「わかってますが、この(みんな見ている)場で一応それやっとくと、あとでハリケンさんの立場が強くなりますから」
となだめ口調。
過去に4年間!九州では名の知れたカリスマM主任のもとで!
チャラケていたとはいえサ責としてやってきたこの私が!
今サラこんな素人チックな質問を!しなきゃならない屈辱が!
あんたらにわかってたまるか!

ええ、やりましたよもちろん。
ええ、言われましたよ当然。
「訪問介護の訪問の意味をご存知ですか?」とね。

知らいでか!


当然私、Wさんのそのサービス中止します。
しかし、私のと同様糸居さんの立場、Wさんと家族の気持ち、そしてシャクに触りますが鼻くその身もすべて守らなくてはなりません。
ご家族とご本人には
「Wさんもだいぶお元気になられたようですし、透析のたびに身体介護30分、月15回×231単位の3660円もったいないと思いますよ、このへんでご自分ひとりでお食事に行ってみませんか~?」
とひきつり笑顔で説明するつもりです..........。

もちろん、対外的には鼻くその顔も立ててやりますが、タダじゃおきません。
速攻で事務長に報告です。

今度はどんなメロドラマ論法、のらりくらり戦法でくるのかわかりませんが、チリも積もればの心意気です。
ここまで来たらとことんやってやるさ。
誰か私の眼の前から鼻くそのカゲカタチ消して~!

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6 コメント

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マジで (ちゃかぽん)
2006-08-07 23:38:15
アホかいな



昨日、今日、ケアマネになった新人ちゃんでも、そんな事知ってるぞ。



そんな事、保険者に聞くなんて、ハリケンさんの居宅全体が不審に思われてしまいますね。



ハリケンさん、よく絶えましたね。



お気持、お察しします。



鼻くそ、自分の事務所をつぶすつもりかなぁ・・・。



でも、どうしてそんなサービスが開始されちゃったんでしょう。



プランにはそのサービスがどのように位置づけられていたんでしょうね。



そのプラン、見てみたいもんです。

返信する
それはですね (ハリケン)
2006-08-07 23:59:15
最初にWさんの家族から「食事をさせて」と依頼があったとき、Wさんは歩行が危うくて、透析終わってから食堂までの間(建物別・徒歩2分・段差あり)までも転倒するかもしれず、それだとクリニックの責任になっちまうのでってことで短絡的に「ヘルパーさーん」ということになったらしいのです。

糸居さんは基礎資格がデンタルなので縛りがわからず、鼻くそに聞いてみたら「やれる」と言われたので何の疑問もなく開始しちゃいました。

んもー。



プラン確認してなかった(汗)



ちなみに鼻くそは、監査が入ったら「外出介助にする」とうそぶいていたそうです。

どういう神経なのかと思いますよね。



何がアタマにくるって、なんで私が鼻くそをかばわにゃならんのか、それがいっちゃん腹立つわ。

むかむかむかむかむ
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(@O@) (tunko)
2006-08-08 10:08:34
開いた口がふさがらん・・・。



こんな奴がいるから、まじめに仕事している人間もとばっちりが来るのよね。



恥を忍んで聞いたハリケンさん、偉い!



聞いたことはきっちりと、記録に書いておいて、その鼻くその顔に貼ってやれ!!
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ダイエットの記事は・・・・ (tunko)
2006-08-08 23:28:13
今書き出しているとこです。



結構長くなっちゃうけど、なるべく分かりやすく書くので、もうちょっと待ってくださいね。



明日は研修があるので、明日の更新は無理かも・・・。



ごめんなさいね
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tunkoさんへ (ハリケン)
2006-08-08 23:56:57
わ~い、ありがとうございます♪

甘えてしまってごめんなさい、更新ムリしないで下さいね!



今日この方の、前担当デンタル糸居が作ったプランを確認しました。

うまくごまかして?単に食事の介助、移動と歩行の介助、となっていました。

むーん、後ろ暗い気持ちだったのでしょうね。

でも、実際にこのプランを作ったときにはwさん、

退院直後でとっても歩行が危なかったのです。

そこにもってきて訪問介護の知識もなく、鼻くそに「やれる」と言われたとしたら、依頼してしまった責任は回避出来ないけれどまだ言い訳出来るとも思う。

今度からはきちんと居宅でも高齢福祉課に確認をとることですよね。





もう鼻くそには任せておけないわ。
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保険者に電話するより (なーちゃ)
2006-08-09 01:17:31
私が使う手段は「行政書類」です。

もしくは「Q&A」をまとめた文献。

「ここにこう書いてあるよ」と提示します。



そりゃ調べるのは手間ですよ。でも一番確か。

「この文章をこう解釈するからできない」とまで説明しています。

それでも納得しないなら

「んじゃ保険者に聞いてみたら?

 それできちんとした回答が得られたらプランに組むことも考えます」

と出ます。

やりたいのはあんたたちなんだから。



イヤなケアマネです。
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