中央区勝どきヒューモニーのブログ

ボディケアサロン「ヒューモニー」を営むセラピストのあれこれ&サロンのお知らせ

『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』

2017年04月29日 | ボディケアサロン ヒューモニー
去年12月、私が密かに2017年の目標に掲げたのは

「ていねいに いきる」

この仕事をしていてこんなこと言うのも
お恥ずかしいのですが
自分のコトってちょっとおろそかになっちゃう。

でもやっぱり
かわいいかわいい
私のカラダ

もっと大切にしなければ

って思うようになったのです。

そのきっかけになったのが
テレビで見た
ベニシア・スタンリー・スミスさん
そして津端英子さん&修一さん
のドキュメンタリー

貴族の家に生まれるも
その生き方に疑問を抱きインドを旅したのち
京都の大原にある古民家でハーブガーデンとともに暮らす
ベニシアさん。


高度成長期に数々の都市計画に携わるも
自然を無視した利益・効率優先に疑問を抱き
自ら手掛けたニュータウンに土地を買って家を建て
そのまわりに雑木林を育て
野菜や果物を育てて暮らす
津端英子さん修一さんご夫婦。


そんな彼らの、ひとつひとつ、ていねいに
手仕事をし、時を紡ぐ生活を見て
胸の奥底から沸々と湧いてくるものがあったのでした。

クリスマスに自分へのプレゼントということにして、
有楽町の書店へ彼らの本を買いに走ったワケです。


そしてターシャ・テューダー。
彼女のことは映画
『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』
の上映を知るまでは
彼女の本を書店で見かけて手に取ってはみるものの
なぜか私の意識の中には入ってきませんでした。

ある時ネットで映画の上映があることを知って
急に「これは観に行かねば」と思ったの。

冒頭、彼女が設計し、ご子息が手作りで建てた家と
見事なフラワーガーデン、古く使い込んだ家具や道具…
その一つ一つの映像がゆっくり映し出されると
いきなり私の涙腺が崩壊―

なんで?って?
だってその一つ一つから
彼女の温もりと愛情が
あふれ出していたんだもの。
彼女がひとりで作り上げたフラワーガーデンはまさに
その愛情の集大成のよう。

さまざまに変わる境遇の中で生きて
4人の子供を絵本を描くことで育て上げた彼女。

映画の中で、彼女が発する言葉は全て
エールであり、慰めであり、叱咤であり、哲学的でもある

そこには優しさと、強い意志と、
時に偏屈なまでの頑固さも垣間見える。
それがまた彼女を可愛らしく時に逞しく感じさせ
独特の魅力となっている―


彼女が裸足でガーデンを歩き回り
草をむしり花を愛でる姿はとても輝いて見えます。

この冒頭で「今年の目標」
といったけれど、
彼らの人生を垣間見、よく考えてみれば
1年で達成できるものではない。
というか、「達成」はできないだろう。
それはひとつずつ、一日一日継続していって初めて
「ていねいにいきる」ことができるのだから。
だから
我が人生半ばにたてた「今世の」目標…かな。

まずは自分にとっての「ていねい」ってどういうこと?
と考えることから始めます。


津端英子さんと修一さんの映画
『人生フルーツ』
も上映中です。これも観るつもり
気になった方はぜひ観てみてください。

ちなみにビックカメラ有楽町店8階にある
角川シネマ有楽町では
ビックポイントカード提示で
¥1,400で観られますよー

本はヒューモニーにもおいてありますので
よろしければページを繰ってみてくださいね。


最後までご覧いただきありがとうございました。

ボディセラピスト こにしえつこ


ボディケアサロン ヒューモニー
 東京都中央区勝どき2-15-1 
 TEL:050-1365-6029

石けん師匠に会いに行く!

2017年04月20日 | ボディケアサロン ヒューモニー
前回、初めての石鹸作りについて投稿しました。

出来立ての時点では文句なしの出来!と思いきや
乾燥過程で課題が見えてきました。
師匠にメールでご相談していたら

「使っていない型を全部あげます!」
との嬉しい申し出

「では明日参上します!!」

先日、よろこび勇んで押し掛けました。

目黒区はめったに行かない町
せっかくなのでお散歩しよう。

最寄駅近くの目黒川―

は、すでに葉桜。
ピークは過ぎたものの、
川面に浮かぶ桜の鮮やかさが美しい


そんな桜を見ながらカフェ「ラトリエ モトゾー」さんで。
ネット上の地図で見つけたので入ってみたのですが、
後日調べたらかつて表参道にあった名店の
有名パティシエが独立して出店したのだとか
道理で美味いワケですわ。
クリームたっぷりでもお腹に重くならず、
木の実ぎっしりで大満足~

花より団子(笑)

「ビーズバランス」も地図を検索していたら見つけた
天然石をメインとしたビーズのお店。
アクセサリーのキットが充実しています。
今回はコチラをゲット。

ピアスなどの金具に塗ると
アレルギーで耳がぐちゅぐちゅになるのを防いでくれるそう。
私も時々炎症起こすので使ってみよう。


さて師匠のお宅へ到着―
こちら、とても立派な桜の樹があります。
これまで何度か伺ったことがありますが
お花はまだ見たことがなかったので
一度見てみたかったーーー

立派な幹でしょ。3人で手を広げてやっと囲えるくらいかな。
木霊がいるのは間違いない!
夜はライトアップされています。

大きすぎてもっと離れて撮らないと全体がカメラに収まりません。
幻想的です

見ての通りご高齢の桜さん。
実はあちこちの枝が痛んでちょっと弱り気味。
時期を見て治療をするそうです。
ますます元気になって美しいお花を
長く楽しませてほしいですね。

こちらにはハゴロモジャスミンも群生していて
今は花を咲かせ始めているとか。
六軒先まで香りが漂うのだそうですよ。


…おっとっと、
メインを忘れるところでした。
石けんの型を頂きに伺ったのです。

と、出てきたのは

ありゃぁ~~
これは想像をはるかに超える量~

こんなにたくさん頂いたら
さらに力を入れて石けん道を学ばなければね。
そして我が家の収納スペースを確保しなければ…(笑)

石けん師匠、ありがとうございまーす
マカロン型の石けんと美容クリームも頂いちゃった

毎日このクリームを使っていますが、
しっとりとしてとても良い使い心地
シミやくすみも薄くなるとか。楽しみだな~

ハンドメイド美容の道は深く、遠い…(遠い目)



最後までご覧いただきありがとうございました。

ボディセラピスト こにしえつこ


ボディケアサロン ヒューモニー
 東京都中央区勝どき2-15-1 
 TEL:050-1365-6029

ハンドメイドソープ第一号!

2017年04月13日 | ボディケアサロン ヒューモニー
ずーーーっと作ってみたかったんです。

せっけん

手づくり石けんの達人、石けん師匠に
材料と指南書をご伝授いただき、

あとの細かいことは勘でやってみる!

一、石けんのベースを刻み



二、ビーカーの中で溶かして
三、諸々の秘密美容成分を合わせたボウルの中にブチ込む!
四、よーく撹拌して
五、精油やはちみつも入れてさらに撹拌
六、しっかり混ざったら型に流し入れる


ちょっと泡立ちすぎたかな?
固まりかけた溶液ももったいないからと
ゴムベラでこそいで入れたら
表面が美しくなくなっちゃいました。
ここでは「貧乏性」は無しなのね。

石けんのベースを使うので
工程はいたってシンプル。

冷めて固まるまで待つわけですが、
もう早く出したくてウズウズ…
下から触って冷め具合を確かめたり、
香りをクンクンかいでみたり
もう落ち着かない(笑)

2時間ほどでガマンも限界
たまらず型から出してみる

つるーん
んもぉーーかわいいっ!!
手づくりパンもそうだけれど、
わが子のような愛おしささえ感じるのです。

しっかり固まるまで2日ほどさらに我慢して

まだ使用途中の石けんがあるので
こちらは必要な分だけ削って使ってみました。


すんげー泡立ち(笑)

きめ細かいクリームみたいなアワアワちゃんができました。
しっとり成分も配合しているので
洗いあがりもつっ張りにくくお肌がふわんとしています。

よしよし、初めてにしては良い出来ではないか。
また材料の分量を調整しながら
自分で使い心地を試しながら
より素敵な石けんができたらいいな。

「Don't think ! Feel.」
(by ブルース・リー)

です(笑)

石けん師匠、ありがとうございます!



最後までご覧いただきありがとうございました。

ボディセラピスト こにしえつこ


ボディケアサロン ヒューモニー
 東京都中央区勝どき2-15-1 
 TEL:050-1365-6029

「生きたひ」再び

2017年04月08日 | ボディケアサロン ヒューモニー
4月8日、お釈迦様の誕生日です。

そんな日に、命に向き合う映画を観ました。

「生きたひ」

実はこの作品を見るのは
半年前に友人が企画した上映会以来2度目です。

その時のことを昨年末、以前ブログ(「実はクリスマスに相応しい過ごしかた」)
に映画の概要とともに投稿しましたので
よろしければご一読頂ければと思います―

もう一度観ようと思ったのは、
半年前に観にいらした方の中にすでに複数回観ているという方がいて
「感じ方が変わった」
というようなことをおっしゃっていたから。

私は何か変わるのかな?

そんな思いもあったりして…

私の場合は

当時の想いが
より深まった
という方があてはまりそうです。

私達は生と死ををくり返す中で
命のエネルギーを脈々と受け継いでいく
それは輪廻転生ということのみならず
旅立つ瞬間に放出する大いなるエネルギーを
彼に寄り添っている(あるいは抱きしめている)その人に渡す
―命のバトン―

それは25mプール529杯分の水が
瞬時に沸騰する熱量(エネルギー)なのだという。

「触れる」ということの大切さ

私は仕事がらか、手を介した感覚に鋭敏になるときがあります。
お客様にトリートメントをしているときはもちろんですが、
ことさら私自身がトリートメントを受けているときなどは
その方の自信、緊張感、迷い、疲労感などなど
内面的なものが手を通して伝わってくることがあります。
(決して「負のエネルギーを感じる」ということではありませんよ)
あるいは包まれるような安堵感
温もり。愛情―

「触れなくては伝わらないこと」
「触れることで初めて伝わること」

がたくさんあるのだろうな、と思うのです。

日常生活でさえそうなのですから
死に際した時の膨大なエネルギーはいかばかりか…
時にご遺体やそれを抱いている人はそのエネルギーのために
かぁっと熱くなるのだそう。

そう考えると、日常的にエネルギー交感の場にいる
ボディセラピストである私は
なんとありがたい仕事をさせてもらえているのだろう。

「命のバトン」といえば…

ここだけの話ですけどね、
私が生まれる前に、
生まれてこられなかった命があるのだと
高校生の頃、ひょんなことがきっかけで知りました。
しばらくしてから
ああ、私は彼(勝手に男=兄だと思っている)から
その命をバトンタッチされたんだな。
と思うようになりました。
当時の家庭状況からすると、すでに姉がおり、
まず3人目はあり得ない。
ということは彼が私に自分の分を託したのだと。

私、母のおなかの中ですでに
命のバトン託されてました!
だから私は感謝をもって、
彼の分まで生ききるのです!!

            


どう生きながらえるのではなく、
どう「生ききったか」

生ききるために今、私に何ができるのか
それによって私には何が残せるのか

映画の中の言葉たちが
私に問いかけてきます。

年頭に掲げた私の2017年の目標は
「ていねいに生きる」

ベニシアさんやつばた英子さん&しゅういちさんの本や映像に
触れたことが直接この目標を掲げるきっかけでしたが、
そうでした、「生きたひ」の言葉たちと
その後の長谷川裕子監督の講演会での言葉たちが
私の中のそこかしこにひっついて
じわじわと影響を与えているのは間違いないね。

(写真がボヤけてしまってごめんなさい)

あ、ちなみに人生の最終目標はね、
前述した兄キと、
セラピストとして心の支えとなってくださったキヨスミさんに
(キヨスミさんのことは2011年のブログに…「金曜日のコイビト」)
天国で「よく頑張りましたね」
と褒めてもらうことです♪
あ、これって「人生の」とはちょっと違うか?「人生のその後」の目標…か?
でもそう思うと死後も楽しみになってきます。

            


3度、4度と観たらまたさらに深まる思いがあるかも
あるいは、まったく違った思いが芽生えるかも
それも楽しみな映画です。

皆さんもぜひ。
一生に一度は観ておいて損のない作品だと思います。


ところで、
これを書いているときにふと、
聴覚障害の友人のことを思い出しました。
彼らもこの映画を観ることができたらいいのに。
健聴者だけではもったいない。
長谷川監督、字幕版を制作するというのは
どうでしょうか?

            


思いのほか大変な長文になりました。

最後まで辛抱強くお読みくださって
ありがとうございました。



<追記>
長谷川監督から
聴覚障害者のための字幕版、視覚障碍者のための音声ガイド版
も上映しているとのコメントを頂きました。

この作品を観たいと思われた聴覚・視覚障害のある方もぜひ。
またその上映会の企画もご検討されてはいかがでしょうか。


ボディセラピスト こにしえつこ

ボディケアサロン ヒューモニー
 東京都中央区勝どき2-15-1 
 TEL:050-1365-6029

春のパトロール

2017年04月07日 | ボディケアサロン ヒューモニー
つぼみの頃は

早く咲かないかなー

とただひたすらにワクワクするのに
いざ満開に花開くと
その後散ることを先走って想像して
ちょっぴり寂しさを感じてしまうのは
私だけかしら…

と思いつつやはり力いっぱい花開く
文字通り華やかな様子は私達を惹きつけます。

というわけで桜のパトロールを実施!

近所の浜離宮恩賜庭園

メインのソメイヨシノ。
満開のものもあるけれど概ね8分咲きといったところ。


淡い桜色に癒されますよね。


池にかかる桜は何処のお庭でもフォトジェニック!


濃ゆいピンクとのコントラストが美しい。
濃ゆいのも桜の一種かな?花は八重桜っぽかったです。

なかでもいちばん心惹かれたのはこちら…

ほぼ倒木状態なのに、
全身全霊で花を咲かせている意地らしい姿に
胸がグッとくるのは私だけじゃあるまい。

他にも
菜の花畑は今が真っ盛り!

花畑の真ん中に道があってメルヘンな気分が味わえます。

名物「三百年の松」は圧巻―

これ、一本の松の木ですよ。
横から見るとわかります。

すんごい迫力…

子供の頃は当たり前に身近にあった
タンポポ、ユキヤナギ、クローバー…

今ではつい目を留めてしまうほど、
都会生活では見なくなりました。

クローバーの葉のちょっと湿ったひんやり感はたまりませんね。
残念ながら四つ葉のクローバー見つけられず。。。


さて、夕方は門前仲町の桜をパトロール
題して「お江戸深川さくらまつり」で夜桜見物

目黒川ほどのギュッと感はないかもしれませんが
これでも十分です!

「夜桜お七」唄いたくなります。

こちらは遊覧船もあるんですよ~


今週末はあいにくのお天気予報。
どうか散らずにもう少し愉しませて…


最後までご覧いただきありがとうございました。

ボディセラピスト こにしえつこ


ボディケアサロン ヒューモニー
 東京都中央区勝どき2-15-1 
 TEL:050-1365-6029