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コンピュータの発展の歴史とこれから

2009-05-25 07:06:41 | 未来はこうなる
コンピュータ・アーキテクチャの進化とは、利用者、管理者、開発者、設備、運用のコストが一番安くなる点を極めた結果にある。

クラウドの潮流を考える――らせん的進化・その2 - @IT情報マネジメント

コンピュータの進化を「らせん」に例えている。これはとても、分かりやすい。

しかし、振り子のように戻っているというのは結果である。あくまでもコストの最小化をその時代ごとに追求した結果に過ぎない。

10年ごとにパラダイム・シフト,メインフレームからパソコン,クラウドへ - 家電・PC - Tech-On!

この記事によると、クロック周波数は、30年で30万倍になるも、5 GHzの壁を越えられず踊り場に出たとのこと。プロセッサーが乗るボードだと、2 GHzを越えた回路もあまり見ないが、難しいのだろう。

一つのCPUを高速化することは、ここで限界である。ここからは全てが「並列化」していく。

ホスト→クライアント・サーバ→Webアプリケーション+リッチ・クライアント→クラウド+GPUコンピューティング、という流れのうち、特にクラウド化、GPUコンピューティングは、「並列化」そのものである。

3D描画処理もクラウドに溶け込む? Intel社が映像転送を実演 - 家電・PC - Tech-On!

ちなみに、GPUコンピューティングで、端末側は描画、演算はクラウドというやり方ととり得そうだ。

結局のところは、コンピュータで人が何をやりたいかである。そのやりたいことを実現するのに一番コストが低くなる技術がトレンドになっていくのだから。

ディスプレイ、ウィンドウ、マウス、キーボードという組み合わせは、オフィスを考えれば完成形である。あとは、その中での使い勝手がどんどん追求されていくだろう。

その時には、ディスプレイの上についているWebカメラの視線追跡なども取り込まれていくのではないだろうか。

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