私の知人、八巻明美さんは、ハンドマイクを使った駅頭宣伝や地域宣伝のとき、
いつも自分で書いた演説原稿を持ってきます。
原稿をもとに、やさしい口調で、真摯に訴える八巻さんの演説を聞くと、
「まったくそのとおり」「なるほど、そうか」と説得され、演説にひきこまれます。
26日(金)の、早朝柳沢駅頭宣伝のときも、八巻さんの「安倍改憲NO!憲法をいかす3000万署名」の訴えに、心を動かされました。
原稿には、「安倍政権の急ぎ足の改憲は、危険極まりないといえるのではないでしょうか?」とありますが、みなさんはどう思いますかと、通勤者に呼びかけ考えてもらう、対話型演説ともいえます。
「3000万署名」を集めることの大切さが、ひしひしと迫ってきます。
みなさんにもぜひ、八巻さんの演説を聞いていただきたいと思いました。
「私のブログでみなさんに紹介してもいいですか」と伺うと、「いいですよ」と、了解していただけましたので、ご紹介させていただきます。
ーでは、八巻さんのブログ紙上演説のはじまり、はじまり~ですー
今朝は、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」通称「3000万署名」のお願いをしています。
この署名は、作家の瀬戸内寂さんらが発起人になって始めた署名です。
様々な市民団体や個人が参加しています。立憲民主党や社民党、自由党等の野党各党も参加しています。
5月までに3000万人の人に署名していただくことを目標にしています。
今お配りしていますチラシの裏にも署名欄があります。
どうか皆さん署名にご協力ください。
さて、安倍首相は1/4の年頭記者会見で、「自民党の改憲案を今年の国会に提出する」と改憲への意欲を表明しました。
けれども、世論調査では、「憲法9条改憲に反対」の人が53%、「改憲の国会議論を急ぐ必要はない」という人が67.2%にのぼるということです。
憲法9条を変えてほしくないという人は半数以上ですが、変えても良いという人たちも、決して急いで進めて良いものではない、慎重にすすめなければ危険であると感じています。
安倍政権の急ぎ足の改憲は、危険極まりないといえるのではないでしょうか?
9条改憲反対の署名をお願いすると、「北朝鮮がミサイル打ち上げたりしてるんだから、9条は変えるべきだ」とおっしゃる方がいます。
でもみなさん、安保法制=戦争法が成立して、アメリカの戦争に日本がいやおうなく協力しなければならなくなった今、憲法9条まで壊してしまったら、私たちが子供や孫を戦争に巻き込む可能性を作るということではないでしょうか?本当にそれでいいんでしょうか?
みなさん、戦場には誰が行くと思いますか?自衛隊員でしょうか?
では自衛隊関係の職業に就かなければ安心なのでしょうか?
そんなことはありません。民間人も徴用される可能性がおおいにあります。
徴兵制を敷かなくても、民間人を戦争に動員できる法律が14年も前にできているのです。
皆さん覚えていますか?2004年に成立した「国民保護法」という法律。
有事の際には、必要に応じて自治体の長が一般市民を戦場に動員できるという法律です。
戦争は兵士だけでできるものではありません。
現代の戦争は全ての兵器、車両がコンピューター制御です
もしコンピューターが故障したら、直せる人は自衛隊にはいません。民間の技術者を戦場に送って修理するしかないのです。
様々な分野で民間人の協力なしには戦争はできないんです。
ある専門家が言っていました。「世の中の人は、戦争は自衛隊員がするものだと思っているが、現代の戦争では全ての職種が戦場に徴用される可能性がある。戦争に関係ない職業など無いかもしれない。」と。
徴兵制を敷かなくても一般市民を戦場に動員できる法律、国民保護法が14年も前にできていて、
さらにアメリカの戦争に協力しなければならない安保法制=戦争法が成立してしまった今、憲法9条まで効力を失ったらどういうことになるか?想像してみてください。
憲法9条は73年前、戦争直後の人々の「もう2度とこんな思いはしたくない、後世の人たちにもこんな思いをさせてはいけない」という思いから産まれたものです。
しかし今の日本には、その73年前よりもっと戦争の危機が迫っています。
日本を戦争に参加させる安保法制=戦争法と、そして一般市民を戦場に動員できる国民保護法ができてしまっています。
今の日本にとって憲法9条は73年前より一層重要な存在になっているのではないでしょうか?
今日お配りしているチラシは、「安倍9条改憲NO!3000万署名にご協力ください。」というチラシです。裏に署名用紙もついています。
この署名は、作家の瀬戸内寂さんらが発起人になって始めた署名です。
様々な市民団体や個人が参加しています。立憲民主党や社民党、自由党等の野党各党も参加しています。
5月までに3000万人の人に署名していただくことを目標にしています。
今お配りしていますチラシの裏にも署名欄があります。
どうか皆さん署名にご協力ください。
署名してくださった方は、チラシに書いてあります保谷清子市議会議員の事務所に送っていただくか、このような駅頭宣伝の際に直接手渡してくださっても結構です。
9条を変えたくないという方はもちろん、変えても良いけれど、安倍政権のもとでの改憲には不安があるという方もどうか署名をお願いします。
憲法を変えるということは、一つ間違えたら、子や孫の世代、未来の日本に重大な影響を与えることにもなります。
人任せにはできないこと、慎重の上にも慎重に考えなければならないことだと思います。
ー以上、八巻さんのブログ紙上演説でしたー
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