親子でつながる子育て~抱っこ法~

抱っこ法の考え方をもとに、子育て中の親子やハンディを持つ方など、たくさんの方の心の支援を行っています。

2月 『抱っこの広場』 ご案内

2013年01月31日 | イベント
抱っこの広場は、
抱っこ法の個別セッション(親子と援助者のカウンセリング)の場です。

わが子が落ち着きがなくて心配、
かんしゃくを起こす、夜泣きがひどい、
また親子がどうもぎくしゃくしているなど、
子育てには心配事がたくさんあります。
そんな時、一人で悩みを抱え込まないで、
一度『抱っこの広場』を訪れてください。

抱っこ法協会公認ホルダーやスタッフとともに、
よい親子関係を築いていきませんか。
尚、この広場では、研修生育成の目的も兼ねているため、
通常の個別セッションよりも安価で個別セッションを設定しております。


【日時】2月10日(各時間帯 3組の親子まで)
    9:30開始
    10:45開始
    12:00開始

【参加費】 4000円

【申込】 高橋秀敏(抱っこ法公認ホルダー)
  TEL/FAX 06-0375-2992



~❀ 抱っこ法セッションとは ❀~

次から次へと物をほしがって、いくら遊ばせてあげても満足しない。
公園に行ってもお母さんから離れない。
落ち着きがない。夜泣きが続いている。
目が合いにくい。指しゃぶりをする…

などなど、お子さんのことで気がかりなことはありませんか?

本来子供は、好奇心に満ちキラキラ輝く存在で、
親に喜びと安らぎを与えてくれます。
ところが周囲の事情や子供の個性によって、
自分の思いや気持ちを出せなくなってしまうことがあります。
そんな苦しさは、
体の中で発酵していつしか溢れ、
時に親の言うことがきけなくなったり元気がなくなるなど、
多様な表現で表します。
でも、そんな子供たちのきがかりな表現は、
「おかあさんなんとかしてね」という、子供からのSOSのサインなんです。


抱っこの広場のセッションでは、
援助者が仲立ちをして親子にかかわり、
子供の心の苦しさを発散し、
親子の良い関係がつなげるお手伝いをします。

よかったら『ホワイエ』ホームページをご覧ください。
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障がいのある方の心のケア2 ~体を使ったお話~

2013年01月30日 | 障がいのある方の心のケア ネットワーク
こんにちは、永井です。

今日は、「障害のある方の心のケア・パート2」をお伝えします。

 昨日は、どんなに障害が重くても、
心はとってもおしゃべりですという話をしました。

でも、「言葉をしゃべれない人は、どうやっておしゃべりをするの?」
と思われますか?

心のケアでは、障害のある方とお話をするのに、
体の会話(体話)を使うことがあります。

『体の話…?』
と、意味が分からない方も多いでしょう。

実は、心と体はとてもつながっています。

例えば、とっても緊張する場面の後、
肩が凝っていたことに気付いたことはありませんか?
これは、無意識のうちに、緊張場面に肩に力を入れて、心を保っているんです。

また、とっても恥ずかしい場面で、顔が赤くなったことはありませんか?
別に頭の中で、
『恥ずかしいから、顔を赤くしろ!』
と考えないですよね。
これも無意識に体が場面に反応しています。

リラックス場面では体の力が向け、
大好きな人の前では、心がドキドキします。

このように、心と体はとても密接につながっており、
私たちの体も、実は、とてもおしゃべりなんです。

『心のケア』では、このおしゃべりな体を使ってお話しすることがあります。

例えば、一人でぽつんと立っているのに、
雰囲気は、とても緊張して見える人がいます。
肩にそっと手を置くと、肩にとても力が入っています。
「もしかして寂しいの?」
と聞くと、肩にますます力が入ります。
「そうだよね、一人でいたらさみしいよね。本当はみんなと一緒にいたいのに、緊張するよね」
と、その方に共感しながら肩の反応を見ながら会話していきます。
肩でしばらく話をしていると、
すとんと力が抜け、みんなのところに行けたり
また違う行動をとれたりすることがあります。

また、パニックを起こしている方に、
手や足で会話することもあります。
「苦しいよね、本当は頑張りたい気持ちがあるのにできないって、本当に苦しいよね」
という風に、その時の状態から予測した心を代弁してみると、
とても反応して、手や足を強く動かし、
まるで、『そうなんだよ!それが苦しいんだ』と、
体で話をしてくれます。

『心のケア』では、そうな風に、
体を使った話をとても大切にしています。

(心のケアについて、またお話しさせていただきます)
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障がいのある方の心のケア1 ~心のケアって~

2013年01月29日 | 障がいのある方の心のケア ネットワーク
ブログオーナーの永井です。
今日は、障がいのある方の『心のケア』の話をします。

『心のケア』と聞くと、「何か傷ついた心を癒すものかな?」
とお考えになりますか?

実は、障がいを持つ方の心の支援全般を、私たちは『心のケア』と呼んでいます。
心のケアについて語るため、私の息子の話をさせていただきます。

私の中学1年生の息子は、自閉症という障害を持っています。

息子は小さいころ、パニック・自傷・こだわりがとても強く、
何とかしてあげないとと、
TEACCHやabaや特殊教材などを一生懸命試しました。
保育園の先生や小学校の先生などにも協力をお願いして、
「目でわかる支援」を行ってきました。

でもなかなかうまくいかない・・
分かってはいるみたいなんだけど、教材をもっとわかりやすく改良しても…
なかなか、前に進みません。

私はその頃、七野友子先生の開催する『ゆうゆう言葉の教室』に通いだしました。
ここは、障がい特性に応じた療育を提供する場です。
そこで、七野先生の指導を受けながら、
私はあることに気が付きました。

『息子は自閉症だから視覚支援をしたら、勉強するようになる。
行動できるようになるはず。」
と思い込んでいたということに気が付きました。


でも実際は、本人が理解できる教材であろうとも、
スケジュールで次の予定がわかろうとも、
本人の心で、「出来なかったらどうしよう。じしんがないよ。やりたくないよ」
と感じていたら、前に進むことは困難です。

息子は、その頃、言語もなく、笑いやパニックでしか感情を表現しなかったので、
彼にそんな心があることに気が付かなかったのです。

どんなに重い障がいを持っていても、
何かを感じて揺れる心、
嬉しいと感じそれを人と共有したい心、
怖いと感じ誰かにすがりたい心、
たくさんのおしゃべりな心があります。

ただ、多くの障がいを持った方は
その心を伝える手段を持たないが上に、
心をわかってもらうことをあきらめ、
なんとか自分で頑張らないとと思っています。

息子は、「自信がないよ」という
心を伝えられない為に、
なんとか自分自身で頑張らなきゃと行動し、
うまくいかず自己嫌悪に陥り、
体がコントロールできなくなり暴れてしまう。
暴れてしまった自分に、また自己否定が加わり余計混乱してしまう、
その繰り返しだったように感じます。

息子の「自信がないよ」という心を慰めたり、
支えたりするうちに、
息子の心は、どんどん成長していきました。
今は、いろいろな問題を起こしながら、
中学校に頑張って通っています。


『心のケア』とは、障がいを持った方との心のやり取りを通じて、
その方が、生き生きと自信を持って生きるための心のお手伝いをいいます。


心のやり取りの方法は、
日常の何気ない会話でもいいし、
特別な時間を設けたセッションでもいいし、
筆談によるものでもいい、
また手や体のお話しでも何でもいい。
そこから生まれた心の反応を見る。
それにこちらががまた反応する。

そんな風に、『心のケア』は進んでいきます。

(障がいのある方の心のケアについては、また掲載させていただきます)
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筆談研修会ご案内(障がいのある方の支援)

2013年01月28日 | イベント
こんにちは、七野友子です。

チャレンジで始めた、筆談援助者勉強会。
来年の予定も立ちました。
初めての方から経験者まで、
それぞれのニーズに合わせて学べる会が、
皆さんのおかげでできています。

話は聞いていたけれど、見てみてドッキリえーーっこれは何??
ところが人は体験してもっと深く不思議な世界に出会います。
それは、自分の感覚を通しているからこそ、本当だとわかります。
そしてもっと学びたくなってくるのです。

大切なものと向かい合った気分とでもいえばよいでしょうか。

「ダダこねできて気持ちよかった。癒されました。」
と話して下さった参加者、スタッフは頭が下がる思いです。
真摯な態度で取り組んでくださったからこその経験談でしょう。
以前の6回シリーズの研修会に出た後、
少し間が空きもやもやしている方も、
気がつくと書け始めている、
微妙な違いをキャッチしている自分に気づきます。

 もっと磨きがかけたくてとか、
更にコミュニケーションの一つとして、
さらりと使っていくために、来て下さい。
ここでは、書ける(表現する)ことに至る、
それぞれの方の心のケアを一番に、
研修者とサポーターとが、一期一会でつながって、
今日からの生活に深みを持てる時間にします。

日時:2013年2月9日(土)10時から16時
場所:京橋ホワイエ(大阪市都島区中野町1-3-21)
定員:10名(申し込みは、2月7日まで)
費用:5000円(当日)
申し込み方法:携帯メール 7tomoko@ezweb.ne.jp(携帯からのみ受信)
    留守番電話 09020400028
Fax 0722854459    
パソコンメール tomoko-yuuyuu@sakai.zaq.ne.jp

《申し込み内容》
 第4回筆談援助者勉強会in大阪       2013年 2月9日

氏名(ふり仮名)           性別
所属                 職種
連絡の付く住所〒
TEL              携帯メール 
いままでの筆談の取り組み
勉強会でしたい事
勉強会で得たい事
備考(自由にお書きください)

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癒しの子育てネットワーク主催 『下和田実 ワークショップ』ご案内

2013年01月27日 | イベント
癒しの子育てネットワークは、
親と子の、心(気持ち)のつながりを大切にした育児方法を伝えていく場です。

皆さん、子育ては楽しいですか? 
子どもはかわいいはずなのに・・・
どこかかみあわなくて・・・どうつきあったらいいかわからない・・・
そう感じることはありませんか。

 子どもはもともと、かしこくて物わかりがよく、
やさしくて思いやりがあり、生きる喜びに満ちているはずなのに、
時として本来の自分を見失って、夜泣き、眠りが浅い、目が合わない、乱 暴、
泣いてばかり、聞き分けがない、ダダこねがひどい、ひっこみじあん、自己主張が出来ない……、
といった様子を見せることもあります。

 どの親ももともと、溢れるほどの愛情と英知を持っているはずなのに、
時として子どもを前に途方に暮れてしまうことがあります。
また育児不安からいらいらがつのって、
子どもとうまく付き合えなくなってしまったりもします。

 それというのも、いま子育てをするのがひどく難しい世の中になっているからです。
けっして親のせいではありません。でも、世の中のせいにばかりもしていられません。
なんとかして、しあわせな子育てを取り戻さなくては。
そんなとき、癒しの子育ての出番です。
『癒しの子育てネットワーク』参照

癒しの子育てネットワーク大阪では、たくさんのイベントを考えています。
今回は、『下和田実 ワークショップ』を開催します。

下和田先生は、通称「ぴかぴかさん」と呼ばれ、
抱っこ法の公認ホルダーで、
涙の大切さや素敵な子育てについて広めていく活動をされています。

詳しくは、『涙は心の自然治癒力』をどうぞ。

日時は、2月11日(月曜日・祝日) 10:00~12:00
参加費 3000円
申込先 ホワイエホームページ
内のメールからお申し込みください。
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