食べることが大好きで、あまり好き嫌いや食べず嫌いをしないで今日まで生きてきた私だが、それでも「できるだけ口に入れたくない」と思う食べ物が世の中に二つある。
それは、マーガリンとクリーム・シチュー。この二つだけは、一生なるべく食べずにすませたいと思っている。
今日はそのマーガリンについてひとこと言いたい。
もともとはバターの代用品として生まれたしがないエセ食品であるにもかかわらず、今やいっぱしの食材ヅラをして、乳なんか一滴も入っていないか、たとえ入っていてもせいぜい二、三滴ぐらいのクセして(知らんけど)、厚かましくも乳製品のコーナーに並んでいたりするマーガリン。味うんぬんの前に、まずそこにひっかかる。
乳製品のコーナーではなく、石鹸のとなりにでもおれ、と思う。
マーガリンは市販の焼き菓子などにもよく使われている。成分表を確認してまで排除するほどの手間はかけていないので、知らないうちに口にしている可能性は大いにある。しかし火を通してある加工品にマーガリンが混ざっていても、あまり気にならない。つまり厳密に言えば、私は生(ナマ)のマーガリンが嫌いなのだ。
生のマーガリンのなにがイヤかって、あのにおい・あの舌ざわりがとにかくイヤ。
サンドウィッチのパンにマーガリンが塗られていたりすると、もう最悪である。これが自分で買ったものだったら、もったいないけれど食べるのをあきらめれば良いだけだが、もしよそのおうちで出してもらった手作りサンドウィッチにマーガリンが使われていたら…。素敵な盛りつけのサンドウィッチがお昼に出たりして、嬉しい気持ちで「わーい、サンドウィッチ大好き~」などと言いながらかぶりついた途端に、あのアブラくさいようなロウのような、食べ物にあるまじきにおいが鼻を襲う。…しかしこれは心づくしのおもてなし、残すわけには行かない…なんていう状況にもしなったら…。今、こうやって想像しているだけでも、ヘンな唾が湧いてくるほどだ。
不快なだけでなんの益もない想像は、今スグやめたまえ。
それからマーガリンのあの、「ぬるー」でも「ぺとー」でもない、タチの悪い質感。マーガリンの塗ってあるサンドウィッチは、囓る瞬間はさんであるレタスが必ずパンの上で「ずるー」とスベる。十中八九スベる。他の具もつられてスベる。はさんである全てが、パンからニョキっとはみ出す。それがおまえの(誰の?)目的か。気分悪い。
あんなものはパンが湿らないように油膜コーティングするぐらいの役には立つかもしれないが、風味という点では完全にマイナスに働いているように思える。たとえパンが湿っても、マーガリンなど塗らない方が数倍マシのような気がするのだが。
昔のマーガリンしか食べたことないんじゃないの?今のは美味しいよ。と、人は言うかも知れない。昔のものに比べればいろんな点で改善されているということには、私も反対はしない。けれども嫌いな者からすれば、マーガリンはやっぱり食品というよりは、生活雑貨の棚にあるのがふさわしいシロモノのように思えるのだ。
以上、嫌いでない人からしたら「なにが?どこが?」というような話だと思う。食べ物に限らず、好き嫌いなんてそんなものですね。
クリーム・シチューについては、いずれまた。
私もあまり好きじゃない。
学校給食のパンににゅるにゅるしたマーガリン塗るのがいやだった。でも塗ってたけど。
冬にストーブがつくと、ストーブの上にのっているやかんの熱でマーガリンを柔らかくすると少しだけおいしくなったっけ。
時々、溶かし過ぎて、袋をあけたとたんにマーガリンが大きな弧を描いて飛び散って行ったっけ。
マーガリンは15年ぐらいは食べてないな。同じようなカロリーならバターつけて食べたいから。バターは大好きだわ。
でもwillow42さんのマーガリン嫌いはそんなレベルじゃないのね。
私、クリームシチューは好きなのよ。それも大好きレベル。willow42さんとクリームシチューを囲んで談笑する事は一生ないのね。なくても大丈夫だけどね。
その感触・・・わかります。
でもね。
かなり昔のマーガリソな感じがするんですけどぉ~~
今のマーガソリは、いけてるものもあるでよ。
と思う今日この頃です。
この画像からして、
「奇跡のリンゴ」の読後感の話かと思いました。
葉っぱ付いてるし・・・。
>袋をあけたとたんにマーガリンが大きな弧を描いて
えー…
そんなのが顔にひっかかったら絶交ですよ、もう。
でもそういう思い出があるのは、うらやましい。
私小学校からずっとお弁当で、給食食べたことないから、
給食ネタになると話についていけなくて淋しい。
盛り上がるでしょ、給食ネタって。
>willow42さんとクリームシチューを囲んで談笑する事は一生ないのね
ええ、ないわ。
でもビーフ・シチューとボルシチは大好きだから、そっちなら囲んでもいいわよ。
最後に誤ってマーガリンを口にしたのは、確か3年ほど前…。
そのときもやっぱり臭くてヌルーとしていたと思う。
「マーガリンは臭くてマズい」というがんこな記憶が
現実を上まわってしまうんだよ、きっと。
『奇跡のりんご』まだ読んでいないよー。
読まなくちゃ!!