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インフレターゲット 勤勉・倹約の人が報われない政策  

2012年11月21日 11時08分21秒 | その他
安倍氏の日銀への介入論や無制限の金融緩和策は
暴論のように思えます。



インフレターゲット的な政策は、「自民党」だけではなく、
「みんなの党」も言っていることです。



スタグフレーションの危険性や
長期金利上昇による資金調達の困難さの話が
指摘されていますが、



何より、人びとの貯金の価値が目減りさせられる
ことが最大の問題です。




一生懸命働いてお金を稼ぐ勤勉な人、さらに消費を
がまんしてきてたくさん貯金する倹約の人が損をする。
それがインフレではないでしょうか。



デフレも、もちろん問題です。しかし、これは、安い賃金を
求めて海外生産をして日本の雇用を減らすなどの動きが
関係していて、貨幣的な問題だけで解消できることでは
ないでしょう。



人にお金を借りている人は、儲かるかもしれません。
しかし、住宅ローンが変動金利型の人にとっては
ほとんどメリットが無いかもしれません。金利も上昇する
と考えられるからです。




安倍氏「物価目標3%に」 日銀総裁「現実的でない」
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012112102000104.html?ref=rank
 
(引用開始)

 日銀は、望ましい物価上昇率を2%以下のプラスとし、当面は1%を目指して、金融緩和を続ける事実上の「インフレ目標」を採用。だがデフレ脱却を最優先に掲げる安倍氏は目標を2~3%に引き上げ、無制限の金融緩和を実施するよう訴えている。

 これに対し、白川氏は3%の物価目標は「現実的ではない」と述べた。バブル期を含む一九八〇年代後半でさえ、物価上昇率は平均1・3%だったと指摘。「経済への悪影響も大きい」と語り、物価の動きに連動する長期金利が急に上昇してお金の流れが滞り、景気が冷え込むのを懸念した。

 安倍氏は「建設国債をできれば日銀に全部買ってもらう」と発言。公共事業の財源調達と、市場に出回るお金の量を増やし景気を浮揚させる狙いとみられる。だが、白川氏は来年末までに金融緩和を目的に三十兆円近くの「極めて多額の国債を買い入れていく」と説明。日銀による国債の直接引き受けは「通貨発行に歯止めが利かなくなる」と、市場による監視の目が届かない国債購入を否定した。

(引用終了)


(当ブログの過去記事)

自民・安倍氏のインフレ政策は勤労者の貯金を目減りさせる

「がん転移抑制ホルモン 心臓が分泌…国循と阪大」(読売新聞ヨミドクター記事)

原発依存の「経営者」達が日本を危機に陥れるのでは?

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