goo blog サービス終了のお知らせ 

Nothin’But Football

主に欧州サッカーを中心に、気になる記事や試合内容について私の個人的なコメントを中心に書き進めていこうと思います。

UEFAチャンピオンズリーグ ベスト4 1st.Leg アーセナル対ビジャレアル

2006-04-20 09:32:26 | Weblog
昨日行われたミラン対バルセロナという欧州の名門対決とは打って変わって両チームとも初のベスト4進出となったアーセナル対ビジャレアルの一戦。
舞台は今年で93年間の歴史に幕を閉じるロンドンのハイバリー。欧州でのカップ戦は今日がラストゲームとなる。是非とも有終の美を飾るために勝利が欲しいホームのアーセナル。
●両チームのスターティングメンバー●
〈アーセナル〉
GK:レーマン
DF:エブエ、コロ・トゥレ、センデロス、フラミニ
MF:ジウベウト・シウバ、セスク、ピレス、フレブ、ユングベリ
FW:アンリ
〈ビジャレアル〉
GK:バルボサ
DF:ハビ・ベンタ、キケ・アルバレス、セサル・アルソ、アルアバレナ
MF:セナ、タッキナルディ、ソリン、リケルメ
FW:ホセ・マリ、フォルラン
アーセナルはチャンピオンズリーグではお馴染みとなったアンリの1TOPの布陣。ディフェンス陣も8試合連続無失点中と好調な顔ぶれ。一方のビジャレアルはGKのビエラ、CBのG・ロドリゲス、ペーニャを欠き守備に不安を抱く布陣となった。
〈前半〉
立ち上がりからビジャレアルが高い位置でプレスを仕掛ける。やはり守備に不安があるのかそれを軽減しようという意思が見える。
しかしペースはアーセナル。4分に得たFKのこぼれ球をトゥレがシュートを放つがジャストミートしない。
12分、アーセナル得意の速い攻めからピレスがアンリへ絶妙なスルーパス。これを落ち着いてゴールへ流し込むがオフサイドフラッグが上がっておりノーゴール。
24分、ようやくビジャレアルのチャンス。リケルメが蹴った直接FKはGKの正面。レーマンがファンブルするが何とかセーブ。
直後の25分、素早いパス回しからピレスがシュートを狙うが惜しくも枠の上へ外す。
33分、CKの混戦からジウベウトがシュートを打つもディフェンスに防がれる。
アーセナルは試合を支配しながらも得点を奪えない苦しい展開。
【41分】CKのこぼれ球をサイドでアンリが拾い、フレブへパス。これをゴール前へ折り返し、飛び込んだトゥレがゴールへねじ込み先制(1―0)ようやくアーセナルが先制点を奪う。
44分、再びリケルメが直接FK、レーマンのパンチングがこぼれてしまうが何とか守る。
そして前半終了。
〈後半〉
決定機も少なく迎えた11分、エブエがサイドを切り込みアンリへパス。ゴールマウスはがら空きだったがアンリのシュートがジャストミートせずアルソにクリアされてしまう。
22分、セナが左足でミドルシュートを狙う。しかしレーマンが落ち着いてセーブ。
試合はその後淡々と進み、アウェーのビジャレアルは完全に守備を意識した試合展開に。2点目が欲しいアーセナルだったが決定的なチャンスは少なかった。試合はそのまま終了。勝ったアーセナルはチャンピオンズリーグの無失点記録を9に伸ばしたものの内容で圧倒していただけに早い時間で得点が奪えなかったのが悔やまれる。ただそれ以上に悔やまれたのがこの試合の笛を吹いたレフェリーの人選だろう。主審を務めたプラウツ氏はヒステリックな笛の音を散々鳴らし続け、お世辞にも正確とは言えないジャッジ、常に厳しい表情で選手に歩み寄るその態度。選手はもちろんサポーター、チームスタッフにもフラストレーションの溜まるレフェリングとなってしまい、せっかくの欧州カップでのハイバリーラストゲームを台無しにしてしまった。スタジアムを後にする彼に浴びせられたブーイングがこの試合の全てを物語っていた。
次節はビジャレアルのホーム、エスタディオ・エル・マドリガルで25日に行われる。