『残酷な出勤』

『残酷な出勤』잔혹한 출근
（2006.11.02韓国公開、日本にてDVD発売済み）
innolife映画紹介：http://contents.innolife.net/listm.php?ac_id=7&ai_id=9165

ブログの更新をすっかりサボってしまい、いつも見に来てくださる方に申し訳ありません。
書きたいことは山ほどあるのですが、なかなか落ち着いてパソコンに向かえなくて・・・。
２００８年の終わりに近づき、最後に、今年見た中で一番お薦めしたい韓国映画、
『残酷な出勤』をご紹介しておきます。
日本では韓流シネフェスティバルで上映され、DVDでも発売＆レンタルされています。

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主演はキム・スロ。
ドラマ『コヒ・プリ』や『白い巨塔』で、韓流スタートして人気急上昇のイ・ソンギュンも出演しています。

サラリーマンのドンチョル（キム・スロ）は、
株式投資の失敗から借金地獄に陥ってしまった。
親戚・知人から金をかき集め、毎月の利子の支払いを何とかしのいでいる。
しかし、それももう限界！
金貸しの所で毎月顔をあわせていた借金仲間、マノ(イ・ソンギュン)と、誘拐を企てる。

1度目は失敗したものの、2度目は、金持ちの娘である女子高生テヒ(コ・ウナ)を拉致。
しかし、テヒは、父親(オ・グァンロク)に金をせびるために、
自ら狂言誘拐を企てたこともある、問題児だったのだ。
　
その上、ドンチョルに1本の電話がかかってくる。
「お前の娘を誘拐した。
早く身代金をもらって、俺にそれをよこせ。」



設定自体で面白い。
見ていくうちに、どんどん深みにはまるB級感。

ヨン様主演のドラマ『太王四神記』にも出ていた、韓国を代表する親父俳優オ・グァンロクの、
カラオケの美声♪まで堪能することができます。
むっちゃ、渋くていい声で、うまいです。

そして、面白いだけではない。

コメディの中にも、懸命に娘を救おうとするドンチョルの姿とか、
借金まみれで追い詰められて、誘拐までしても、
やっぱり、人間としての優しさや善の部分は捨てきれないもんだな～とか、
飾りのない感動を感じてしまうんですよね。

おまけに、最後のどんでん返しにはびっくりして、涙もホロリと流れました。

これだから、韓国映画はおもしろい！
ますます、韓国映画にはまってしまう1本です。