よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5

2017-04-21 22:28:00 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5


 先日まいどまいどのごとくオークションをチェックしていましたら、同じ出品者からOMシステムの
レンズとカメラが大量に出品されておりました。どうやらコレクターの方の一斉処分のようです。

コレクターの方の放出品というのは得てして程度極上のものが多いのが特徴です。
OM-3チタンや21mmF2といったプレミアムアイテムも元箱付きで出品されており
ほとんど「未使用」や「極上」レベルのようです。

その中で私の琴線に触れたのはこの135mmF3.5でした。
OMシステムが最初に登場した極初期のころから発売されていたレンズです。
ただ135mmF3.5という地味地味なスペックゆえ「コレクションとして大事に保存しておく」
といったアイテムではありません。

ところがその出品されている個体は「元箱付き・未使用品」のようです。
今まで見たことのあるズイコーの135mmF3.5といえば、カビカビの玉や
スレスレの外観・ジャンク箱の肥やし・・といった個体しか出会ったことがありませんでしたから
これは見逃すわけにはいきません。もっともまとめて出品されていたOMシステムの中でも
最安値であるうえに、入札は私一人でだれとも競合しませんでした(^^)ゞ。

レンズが到着してみますと未使用品に間違いないようでした。「平成元年7月」の日付で
保証書もついています。30年近く前の新品なわけですね。
ただ1989年のOMシステムカタログから75~150mmF4とともにこの
135mmF3.5はオミットされていますから、実際につくられたのは
もう少し前でしょうね。化粧箱はスレスレで、長らくカメラ屋さんの棚で売れ残っていた・・
といった感じです。

本当は「M-SYSTEM」銘で前縁に銀環のついている極初期のものが欲しかったのですが・・
長期にわたって作られていたレンズですので微妙に改良?&コストダウンがされています。

コーティングがアンバー系からグリーン系になっていたり、内臓フードの奥についている
ギザギザがなくなっていたり・・。最後までマルチコート化されなかったレンズなのですが
果たして現在のきつ~い発色のフィルムではどんな描写をするのでしょうか(^^)?


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 私のお気に入りスポット・須磨浦公園の回転展望台より須磨の海岸を俯瞰です。
135mmの画角がぴったりです。私の子供のころと比較しますと須磨の海も本当にきれいになりました。
海水浴の時期などまっ茶っちゃで、赤潮などもしょっちゅう湧いてましたからね(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 須磨浦山上遊園で開通したのが昭和34年という歴史ある観光リフトです。
「昭和レジャーブーム」の生き証人ですね。サビまくった支柱と黄色いペンキの
コントラストが萌えます。「飛びおりダメ」と大書してあるということは、よっぽど飛び降りる
アホが多いのでしょうか?けっこうな高さがあるので骨折ぐらいは間違いなしといった感じなのですが。
いちびった中学生くらいが遠足で来るとやってしまいそうではあります。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 リフトに揺られてついたところは西展望台です。明石海峡大橋が一望のもとに見渡せます。
またまた135mmレンズの画角がぴったりであります。
橋ができてからというもの、「明石海峡大橋が望めます」というセールスポイントで
海に向かってのマンションがタケノコのようにニョキニョキ乱立しておりますね。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 この135mmF3.5は発売当時は小型軽量で話題になったレンズです。付属していた説明書を
写させていただきますと・・
「望遠比(焦点距離に対するレンズ全長の比率)が0.87と非常に短くコンパクトな設計になっています。
また一般の135mmF3.5の望遠レンズは通常4枚構成ですが、このレンズは5枚構成にすることによって
画面全域にわたって優れた描写力をもつとともに、近接撮影に際しても像面のくずれがない安定した画質を
示すような設計がなされています。」ということだそうで。なかなかの自信作のようですね。

気になる重量は290g、最短撮影距離は1.5mです。頑張って最短撮影距離で梅の花を撮ってみました。
近接撮影・・というほどには寄れないんですけれど(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 私の好きな花のフサアカシアの群生です。谷の向こうで咲いているのでまたしても135mmの
画角にぴったりです。ズイコーらしいへちゃつぶれ感もばっちり出ています(^^)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 最近すっかり珍しくなった涙目のインプレッサです。2003~4年式だと思われます。
もはや13年落ちですよね。このくらいの古さになりますとディーラーでは
下取りで取っても店で販売せずに、業者にオークションで放出・・といったパターンらしいのですが
ちゃんと認定中古車で販売されてしまっています。さすがはWRCチャンピオンカーのベースWRXです。

このところ三角目のヒン〇ラメばかりになってしまったクルマのデザインと比較しますといかにもおとなしいです。
が、そのぶん「羊の皮をかぶった狼」感が強調されてますよね。実際本当に強いものは鋭角鋭角してないものです。
フリーザ様も最終形態はツルツルですし、北斗の拳でもトゲトゲモヒカンの悪役よりも、ケンシロウはじめ
強い拳士たちはみなシンプルないでたちですよ(^^)。

135mmという焦点距離はセダンを撮影するにはちょっと短くて、後細りになってしまいます。
欲をいえばサンニッパくらいは欲しいですね。
OMズイコーならモンスターレンズ350mmF2.8が必要となりますが・・・(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50

 例によって開放絞りで撮影のノラネコです。この頃(昭和47年くらい)のレンズにしては
「開放からバッチリ」感バツグンですね。もっともF値は3.5しかありませんから
「開放からバッチリ」でないと使いものになりませんが(^^;)。


 オリンパスOM-1N ズイコー135mmF3.5 1/15 開放 ベルビア50

 ポタリと落ちた椿の花です。三脚での撮影です。
今回はバランスウエィトとしてワインダーをつけっぱなしにして撮影しました。
135mm+ワインダーでもそのままウエストポーチに入ってしまう軽量さが
OMの面目躍如であります。

OMボディは低速シャッターではボディぶれしやすいのでOMユーザーのかたはぜひ
ワインダーつきでお使いください。これは望遠・標準・広角関係なく絶大な効果がありますよ。
マニュアルフォーカスOMボディならOM2000以外すべてワインダーが装着できますから
一機あれば大丈夫ですしね(^^)。


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ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8

2017-03-22 00:09:20 | マイ カメラ ブロニカ

ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8 


 気がつけば早2017年も3月なかばになっております。
2006年ごろに「もう時代はすっかりデジカメ!」といった風潮だったのです。
が、どっこいフィルムの種類は減ったもの、いまだに入手できますし現像もできます。

私のように趣味で写真撮影しているものにとってはデジカメでの撮影はいわば
インスタントのカップラーメンといったところです。一方のフィルムカメラでの撮影は
こだわりおやじがやってる一日36食の限定ラーメンて感じなのです。
まあ、食べればどっちもおいしいんですけどね(^^;)。

最近若い方々を中心に、フィルムカメラを使われている人が増えているそうで
まことに喜ばしい限りです。コダックにいたってはエクタクロームを復活させてくれるとか(^^)。

そして中判カメラファンの間で静かなブームになっているのがゼンザブロニカです。
とくに初期のフォーカルプレーンシャッター搭載のマシンはイストテクニカルサービスという
修理屋さんがメンテをしてくれるそうで、ますます人気のようです。
レンズもツアィスやニッコールといったブランドがラインナップされてますしね。

フォーカルプレーンシャッターのブロニカは若い方におまかせすることにしまして
おじさんは全く人気のないレンズシャッタータイプのゼンザブロニカSQで
行ってみることにしましょう。

レンズシャッターシリーズのほうがフォーカルプレーンのシリーズよりも
むちゃくちゃ安く入手できるからというのもあるのですが(^^;)。



ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 F8 フジカラーPRO400N

 またまた期限切れのフジカラーPRO400Nフィルムがカメラバッグの隅から出てきました。
あまり冬の屋外での撮影向きのフィルムではないのですが、貴重なデッドストック品ですから
使わないわけにはまいりません。

このカメラは1998年・・すなわち、平成10年に限定200台で発売された限定版です。といっても
外装の貼り皮の色が茶色なのと、記念バッジが付いているだけです。特にノーマル版と仕様が違うわけではありません。
実は売れ行きが悪くなって不良在庫にならないようにパーツのストックをメーカーが体よく処分・・あわわ、
貴重な資産を有効に使って新しいユーザーに提供し、中判カメラの魅力を発信しようとしたわけ
ですね(^^)。


ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/15 F16 フジカラーPRO400N

 曇りの天候で使うようなフィルムではないのですが文句は言えません。
残念ながらなんともどろどろな発色になってしまいました。
しかも三脚で撮影しているのに水平が取れていませんね。われながら忸怩たる思いがします(TT)。


ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/8 F8 フジカラーPRO400N

 またまたまっすぐに撮影できてません。レンズシャッターでブレが少ないというのがSQシリーズの
セールスポイントです。遅めのシャッターにしてみましたが標準レンズで撮影するとあんまり関係ないようです。


ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 F5.6 フジカラーPRO400N

 実にみごとなだるま夕陽が撮影できたのですが・・スタジオ用ネガカラーPRO400Nだとこんな色です。
夕陽の撮影ですからベルビアも持参していたのですが、慣れてないカメラゆえフィルム装填に失敗して
まるまる一本貴重なベルビアをパーにしてしまいました(TT)。


ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 F8 フジカラーPRO400N

 手持ちでの撮影にもチャレンジです。ローライのささやくようなシャッター音に慣れていると
ミラーのバタンコ感がすごく感じられます。ミラーの作動が終わってからの「ペチ」という
電子シャッターがなかなか脱力させてくれますです。


ゼンザブロニカSQ-Ai 1998スペシャルエディション ゼンザノン80mmF2.8
1/250 開放 フジカラーPRO400N

 開放絞り・最短距離での撮影です。ボケ味は二線になってけっこう残念感がありますね(^^;)。
もっとも中判カメラで接写するなら、ちゃんとマクロレンズを使ってください!ということなのかも
しれません。

今回ブロニカで撮影していましたら、「お!ブロニカですね!懐かしいなあ」と
通りすがりのおじさんから声をかけられました。(私もおじさんですが)
「いや~まだまだフィルムでがんばっているんですよ♪」
と愛想をふりまきます。フィルムだってブロニカだってまだまだ遊べますよ~とアピールです。
本当は若い女の子から声をかけられるほうが嬉しいのですけれども(^^)ゞ。


 
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ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF)

2017-03-08 00:52:38 | マイ カメラ ペンタックス
 ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF)


 工業製品にとってそのスタイルは実に重要です。私がいままで出会った35mm一眼レフカメラの中で
一番「デザイン」と「機能性」を融合させて昇華させられていると思っているのがこの
ペンタックスZ-1Pです。

非常にグラマラスなシルエットで、ぼん・きゅ・ぼんとしたマシンですがグリップの前後に装備された
ダイヤルとシャターボタンにごく自然に指がかかります。このダイヤルの回し心地と操作性が最高で
このダイヤルを回して遊びたいがためにZ-1Pを購入したといっても過言ではありません(^^)ゞ。

レンズに標準仕様のパワーズームを装着すれば、完璧にファインダーをのぞきながらすべての
操作が快適に可能という凄まじいマシンなのです。

前作のZ-1からの改良点として、モータードライブが秒3コマから4コマまで走るようになっています。
内臓フラッシュが照射角が35mmから28mmにワイドになって標準ズーム域もカバーしています。
またマニュアル露出の表示がドットバーになったりとNEWモデルにしても良いくらいの改良ぶりです。

たしか最初はコダックが1989年ごろに発売したレンズつきフィルムのおもしろカメラ「パノラマ」
最初だったと思います。35mmフィルムの上下をマスクでカットして、そのまま大きくプリントする・・
という「パノラマプリント」という写真がブームになりました。(大きさはL判の横の長さ2倍くらいです)

最初はレンズつきフィルムだけだったものの、パノラマ撮影専用の「ミノルタピーズ」というコンパクトカメラまで登場しました。
そして途中切り替えができるオリンパスのIZM220が発売されるに及んで「パノラマ途中切り替え」が
新型カメラの必需装備になりました。

その波は一眼レフにも及び、シャッター幕の後ろにアダプターをつけて一眼レフでも
パノラマ撮影ができるようになりました。
(そのアダプターをつけての撮影のさいはフィルム一本全部パノラマ撮影になってしまいます(^^;))。
そしてマイナーチェンジのさいは各社そろって既成のカメラに「パノラマ途中切り替え機構」を組み込みました。
ペンタックスは当時の最上機種Z-1にもパノラマ途中切り替えを装備し、「Z-1P」として発売したのです。
 
ただ残念ながらネーミングがパノラマ途中切り替えを主張する「P」ですからね。
これが「S」とか、「PROFESSIONAL」だったりしたらセールスはぜんぜんちがったものに
なっていたかもしれませんが・・・。庶民の味方ペンタックスさんはあくまでも
「普通のファミリーユーザー」目線なのでした(^^;)。


 ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) プログラムAE プロビア100F

 ペンタックスは昔からカメラの背を低くしたいメーカーなので、Z-1Pもせいいっぱい縦の寸法を
縮めるのに努力したのであろうことがうかがえます。ただ大きいレンズを装着すると
横長にみえて、ちょっと損をしていますね。


 ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) プログラムAE プロビア100F


ペ ンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) プログラムAE プロビア100F

 せっかくなのでパノラマに切り替えて撮影してみました。
ポジで撮ると映画館のシネマスコープみたいでなかなかカッコいいでしょ(^^)?


ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) 1/125 F5.6 プロビア100F

 いつもの明石海峡の夕陽撮影です。
こういったシチュエーションで大活躍なのが、「ハイパーマニュアル」です。ハイパーマニュアルモードにして
グリップ後ろのIFボタンを押せば、一発で適正露出にセットしてくれます。
そこからシャッタースピードと絞りダイヤルを任意に設定できるので、明るめ:暗めの夕陽の
撮影が思いのままです。


ペンタックスZ-1P FA☆200mmF2.8ED(IF) 1/125 F5.6 プロビア100F

 この当時のハイスペック機としては非常に軽量で650gしかありません。オプションの
ホールディングストラップを装着すると劇的に安定度が増しますのでぜひとも手に入れたいですね。

キワモノ扱いのパワーズームのレンズも一本あるといろいろ楽しめそうなので
探してみなくちゃです(^^)。

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フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8

2017-02-06 23:29:15 | キヤノン交換レンズでワンダフル

 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8
 

 先日ひさしぶりに梅田のヨドバシカメラにまいりましたら、T-MAXの400が売られていました。
学生時代に新発売だったのをを思い出し、懐かしい気分で衝動買いしてしまいました(^^;)。
一本のT-MAXの値段が最近買いあさっているジャンクレンズなみの値段だったりします。
学生時代と比較しますと、まさしくおったまげな値上げぶりです。
ただ、中古カメラと同じで存在そのものがもはや値打ちでのフィルムです。ここは社会人の余裕?を見せて笑顔で購入です。

 T-MAXにふさわしいレンズとなりますと、やはりモノクロ時代に設計されたタマが使いたくなります。
ゼブラ柄のヘリコイドがかっちょよい、Lマウントのキヤノン50mmF2.8を選択してみました。
レンズ構成はテッサータイプですが、新種ガラスの採用でF2.8の明るさを達成とか。
限られた範囲内で限界までの性能を追及・・といった感触ですね(^^)。

 
  フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/250 F8 T-MAX400

 実際の撮影に持ち出してみますと、ヘリコイドの回し心地に指先が楽しいレンズです。
細身の鏡筒をチマチマとつまんでフォーカシングするわけですが、ノブ式のピント合わせより
もおおいにラクチンで速写性もバツグンであります。
 

 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/250 F8 T-MAX400

 塗装しなおされて、ピカピカの鉄人28号です。色がビビッドになって写り込みもなかなかです。
いっそのこと季節ごとに衣替えしてみれば観光客も誘致できるのではないでしょうか?


 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/250 F8 T-MAX400

 長田にあります旧双葉小学校で、今は地域の人材支援センターになっているふたば学舎です。
私の世代にとってはなつかしい、校舎の真ん中に講堂があるタイプです。
昭和の小学校の雰囲気が満点ですね。床は板張りで「油引き」をしないといけません(^^)。


 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/60 開放 T-MAX400

 斜めに差し込む夕陽が良い感じです。むかし国産レンズらしいへちゃつぶれ感ですが、ネガではもう少し出てます。
昔の人なら覆い焼きなどのテクニックを駆使して、きちんとしたプリントを作られるんでしょうね。
私は根性なしなので取り込み一発ですが(^^;)。テッサータイプにしてはかなりコントラストが
出ているほうではないでしょうか。


 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/125 開放 T-MAX400

 人気の鉄道写真家の中井精也さんです。トークショーに参加させていただいたのですが、写真の技術はもちろんですが
おしゃべりの軽妙さには感動しました。お人柄も非常に気さくでフレンドリーな方でした。
開放での描写ですが、室内光がよくまわってなかなかの写りです。このレンズは開放からばっちり使えますね~。


 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/250 F8 T-MAX400

 モノクロですと、ついつい廃団地など撮影したくなります。子供たちがにぎやかに遊んでいたであろうブランコも
取り払われて支柱を残すのみです。新しく建て替えられてまた元気に遊ぶ姿が見られると良いですね・・・。


 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/250 開放 T-MAX400

 定番の近所の開放野良猫です。バックのボケ味は二線ボケでほにょほにょです。
しかしこの二匹の猫のメンチの切り方はすごいですね。まあ、撮影しているのが私という怪しいオッサンですから
警戒したくなるのはわかりますが(^^;)。


 フォクトレンダーベッサR3A キヤノン50mmF2.8 1/250 開放 T-MAX400

 開放から解像感がすごいレンズで、猫のヒゲもピシっと描写されています。線も細くてこの手のレンジファインダー50mmレンズでは
最強かもです。なんでも発売時には引き延ばし用レンズとしても使えるとセールスされていたとか。
モノクロ時代のレンズですから、カラーでの色目はあまり期待できませんけれど、デジタルでアダプター遊びをされている方にも
おすすめレンズですね。あ、アダプター遊びをする方は、開放絞りではもへもふで周囲の描写はぐりぐりのほうがいいのかな(^^)?

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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4

2017-01-06 22:36:21 | マイ カメラ コニカ

 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4


 企業の製造する製品名が有名になって、会社名を喰ってしまう・・というのはカメラ業界では非常にポピュラーです。
私的にはニコンやペンタックスという会社名よりも日本光学や旭光学のほうがカッコいいと思うのですが(^^)。

オートリフレックスは知らなくとも、「ジャスピンコニカ」というカメラは一度は聞いたことがある・・いやいやうちにも
あったよ!という方が多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのはコニカと社名変更する前の小西六写真工業時代の一眼レフであるコニカ オートリフレックスT3です。
発売は昭和48年らしいです。縦走りシャッターのコパルスクェア搭載でどっしりがっちりのマシンです。

先代モデルのコニカFTAが輸出ではかなり高評価だったようで、アメリカ人などにはちょうど良い大きさなんでしょうね。
今となっては触ったこともないという方がほとんどでしょうけど、コニカARマウント版のニコマートと思っていただければ
このカメラの雰囲気がわかると思います。

シャッター優先式EEで露出ができるのですが、指定の水銀電池はもう販売していません。
わざわざアダプターをかましてまでEE露出をせずとも機械式のシャッターで撮影できるので電池レスで撮影しました。
今となってはフル電子制御のマシンよりかえってコンビニエンスです。

装着レンズはヘキサノンAR50mmF1.4です。新旧3種類くらいバージョンがあるらしいのですが
絞りがF22まである最後のバージョンです。描写の評判が良いのは絞りがF16までの中期型らしいのですが(^^;)。
50mmF1.4という超メジャースペックにもかかわらず選べるほどタマ数がなく、最終バージョンで妥協です。
私がジャンクにこだわるからなかなか見つからないわけですけど(^^)ゞ。


 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 昨年の紅葉はここ数年のうちでは一番素晴らしかったですね!紅葉時期の最初にパンと寒波が来て寒くなったこと、
それから雨がふって水分が補給され、つやつやのまま葉が赤くなったことなどが美しくなった要因のようです。

もっともそういう年に限って私はなんやかやと忙しく、今年の紅葉の撮影に使えた時間はトータルでわずか3時間あまりでした(TT)。


 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/60 F2.8 ベルビア50

 日陰の撮影だけありまして、少々青っぽい発色です。もっともヘキサノンレンズは昔から青っぽレンズで
有名です。コニカのフィルムが赤っぽい発色で定評がありましたから、サクラカラーで撮影すれば
ちょうど良くなったのかもしれません(^^)。



 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/250 開放 ベルビア50

 期待していた開放絞りでの撮影です。残念ながらアウトフォーカス部のボケはうにゃうにゃでズームレンズの
ボケみたいです(^^;)。昔よく言われていた「絞って使おう国産レンズ」という標語を
思いだしてしまいました。



 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50 

 ということで、晴れた空でF5.6まで絞って撮影しています。ヘキサノンの定評である、シャープで
カリッとした描写がいかんなく発揮されています。
あいかわらずの青っぽ描写ですが(^^)。


 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/500 開放 ベルビア50

 夏の間にだれまくっていた野良猫です。秋になり冬毛になってもふもふであったかそうです。
これまたあいかわらず寝てばかりのニャン助ですが。

 ヘキサノンレンズは一時ブームともいうべき人気でしたが、最近はすっかり廉価になりました。
オートリフレックスT3は非常に頑強なボディである意味壊れるところがありませんから
ヘキサノンのシャープな描写を楽しむにはうってつけのボディです。

ジャンク箱の中での出現率も高いですから、興味もある方はぜひ挑戦してみてくださいね。
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タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF) 176A

2016-12-03 00:16:54 | タムロン交換レンズでワンダフル

 タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)176A


 日本人なら誰でも知っている、かつて存在していた軍艦で戦艦大和というフネがあります。
現役当時「世界最大・最強」の戦艦であった・・というわけで、第二次世界大戦中の旧海軍のフネの
中でも圧倒的ともいえる人気を誇ります。私が一番好きな航空戦艦の伊勢と比べましても100倍は
知名度も人気も高いですね(^^)。

その大和さん、実は大きいことばっかりが喧伝されていますが、実は設計者の方々は最大限の努力で
フネを小さくすることに努めたんですね。軍艦ですから大きければ大きいほど戦闘時にはマトとしての面積が
大きいことになりますし、整備のときの入渠できるドックも限られてしまいます。

運動性もニブくなりますし、なにより建造にお金も時間も人手もよけいにかかります。ですから大和の評価としましては
「あれだけの攻撃力・速力・防御力をもたせながらよくぞここまでの大きさにまとめあげた」というのが
正しいのだそうです。といっても全長263m・全幅38.9mもあるわけですが(^^)ゞ。

 前置きが長くなりましたが、タムロンの戦艦大和とも言うべき大口径標準ズームの
SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)です。

最大径X全長は84mmX112mm:重量は905gもあります。
フィルターはΦ82mmですからレンズ保護にフィルターを装着しただけでたいがいの重さになります(^^;)。

当時の広告によりますと「複合非球面レンズ4枚、特殊低分散(LD)レンズ3枚を採用。
さらに28-200スーパーで実績のあるインテグレイテッド・フォーカス・カムにより全長の
小型化と最良の重量バランス、そして総合的な光学性能の最適化を達成」したのだそうです。

レンズは13群15枚でたっぷりこんと使われています。非球面レンズがそのうち4枚も使われていますから
一生懸命レンズ枚数削減に努力されたのでしょう。重さに関しては「最良の重量バランス」という表現です。
さすがに「軽量化」と言うにははばかられたのでしょうね。ほとんど1キロのレンズですから(^^)。

私はピントはマニュアルフォーカス派ですから、マウント交換のできるタイプにしました。
実際にレンズを手にしてみますとあまりにも太すぎてバランスのとれそうなボディといえば
ニコンF4Sくらいしかありません。ご自慢のインテグレイテッド・フォーカスのせいか
マニュアルフォーカスなのに予想外にピントリングがスカスカで、げんなりです(TT)。
こんなことならAFバージョンのほうが良かったかな?

 標準ズームとしてはあまりにも大きなレンズゆえ、購入以来ずっと持て余しぎみでした。
まさしく大きすぎて使いにくい・・大和と同じです(^^)ゞ。が、なんと
あの戦艦伊勢を神戸で建造した川崎重工が、同社が製造した旧日本軍陸軍の戦闘機「飛燕」を修復して
ポートターミナルで展示するとの情報が!

地元民としてはぜひとも見学に行かねばなりません!入場料も無料ですしね(^^)。
客船の待合であるポートターミナルでの屋内展示だそうですので、明るいズームレンズが最適です。
ついにわが大和レンズSP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)が
初出撃でございます。


 ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 F4 プロビア400X

 開館前からすごい人の列で驚きました。ただギャラリーの人の平均年齢が高めで最年少が私くらいです。
私より若い衆はガンダム世代になってしまいますからね。趣味的な仕事ではなく川崎重工の
「メーカー純正レストア」です。できるだけ当時のオリジナルに近づけるように苦労されたそうです。
欠品していたメーター類などはヤフオクでマニアから落札して揃えられたとか(^^)。
 

 ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 F4 プロビア400X

 搭載されていたハ140エンジンです。初期型エンジンのハ40のパワーアップバージョンです。
ハ40はドイツダイムラーのDB601エンジンのコピーということです。
ツァイスゾナーをコピーのニッコールにさも似たりといった関係ですね。
しかしよくオリジナルのエンジンが残っていましたね~。


ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 開放 プロビア400X

 隣に展示されていました同じく川崎重工製スーパーバイクH2Rのロゴです。
開放で撮影しますとアウトフォーカスはふわふわの滑らかなボケで、さすがはタムロンレンズです。
実はフレームがアルミではなく鋼管で微妙にコスト削減のような・・・(^^;)。
もっとも時速400キロも出るそうですから、並んで走れば飛燕と編隊を組んで走れてしまうという恐るべきバイクなのです。


ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/500 F8 プロビア400X

 川面の反射もきついのですが・・さすがは高級ズームレンズらしく逆光にも強いです。
コントラストも良く出ていますね。タムロンらしくトーン重視の描写のようで感度400フィルムですが
へちゃつぶれ感もありません(^^)。


ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 F5.6 プロビア400X

 高倍率のズームレンズで設計の妥協点といえば、やはり歪曲収差はやむを得ず諦めるといったところでしょうか。
阪神御影駅のホームです。ホームが曲がっているのはレンズの歪曲ではなくカーブ線路の上に駅があるからです。
屋根の支柱が曲がって描写されているのはダイレクトに歪曲収差ですが(^^;)。


ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 F4 プロビア400X

 昭和の香りの児童公園です。真ん中の木が大きく育ってしまい、昼なお暗い感じです。
せっかくの大木ではありますが、毛虫がうじゃうじゃとわくヒマラヤ杉なので
思い切って切ってしまったほうが今時の子供には良いのではないかしら?


ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 F4 プロビア400X

 兵庫県立美術館の南側に立つ「サン・シスター」です。右手に携えるトゲトゲがちょっと怖いです。
おじさんはついついスカートの中に露出を合わせてしまいました(*^^*)。
明部から暗部までなかなかにコントラストが良く出ているかと。


ニコンF4S タムロン SP 28~105mm F2.8 LD Aspherical(IF)
 1/125 F8 プロビア400X

 先ごろきれいに塗装しなおされた鉄人28号の塗り替え前の姿です。
足場の組んである状態も貴重ではないかと撮影してみました(^^)。

 タムロンらしく柔らかい優しい描写のレンズでした。ズームレンズではカリカリとエッジを
立てぎみのレンズが多いですから貴重ですね。頑張って長いほうの焦点距離を105mmまで伸ばしたのは
「ぜひ、この素晴らしいズームでポートレイト撮影も楽しんでください!」ということなのでしょう。

あまりにも大きくて重たくて、28mm・50mm・105mmのレンズをバラでもっていったほうが
軽いのではないか?というツッコミも聞こえてきそうですが・・・タムロンのプライドをかけた
大和レンズですから、ぜひ見せびらかし効果も考えて撮影会などで駆使してみねばですね(^^)。




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オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100

2016-11-08 22:00:36 | マイ カメラ オリンパス

 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100


 工業製品には「最終型信仰」というものがありますよね。長年作り続けられてきたモデルが製造終了になる
直前のモノが一番良い・・みたいな。

また反対に「最終型は部品点数を減らしたり、もとは日本の工場でつくっていたのに海外生産に
なっていたりするし、コストダウンもしまくってるから初期型のほうが良いよ」という話もあります。
何より初期型は理想に燃えて設計されている、そのままの仕様で発売されるので上等な部品が使われていたりします。

初期型は部品がアルミやけど最終型はプラスチックに変更なんてのはよく聞くはなしです。
もちろん売れ行きが良ければ改良されたりして逆の場合もありますよね。
かつては内臓コンピューターが進歩してオートフォーカスのスピードが同じモデルなのに
スピードアップしているということも少なくありませんでした。

そんなこんなで私は製造終了前の生産ラインがバリバリに稼働していて、一番品質も安定していた状態で生産されていると思われる
最終型一歩前のモデルが結構好きです(^^)。ライカレンズの赤エルマーなんかが有名ですよね。

今回のミューⅢワイド100は、大ヒットしたミューシリーズの最終3兄弟のうちの
28mm~100mmズーム搭載の広角レンズバージョンです。
ちなみにあとの2機種は37.5~150mmの4倍ズームと38~120mmの望遠兄貴分です。

3機種の最終型兄弟のうち、やはり触手が動くのはワイドレンズ装備のミューⅢワイド100になりますよね。
搭載レンズは28~100mmF4.6~11.9。さすがに100mmはくらくらに暗いですが
シャッタースピードが遅くなればフラッシュをたいてしまえ!というわけですね(^^;)。

AFは11点マルチワイドで、測光は3WAYのAEというのがウリです。
3分割アモルファスシリコンセンサー・赤外測光センサー・11分割AFセンサーを用いた測光で
シーンに応じた最適な測光が可能とか。
コンパクトカメラにはもったいないくらいのセンサー量のような気もしますが・・・
どれだけばっちしピント&露出を決めてくれるのか?
期待に胸をふくらませ、ポジフィルムをつめて撮影に出発です(^^)。


 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 11点のオートフォーカスセンサーがありますが、しっかりお山のマークの無限大モードがあります。
こういった景色では積極的に使いましょう(^^)ゞ。一番ワイド側の撮影ですが、高倍率ズームとしては
かなり頑張っている描写ですね!もっとも使われ方を考えれば3mぐらいの距離が一番得意であろうと
思われるのですが。
 

 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 ズームを一番伸ばした100mm域での撮影です。100mmでは絶対フラッシュが光るので
あんまりスナップ向きではないですね(^^;)。巫女さんの髪留のおのしがでっかくて面白いです。
望遠域のボケはまあまあといったところでしょうか。


 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 100mm時の最短撮影距離は80cmであんまり寄れません。(28mmでは60cmです)接写という
感じでは無理でギリギリに寄ってもお花の写真はこれくらいがいっぱいいっぱいです。
100mmですから当然フラッシュが光っているわけですが、バックが暗くなるのでお花が浮立つのは
ケガの功名ですね。
 

 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 28mmですと四隅の引っ張られ感が半端ないです。もっともこれくらいのコンパクトズームでは
普通の仕様といえなくともないですが(^^)。


 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 真逆光の撮影でもちろん自動露出ですがかなり頑張って補正してくれています。
さすがは3WAYのAEです。3分割アモルファスシリコンセンサーの威力がいかんなく
発揮されております。


 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 ズーム真ん中へんの画角の撮影です。なんか屋台の装飾が最近のガンダムオルフェンズを思い起こさせます。
いや、どっちが先かを考えるとガンダムが屋台に似てるんですね。日本人の美意識は神代の時代から
連綿と受け継がれているというわけですね(^^)。


 オリンパス ミュー μーⅢ ワイド100 プロビア100F

 今回真面目にミューⅢ ワイド100で撮影してみて完成度の高さに驚きました。
発売された2002年には、すっかりメーカーもユーザーもデジタルカメラに意識が向いていたので
販売数も多くなかったようですが、もしもジャンク箱などにころっがっていれば必ず
サルベージしてやるべきマシンの一台ですよ(^^)。 




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コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2

2016-10-30 23:50:15 | マイ カメラ ヤシカ

 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2


 私は以前カメラを販売するという仕事についていたのですが、少しく複雑な気持ちで接していたのがこの
コンタックスRTSⅢです。というのも当時の上司が大変なコンタックスファンで、自前のRTSⅢを駆使して
作例写真を撮影してくるのです。
「どや!」顔で展示をしていたのですが・・「これ・・そんなにええ写真かいな?」
というのが多かったんですね。といって上司の作品ですから口に出せるわけでもなく(^^:)。

お店としてはRTSⅢを一台販売すれば実際の儲かる金額はともかく、売上額はニコンF4SやEOS-1Nをはるかに
しのぐのですから上司のおぼえもいとめでたいわけですが、いかんせんあまりその上司とは仲良くなかったもので(^^)ゞ。

そんな複雑な想いですごしていた日々からもう二十五年あまりの月日がたちました。気がつけば京セラのサービスも終了し
電子回路のカタマリであるRTSⅢは故障すれば一巻の終わりマシンになっていた・・と思いきやなんと!

「リペアサービス諏訪」さんという修理工房が存在するではありませんか!京セラ岡谷工場からの
パーツスットクもたんまりとお持ちのようで、京セラ製造になった167MT以降のコンタックスカメラなら
ほとんど治していただけるそうです!

となりますと、文字どおりほとんど捨て値にしか思えないような値段で販売されているRTSⅢも
二十五年ぶりに使ってみたくなりました(^^)!

何より「マニュアルフォーカスレンズに自動フィルム巻き上げ」が仕様のマシンをこよなく愛する「自動巻きクラブ」の
会員としては最上級機種でありますから。

 RTSⅢのお供に装着したのはヤシカML55mmF1.2です。シャッタースピードが1/8000秒までありますから
1.2で開放バリバリの写真が撮りまくれるのではないか?という期待を込めて出発です。


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X

 明石のご当地アイドルYENA☆(イエナ)です。イエナというのは明石天文科学館のプラネタリウムがツァイスイエナ製
でそこからあやかったそうです。コンタックスでイエナを撮影!まさに王道ではないでしょうか(^^)?

秘蔵していたプロビア400Xが古くなっていたせいかずいぶんとアンダ目の露出になってしまいました。
もっともRTSⅢ自体がプロ&ハイアマチュア向けでもともとアンダ目マシンなのかもしれませんが(^^;)。


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X

 とっても親しみやすい雰囲気のユニットですが応援サポーターみたいな常連さんたちもいて
声援を送られていました。少々ファンの年齢層が高めに見えましたが(^^;)。

秒5コマを可能にする巻き上げ速度がありますのでこのような動きの激しい被写体にはストレスなく
シャッターチャンスが狙えます。ヤシカの色目はツァイスと比べますとやはり地味目ですね。


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X

 続いてはゆるキャラ3人組の明石の時のわらし・JR西日本のイコちゃん・明石のパパタコです。
イエナの次に三連で登場ですが、残念ながらギャラリーは一気にイエナの1/3以下になっていましたが・・・。


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X

 大阪駅のホームで鉄ちゃんなどしてみました。昔よく撮影していたキハ181系の後継キハ189系のはまかぜです。
白目がちで水木しげるさんの妖怪キャラクターみたいな雰囲気です。キハ181系のときに連結されていたグリーン車が
ないかわりに全車がグリーン車なみにリッチなシートだとか。そのかわりに社内販売はなくなってしまったそうです。
ヘッドマークもなくてドライすぎて寂しいですね。


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X

 ちょうど大阪駅ではくまもと復興観光キャンペーンをしていました。ということはあのくまモンに会えるかも?



 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X

 そしてついにくまモン登場です!同じゆるキャラでも前記の明石の3人組とはまさにレベルの違う人気です。
熊本では震災以来修学旅行などがかたっぱしからキャンセルされて観光の復興はまだまだですとか。
熊本はそうなよかトコですけんで、皆さん熊本に遊びに行かなんですばい!
くまモンのしぐさはほんなこつむぞらしかですね(^^)!


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 開放 AE +1補正 プロビア400X

 なかなかに絞り開放での撮影のチャンスがないもんで、一緒に展示されていたホンダの熊本工場で製造の
バイクの「くまモンキー」のタンクなど撮影してみました。ビオゴンもびっくりの凄まじい周辺光量落ちですね。
日の丸構図にしないとまともに使えそうにありません(^^)ゞ。


 コンタックスRTSⅢ ヤシカML55mmF1.2 1/125 F5.6 プロビア400X
 
 大阪環状線の車両にもくまモンのラッピングがほどこされておりました。
おどんらもはまって応援するけんで熊本の方も身体ば気いつけてがまだしてはいよ(^^)/!

 久しぶりにRTSⅢを使ってみて一番快適だったのはファインダーでもダイヤルでの操作感でもなく
フィルム巻き上げの素早さでした。さすがは自動巻きクラブのフラッグシップです。

でも本体の重量はさすがに疲れましたね。(電池ナシでも1,150gもあります)
グリップの握りごこちは悪くないのですがレリーズの位置がもう少しグリップ端によっていればもっと
感覚的によかろうと思えました。
次の撮影にはツァイスのテッサー45mmでも装着して軽量化してみますか(^^;)。

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C ビオゴン21mmF4.5 ZM

2016-10-03 00:06:22 | コシナ交換レンズでワンダフル

 C ビオゴン21mmF4.5 ZM


 「レンズの味」という表現があります。舐めてみて甘いとか辛いとかいうことではなく、そのレンズで撮影した時の
描写の個性と言い換えても良いかもしれません。

そこでマニアック&ニッチなマーケティングを得意とするコシナがツァイス銘で2007年に発売したのが
今回ご紹介するC ビオゴン21mmF4.5 ZMです。

名前のとおりむか~しからあるコンタックス用のビオゴンレンズを現代の技術でよみがえらせたクラシックテイストの
レンズ・・というわけですね。もっとも本家のビオゴンがどんなレンズだったかは知りませんので
純粋に「ツァイスの21mm」という評価しかできませんが(^^)ゞ。

F値は4.5という暗さですが、おかげで非常に小さくまとめられていて、ちょい撮りのスナップには
最適ですね。暗めのレンズですので露光不足にならないようにとAE撮影ができるツァイスイコンに装着しましたら
なんと電池が消耗してしまっておりました(TT)。

仕方なく私のコレクションの「電池がなくても写せるシリーズ」のライカMDを取り出してきました。
ライカMDもおよそ何年ぶりかの出動ですがそもそも故障するところがないカメラですからこのような非常時には
頼れる助っ人であります(^^)。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/30 開放 ベルビア50

 「駅近古墳」ではナンバー1ではないか?と思える垂水の五色塚古墳です。古墳といえばもこもこに雑木が生えて
山だか丘だかわからない・・・というのが定番ですが、この五色塚古墳は円筒形埴輪と葺石できれいにレストアされていて
建造当時?の姿を彷彿とさせてくれます。曇っていたので絞り開放での撮影です。開放絞りでもパンフォーカス感バツグンで
超高級写ルンです感が半端ないですね(^^)。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 いかにも明石という土地を象徴する鯛のモニュメントです。青空を周辺落ちでドラマチックにしてくれるまさに
「ビオゴン効果」です。画面真ん中と周辺の光量をくらべますと1絞り以上落ちた感がありますね。
これがビオゴンの味でしょうか。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 長大な明石海峡大橋も21mmという広角でミニチュアみたいに写せました。青空が広がっていると
いくらでもシャッターを切ってしまいます。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/30 開放 ベルビア50

 普段見慣れている景色もなんとなくストーリー性があるように変換して描写してくれる楽しいレンズです。
非常におどろどろしい魚の棚のタコの絵です。今風に萌えの絵にしてもらったほうがオタクのおじさんとしては嬉しいですが(^^)ゞ。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 周辺落ちばかりに目を奪われますが、けっこう太い線の描写をする玉です。もっともベルビア50なんぞよりも
モノクロでコントラストが高めのフィルムなどのほうが相性が良いかもしれません。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 生命感たっぷりの楠の枝ぶりが素敵な龍野城です。揖保川の恵みで非常に情緒豊かな街並みで
楽しく撮影できます。ヒガシマル醤油と揖保乃糸そうめんのふるさとでもあります。
今年の夏は猛暑でしたのでとってもお世話になりました(^^)。

 

 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 青空に溶けこんでしまうような高圧線もきちんと描写していますからパワーのあるレンズであることはまちがいありません。
コシナメイドらしく青っぽさは常に漂っていますが(^^)。MDみたいにフォーカスフリーのボディに装着しますと
高級写ルンですとして大活躍です。ネガフィルムで旅行でのスナップが一番正しい使い方かもしれませんね。

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シグマミニテル 200mmF4

2016-09-04 22:28:45 | シグマ交換レンズでワンダ...

 シグマミニテル 200mmF4

 
 以前シグマでダブルヘリコイドでレンズ先端の緑色の部分を回転させると撮影倍率1/3までマクロ撮影できる・・・
というテレマックス135mmF2.8というレンズを紹介いたしましたが、今回は同じような仕様で
1/4倍まで接写のできるシグマミニテル 200mmF4のご紹介です。

135mmと同じくダブルヘリコイド域ではソフト描写になります。この頃のシグマは時期によっていろいろな
ネーミングをされていて、どれがいつ発売されたかとかいまいちわかりません(^^)。

名前は「ミニテル」です。なぜ「ミニテレ」でないのかこれも不思議です。もっとも「ミニ」とついていますが
OMユーザーで小型軽量レンズが普通だと思っている私としてはぜんぜん「ミニ」に感じません。
フィルター径もΦ62mmですしね。

私の本妻マシンたるOM-4に装着しますとでっぷりしていて肥大感が際立つプロポーションになってしまいました(^^)ゞ。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 毎年恒例の小野の平池公園のハスの花ですが・・・コシナもシュナイダーも真っ青の超青っぽレンズですね。
もっともΦ62mmのフィルターが手持ちになかったので今回はフィルターなしで撮影してます。
UVフィルターをつければもうちょっとましになるかもしれませんが・・(^^)。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 色は青っぽですが、このボケ味はなかなかですね。「ボケ味」なんて言葉が設計思想になかった時代のタマにしては
なかなかに捨てがたいボケ方をしてくれています。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 期待のダブルヘリコイド域での接写です。135mmのときよりも圧倒的にボケが強いです。接写だけならこちらのほうが
使いやすいかな?


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 もっとも200mmなのですぐにダブルヘリコイド域までフォーカシングしてしまいます。シャープに接写するのなら
135mmのほうで絞り込んだほうが良いですね。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 開放AE ベルビア50

 開放にするとご覧のとおりふわふわです。被写体を選びますけれども、シジミ蝶くらいの大きさなら幻想的になって
美しいソフト感が楽しめます。近寄らないといけないのでポートレイトにこのボケ味が使えないのは惜しいですねえ(^^)。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 強い光源にレンズを向けてけてファインダーをのぞきますと、スクリーンでそれとわかるくらいに色収差が出まくります。
今どきのデジカメユーザーの人なら「パープルフリンジが云々かんぬん・・」と言われてしまうのでしょうね。

ところがどっこいフィルムで普通に撮影すればまったくなんということもありません。
当時のシグマの交換式のYSマウントで、さまざまのカメラにマルチで使えます。(といっても今どきYSマウントを入手するのは至難ですが)
非常に楽しめる描写ですので前述の135mmと同様オススメレンズのひとつですよ(^^)。
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