月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

おっさんなんどい:調査?報告編(月刊「祭」48号.2015.11月の2)

2015-10-12 18:57:36 | 民俗・信仰・文化-伝承・信仰-
「おっさんなんどい」の調査報告です。
実は、祭当日は調査のことをすっかり忘れていました。それどころか、オミコッサンを幾度となく目にしながら、写真を撮るのも忘れていました^_^:
なので祭前に聞いていたことのみで検証してみます。管理人より3学年上の方は言ったことがあり、8学年上の方は言ったことがないという話を聞くことができました。管理人は1977年度生まれで、オミコッサンを担ぐ小学校5、6年だったのは1988年、1989年です。それより8つ上の方が5、6年の時、1980、1981年の祭では、その掛け声はまだなかったことになります。管理人より3つ上の学年の方が5、6年の時、1985、1986年には「おっさんなんどい」といっていたことになります。また、この記事をアップしたのちに聞いた話ですが、昭和41年生まれの方が、5、6年の時、つまり1976から1978年頃にはやはり、おっさんなんどいと言っていたそうです。
1995年度生まれの方が、5、6年生になる2006年、2007年にはその掛け声は出されていないと聞きました。つまりその時点では途絶えていたことになります。
ところが、今年も同じことを言って子ども達は怒られていたとか。。もしかして、親から子へこの掛け声が伝授された結果なのかもしれません。

●その後聞いた話(2020.10.16追記)
 70代の方も子どもの頃言っていたそうです。2017年か2018年のみき資料館での講演で、聴講してくださった方が教えてくださりました。

◎「おっさんなんどい」の歴史◎
予想とは随分違いました。一応わかったのは、今から37年ほど前にはすでにそんな掛け声があったことです。
 さらに、2017.2018年頃に聴講してくださった70代の方が小学生のころなので、60年、とびとびで伝わってきていたようです(2020.10.16追記)。
 
年によってはそんな言葉が発せられなかったということもあるようで、連綿と続いたのではなく、とびとびで続いてきた掛け声だったようです。


◯編集後記
今年の祭も終わりました。
終わってみると、例年通りあっという間でした。

忘れたくないのは、夜宮の10月11日は大津いじめの自殺事件があった日だということです。親の権力を笠にきて罪をもみ消したり、受かるはずのない学校にうかったり。。。世相は悲惨ですし、三木も例外でないという話も聞きます。

この世相では男気などという言葉も、言葉遊びにしかきこえません。ですが、周りの人のために、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶという本当の男気を持つ人も、この三木にはいるようです。

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