北面武士

至誠通天

大関ヶ原展

2015-06-07 | 日記
六月六日(土) 曇晴

京都文化博物館にて、徳川家康没後四百年記念徳物展「大関ヶ原展」が開催されている。
開催期間:六月二日(火)~ 七月二十六日(日) 
      月曜日休館、ただし七月二十日(月・祝)開館、翌二十一日(火)休館。
開室時間・10:00~18:00
 
前期展示:六月二日(火)~ 六月二十六日(土)
後期展示:六月三十日(火)~ 七月二十六日(日)


先週木曜日に京都の神社を検索していたら、突然「大関ヶ原展」が目に入ったので詳細を確認。
戦国時代フリークとしては最高級の催し物であり、展示物の全てが垂涎の品々ばかり。
数多の関ヶ原合戦図、刀剣、甲冑、旗指物、馬具、茶器、手紙、肖像画等々・・・。 興奮して鼻血が出そうだ!

おっとり刀で土曜日早朝より京の都へ上がり、上賀茂神社~北野天満宮~下鴨神社を参拝した後、京都文化博物館へ移動。 
運が良い事に、市中の博物館前のコインパーキングが1代分のみ空いていた。
はやる心を抑えつつ入館し、1,400円を支払い展示会場へ移動。




徳川家康没後四百年記念徳物展「大関ヶ原展」



エレベーター前の旗先物に血沸き肉踊る。 いざ出陣!

土曜日の昼間というのに予想以上に来場客は少なく、満足するまで展示物を拝観する事が出来た。
また、来場客もあまり歴史に興味があるような感じでは無く、合戦図の前や刀剣類の前で小学生以下のトンチンカンな会話がなされていた事に吃驚仰天。 とりあえず自分の世界にのめり込んで、戦国の気風を感じ取る事に専念する。
合戦図には数多のストーリーが展開されており、画を観るのではなく画を読むという表現が合致する。

今回、茶器の三大肩衝「新田」、「楢柴」と並ぶ「初花」が展示されており、展示場の真ん中に設置してあるショーケースの回り360度から30分間「初花」を拝観させて戴いた。 来場客は「初花」には全く興味がないようだったので良かった。

大名物「初花肩衝」。 書物ではこの角度ばかり表示されているが、今回は側面、後面も満足いくまで拝観出来た。
真贋の目利きは無いが、足利将軍家や織田信長公、豊臣秀吉、徳川家康、他の戦国大名や公家達が愛でた品だと思うと感極まる。



「家康に過ぎたるものが二つあり、唐の頭に本多平八」と絶賛される、猛将・本多平八郎忠勝。 
十二歳の初陣から五十数回の戦において手傷無し! 馬回りの家来達も相当な強者揃いだったはずだ。
私が主君・加藤清正公が敬愛する榊原小平太康政と並ぶ徳川四天王の一人である。 残り二人は酒井忠次と井伊直政。


本多忠勝の甲冑、鹿角脇立兜、黒糸威同丸具足、大数珠を身に纏い、名槍・蜻蛉切りを持ち愛馬・三国黒を駆使。

四天王の甲冑・武具も多々展示されてあり、徳川家家臣団の愚直な強さを垣間見る事ができる。
また、数多の戦国大名達の甲冑・武具展示も充実しており、鼻血ブ~!直前の興奮状態が最後まで続きながら、満足いくまで拝観できた。


徳川家康本陣にて使用された馬印の大扇子。 骨が2mくらいある。 「厭離穢土 欣求浄土」の旗は無かった・・・。



「骨喰藤四郎」・粟田口吉光作
豊臣秀吉が薙刀を磨り上げて寸を詰めた、薙刀直しの脇差し。
切る真似をしただけで骨が砕けるといわれる。 美しかった! 一目惚れ。



黒田長政の愛槍 大身槍 名物 一国長吉。
先日拝領した同田貫又八より若干短いが、鍛えも刃筋も素晴らしい美しい槍。



関ヶ原へは出陣していないが、我が主君・加藤清正公の愛槍。 有名な片鎌鑓ではないが、刃が60cm以上ある大身槍。



展示場出口スペースに記念写真撮影セットが準備してある。 なんとも心憎い演出だ。
左横に掛けてある数種類の陣羽織を借用し、甲冑と並んで写真を撮る事ができる。(無料)

来月は後期展示物を拝観に訪れる所存。 主催者に感謝合掌。

それでは、また。 ごきげんよう。






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