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旬鮮和食仁やのマスターのブログ

栃木県足利市にある和食店、仁やのマスターが料理や大好きなF1について語るブログです

仕事で魚に携わる者として、今回のコウナゴからの放射性ヨウ素&セシウム検出に思うこと

2011-04-06 11:37:37 | Weblog
今回の北茨城市に水揚げされたコウナゴから、放射性セシウムとヨウ素が検出された件について。対応がひどすぎます。漁民の側にたつならば、あんな対応はできないはず。放射性セシウムの暫定基準値は決まっていたが、放射性ヨウ素の基準値が決まってなかったとはおかしくないですか?半減期が八日だから?おいおい、日本人は、とれたてを刺身で普通に二、三日以内に食べますよ。もうだいぶ前に最初に福島第一原発の近海で放射性ヨウ素が検出された時点で、こうなる可能性があることは、予見できたはず。
さる 一日に、同じ北茨城市の別の港のコウナゴから、放射性ヨウ素が検出されたとき、基準値がないから大丈夫だろうと、漁民がこれからも漁に出ると言っていたのを、自分はニュースで見てました。正直大丈夫なのかな?と思っていましたが、昨日、枝野官房長官が魚に関しての放射性ヨウ素の暫定基準値を発表したというニュース。後手後手もいいところ。漁民の気持ちを考えてみてください。大丈夫だと思っていたら、急に基準値をきめられ出荷停止にされる。昨日、知ったときにblogやツイッターに気持ちを書きたかったのですが、やはりこうゆう批判的なことを書くときは、きちんと事実関係を把握してからと、ニュース及び今朝の朝刊を熟読しましたが、やはり本当に対応がひどいです。まだ、肉類に関しても決まってないそうで、正直あきれました。危機管理ができてないというか…楽観的というか…
原発に関してもそうですが、まずは最悪の事態を想定して対策をたてるべきだと思うのですが、どうも最悪のことは起こるわけがないと考え、国民に楽観的観測で発表し、不測の事態が起きると、想定外として後手後手の対応をしている。本当は違うのかもしれませんが、少なくとも自分の目には、そううつります。
今回の低濃度汚染水の大量放出についてもですが、そもそも何に対しての低濃度なんでしょうか?ピットから漏れだしていた高濃度汚染水に対してならば、言葉の使い方がおかしい。みんな誤解してしまいます。
汚染水放出の事前通告がなかったとして、韓国が遺憾の意をしめし、ロシアも不快感をしめしています。昨日、深夜まで、お客様と今回の東日本大震災、福島第一原発の事故、そして放射能のこと、そして経済のこと、自粛問題のことなどいろいろと話ました。1番印象深かったのが、「このままいくと、日本は鎖国状態になっちゃうね」という一言でした。日本のものを外国は買わない。外国から日本に人がこない。
実際に、福島第一原発の現場で戦っている人達には、本当に感謝しています。恐らく想像を絶する現場でしょうから。でもあなたたちしかいない。自分は何もできませんが、自分にできること、やるべきことを精一杯がんばります。
福島第一原発で戦っている人達のためにも、お客様と話していたような事態にならないことを切に願っていますm(__)m

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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可愛そうなコウナゴ (盗人・李メドベージェフ)
2011-04-06 12:15:08
放射性物質で汚染されたかわいそうなコウナゴ。コウナゴを食べる魚は何なのだろう。
漁民もコウナゴ愛好家も原発事故の犠牲者となった。
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盗人・李メドベージェフ様へ (仁やマスター)
2011-04-06 12:24:32
本当にかわいそう。犠牲にならなくていい人達、魚が犠牲に。これ以上拡がらないで欲しいですm(__)m
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