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Hong Kong Sustainability Diary

香港に住む自身が、香港で見て聞いた生の情報を持続可能性、環境保護などの観点で紹介し、日本と香港との比較分析も行います。

香港人の英語力

2007-05-28 | 香港の生活の質
本日の学校の授業の中でちょっと話題になった「英語」について、調べてみました。
よく日本の知り合いから言われるのは、「香港人はみな英語がしゃべれるんでしょう?」ということであるが、そんなことはまったくありません。この誤解はたぶん、10年前まで英国の植民地であったことが影響しているとは思いますが、確かに英語教育は日本より進んでいるのかもしれませんが、そうかといって決して英語力がたかいということはないと思います。

よく英語力の国際比較で使われているTOEFLの国別平均を見てみました。



知らなかったのですが、今はTOEFLのテスト、インターネット、コンピューター、ペーパーの3種類のテストがあるのですね。(と説明しておいて具体的に何がどう違うのかぜんぜん知らないのですが)最高点もそれぞれ違うので、別々の表にしてみました。

日本の英語力はアジアでも最低だというのはよくニュースでやったりしていましたが、やはり香港のほうが少し上回っていますね。ただ、世界的にみると香港も必ずしも英語力は高くないことがわかりました。

ところで、こちらのバスにはテレビが流れているのもあるのですが、やっている番組の中に子供向けの英語教育番組がありました。興味深いのが、実はこの番組、英語学習用だけではなく、中国語の普通語(北京語)学習用でもあるのです。つまり、ひとつの単語なりセンテンスなりの説明に広東語、英語、北京語と3語でやっていて、香港の子供は英語と北京語と2語同時に学習できるというわけです。
香港も中国返還から10年、北京語教育がかなり浸透しているのが理解できました。当然英語教育の重要性も相変わらずですが。

私も負けずに勉強せねば。

<参考>
The TOEFL Test and Score Data Summaries
http://www.ets.org/Media/Research/pdf/TOEFL-SUM-0506-CBT.pdf
http://www.ets.org/Media/Research/pdf/TOEFL-SUM-0506-iBT.pdf

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