Hong Kong Sustainability Diary

香港に住む自身が、香港で見て聞いた生の情報を持続可能性、環境保護などの観点で紹介し、日本と香港との比較分析も行います。

香港の報道の自由

2007-08-17 | 香港の社会
日本では連日の猛暑で大変のようですが、香港はなんと昨日の最高気温が30度を下回っていました。一日エアコンをつけなくてもあまり問題ないような感じです。以前は、香港は暑くて大変、大変と感じていましたが、今は日本に住んでいなくてよかったなと。。。暑いと本当に大変ですね。

昨日、香港のQOL指標について紹介しましたが、その中の1つの指標、「報道の自由度」について、国際的なランキングが毎年発表されていますので、日本との比較で香港の結果について紹介したいと思います。

国境なき記者団(Reporters Without Borders(RWB))というジャーナリスト国際的なNGOが、毎年発表しているWorldwide press freedom index(世界報道自由指数)という指標があり、国別ランキングも同時に発表されています。

最新の2006年のランキングを見ると、一位は フィンランド、アイスランド、アイルランド、オランダとなっており、2002年のランキングの発表開始以降、ずっと上位をキープしているようですね。
(ランキングの詳細)

さて、2002~2006年の日本と香港の指数およびランキングは以下の通りでした。


指数は数字が小さいほうがよいということみたいです。
香港も日本も2006年にかなり悪化しているのが気になりますね。

国境なき記者団がこの指標とは別に出している年次報告書の2007年版では以下のようなコメントがありました。

Hong Kong continues to enjoy real press freedom but political and financial pressures from Beijing are constantly increasing.

やはり長期的に見て、中国政府からのプレッシャーが徐々に高まっているようです。

ちなみにこの指標は、50の質問項目について、14の団体と130人の特派員、ジャーナリスト、調査員、法律専門家、人権活動家らに回答してもらって数値を出しているそうです。質問項目は、主にジャーナリストニュースメディアに対する妨害行為(殺人、投獄、暴力など)についてや、法的規制、インターネットに関連することなどがあります。(詳しくはこちら

「報道の自由」というのは、私のような一般人の日々の生活の中ではなかなか感じにくいことですが、実は新聞やテレビなどの報道が日々の生活のさまざまことに大きく影響していることは事実ですし、私たちのQOL、もしくは持続可能性に大きく関係していると思います。

<参考>

Worldwide Press Freedom Index 2006
http://www.rsf.org/article.php3?id_article=19388




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