お座敷都市開発

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湘南色プロジェクト…国鉄113系(2000番台)

2013年12月05日 21時30分25秒 | レゴ(オリジナル)
地上での使用(地下線内では無い)、暖地向き基本番台のシートピッチ拡大車、2000番台も作ってみました。前記事の京阪神快速編成の続きで、5号車~8号車までに組み込む設定です。

113系の面白さは、多様なバリエーションにあると思うのですが、細かい部分をなるべく省略しないで再現性を高めると、こういった違いを表現出来るので楽しみが広がります。今回の湘南色プロジェクトは、窓割と床下機器に拘ってみました。



下り(偶数)向きのクハ111・2000番台です。前回記事のサロの次、5号車に組み入れる設定です。

基本番台との違いは、客用扉間にある2つの窓の間が1プレート広がっていて、一番後ろの戸袋窓次位にあった客用狭窓が無くなっています。運転台の無い連結面から、客用窓までが少し広くなっているのも特徴なので、1スタッド増やしています。

床下に目をやると、0'番台では車輌幅方向に対してセンターにあったコンプレッサーが、左にオフセットされて側面に出て来ています。V字になったピストンと、進行方向に対して横置きのモーターまでは表現しています。鉄アングルで出来た枠まで表現出来るともっとC-1000っぽくなるのですが…。

あ、そうそう、ついでに補足しておきますが、前記事の0'番台では、モーターが進行方向に配置されている大容量タイプのC-2000コンプレッサーを取り付けていますが、間違いです。…まぁ、ほとんど見えてないですけど。



反対のトイレ側です。トイレを含む後端連結面からドアまでの窓配置が左右で異なるので、特にスタッドで固定されていない客用狭窓は、左右で接続出来ないので片持ちにしなければならず、固定方法を考えるのにちょっと難儀しました。

床下機器では、エアタンクと一体になった箱型のブレーキ制御装置は、0'番台には無い特徴だと思います。



モハ112・2000番台(奥)とモハ113・2000番台(手前)です。画像左が下り(偶数)側です。6、7号車になります。

窓割の特徴はクハと同じで、0'番台よりも少しゆったりして見えます。…まぁ、ほとんどの人は気が付かないと思いますけど。

モハ112は、クハと同じくコンプレッサーはオフセットして取り付けられています。この下り側には、クハと同じタイプの大柄なブレーキ制御装置が付いているのですが、流石にスペースが足りないので省略です。この車輌、省略しにくい特徴のある機器ばかり並んでいるので困りますよ。MGは冷房用電源供給が考慮された大容量タイプで、これについては最初から冷房付きで落成した0'番台も同じです。

モハ113の主抵抗器上り側にも、0'番台には無かった件の大柄な一体型ブレーキ制御装置が付いています。コレがあるが為に、今回、わざわざ主抵抗器の設計を変更せざるを得なくなり、その影響は、117系にまで及ぶ…という、面倒臭い事になってしまいました。国鉄型はこういう所が楽しくもあり、面倒な所でもありますね。これでも、この間にある箱型の機器は1つ省略しています。2000番台は床下がぎっしり賑やかです。



反対側です。モハ113は主制御装置が目立ちます。コレも、うちでは標準品の使い廻しです。高速度遮断器のアークシュート(パコン!と音がして青い火花が散る所…)や、MGのグリルは灰色にするとアクセントとして効果的です。



クハ111・2000番台(奥)と、モハ112・2000番台(手前)の屋根を外したところ。

中間車の車端部は、何と!8スタッド強の長さを持つスペースが!…これが2000番台を組み入れる最大の理由で、外観を犠牲にせず、PF機器を納める事が出来るのです。両端がクハになる、5~8号車を2000番台に選んだのは、最短4輌でも運転出来るから…という理由です。

上り向きのクハは作図していませんが、初期製造分のトイレ無しだと、PFバッテリー1個分のスペースを捻出する事が出来ます。



クハ111・2000番台の分解図です。

窓柱同士を繋いでいたブロックをうまく省略出来たのと、扉間の客室窓ピッチが2プレートに広がった事で、さらに簡略化する事が出来ました。戸袋窓のスタッドを、車体側のピッチと合わせたので、上下接続点が増えています…まぁ、強度的な貢献度は微妙だと思いますが。

トイレ窓の運転席側は、スタッド接続無し&片持ち構造なウルトラC級の客用狭窓が。2スタッドのスペースに、両側窓柱の1スタッド幅サッシ付き2段窓(笑)、ピッチの最小調整幅は0.5プレート…コレが組めればもう怖いものは無い感じです。さよなら、トレイン窓。

…さらに、つづく。


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