NHKアジアフィルムフェスティバル特集
やはり録画してみました。
題名の京義線(キョンイセン)は朝鮮半島を南北に走る鉄道
主人公は結婚を意識する年齢の若い男女
男は生真面目で好青年の地下鉄の運転手マンス(キム・ガンウ)
女は美人で聡明だが人生に希望をなくしている大学の非常勤講師ハンナ(ソン・テヨン)
まったく接点のない生活環境に身を置く二人が乗りこんだ京義線の電車
それぞれが心に負った深い悲しみに途方にくれるうちにこの電車の終点駅についてしまいます。
雪が降りしきる中、他に交通の手立てもなく二人だけ取り残されますが
やがて二人は雪の中を歩き出していきます。
番組冒頭で監督自身が南北の融和を願ってつくったという趣旨の発言がありました。
労働の苦しい現実のなかに生きるマンスは北の
高い教育レベルと経済環境にもかかわらず心が満たされないハンナは南の象徴でしょうか?
京義線の列車は南北の境界線に立ちはばかれ
マンスとハンナもふりかかる衝撃的な出来事によって失望の淵にいます。
その象徴である境界線の駅
映画では別にドイツに留学していたハンナの東西の壁にまつわる経験が語られますが
自国を分割された民族の苦悩や悲しみの気持ちは我々の想像をはるかに超えたものがあるに違いありません。
ソウルの地下を今日も地道に運行する鉄道マン
好演するキム・ガンウの素朴な姿に親しみを感じずにはいられません。
☆☆☆
やはり録画してみました。
題名の京義線(キョンイセン)は朝鮮半島を南北に走る鉄道
主人公は結婚を意識する年齢の若い男女
男は生真面目で好青年の地下鉄の運転手マンス(キム・ガンウ)
女は美人で聡明だが人生に希望をなくしている大学の非常勤講師ハンナ(ソン・テヨン)
まったく接点のない生活環境に身を置く二人が乗りこんだ京義線の電車
それぞれが心に負った深い悲しみに途方にくれるうちにこの電車の終点駅についてしまいます。
雪が降りしきる中、他に交通の手立てもなく二人だけ取り残されますが
やがて二人は雪の中を歩き出していきます。
番組冒頭で監督自身が南北の融和を願ってつくったという趣旨の発言がありました。
労働の苦しい現実のなかに生きるマンスは北の
高い教育レベルと経済環境にもかかわらず心が満たされないハンナは南の象徴でしょうか?
京義線の列車は南北の境界線に立ちはばかれ
マンスとハンナもふりかかる衝撃的な出来事によって失望の淵にいます。
その象徴である境界線の駅
映画では別にドイツに留学していたハンナの東西の壁にまつわる経験が語られますが
自国を分割された民族の苦悩や悲しみの気持ちは我々の想像をはるかに超えたものがあるに違いありません。
ソウルの地下を今日も地道に運行する鉄道マン
好演するキム・ガンウの素朴な姿に親しみを感じずにはいられません。
☆☆☆