広島なずなの会は、赤峰勝人さんの循環のはなしをつたえます

このままでは、人も地球も滅んでしまう!
地球・食・身・体・心・生き方。
すべては循環の中に。

「神草」

2011年01月21日 | なずなの会とは

「神草」
農業高校で近代農業を学び、「トマトができれば、野菜づくりの名人」と聞いていたので、挑戦。初めてのトマトの発芽に感激した。
19歳で市場に出し、稼いでいたが、だんだん出来なくなっていった。
土が悪くなっているのが分らず、化学肥料や農薬が増え、ボロボロになって毎日が暗黒の日々だった頃、一条の光明をもたらしてくれた、米沢先生に出会う。
土壌分析をしてもらったが、土はよくならない。
そんな時に、堆肥用に積んでいた雑草地で、みごとなピーマンが出来ていたのを見て、化学肥料がいらないことを知る。
作物は人間が作っているのでなく、浸透圧や光合成などの自然の力によってできている。
それから草に対する見方が変わった。

草(植物)は ミネラルをつくり出す
草(植物)は 雨を降らしてくれる
草(植物)は 食べ物と薬をくれる
草(植物)は 酸素をくれる
草(植物)は オゾン層をつくり出す

草は、そこに不足しているミネラルを作る。
カルシウムの足りない所に竹が生え、切り倒すと、ススキが生える。そのススキを毎年刈り倒して置くと小さくなり、無くなる。
そのあとにスギナ。そして、ナズナ・カラスノエンドウ、オオバコなどの薬草が出てくる。
イネ科の植物が生えているところは、カルシウム欠乏。スギナやナズナは土づくりの主役で、珪酸カルシウムを作り出している。

この話を聞いて、会社の駐車場と石巻の畑を思い浮かべました。
スギナ・ナズナ・カラスノエンドウ、オオバコなどは、会社の駐車場にびっしりで、土中のミネラルが豊富ということになります。
雑草と共に自然農法といいながら、実は放任農法の畑には、イネ科のカヤツリ草などがびっしり生えます。
刈り取っても、刈り取っても、伸びる勢いに追いつかず、夏の終り頃になると、腰くらいの背丈まで伸びたカヤツリ草畑です。
当然、作物の育ちが悪く、来年は雑草との共生をどうしたものかと思っていたところでした。
カヤツリ草畑の対策は、種ができるまで育て、畑に鋤き込むのと、スギナ・ナズナ・カラスノエンドウ、オオバコなどを移植するといいとのアドバイスをいただきました。

もうひとつ、常識と思ってやっていた土壌改良の石灰ですが、石灰は石の粉で、酸性土を中和させてもカルシウムではないから、 pH値が上って一時的には良くなるものの、次は発芽しなくなるそうで、知らずして、「循環」を断ち切っていたのかもしれません。
赤峰勝人さんも、「循環農法」に辿り付くまで、化学肥料や農薬(農毒薬)漬けだったとか。
試行錯誤の中で、ある瞬間・・・間引いた土まみれのニンジンを眺めていて、宇宙の循環に気付いたのだそうです。


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