1.12ロード・オブ・ザ・リングのレポート(英語)をやっと見つけました。
オランダ語サイト mixfight.nl のフォーラムに、どこから引用したのか明記されていませんが、英文でレポートがありました。
◆レポートby mchaell(前編)
◆レポートby mchaell(後編)
以下ざっくりと。オリジナルのレポートを書いたのは、シュルトの関係者と思われます。厚待遇だったようで・・・。
・誰も名前を知らない「ロード・オブ・ザ・リング」というプロモーターは、2008年新年興行で、自らが一番であることを証明したいがために、信じられないような努力をした。
・ベオグラードで最も素晴らしいアリーナを借りた
・市内中の巨大なビルボードはセーム・シュルトの写真とイベント名で埋め尽くされていた
・ゴールデングローリーのチームと一緒に到着した時、どこにいても(市民に)認知されていた
・通りで会えば、人々はタクシーを止めて出てきて、シュルトに駆け寄ってきて一緒に携帯で写真を撮る。警官、レストラン・オーナー、お年寄り、、、みんなシュルトとゴールデングローリーのことを知っていた。
・意欲満々のこのプロモーターによって、殺人的スケジュールが待ち構えていた。毎朝6時に起きて、セルビアのテレビのモーニングショー(生放送)に出演。そして1時間休憩をとると今度は告ぎのTVショーへ。ランチはプロモーターの友人がやっているレストランで頂いたのだが、私自身は今まで生きてきた中で最高のステーキを食べた。同じレストランでは、全ての選手とセコンド陣が普通の食事をとった。
・試合当日、会場に入った時、我々は日本にいるかのような感覚になった。巨大アリーナには素晴らしい音響設備と巨大ステージ、そしてレーザー光線の仕掛けがあったのだ。そしてドレッシングルーム(控室)は新鮮なフルーツで満たされ、ライスと温かいチキンまでもがドレッシングルームにデリバーされた。部屋には生中継が見られるTVもあった。
・こんな素晴らしいプロモーターは初めてだった。選手は皆、素早く行動するし、時間はスケジュール通りにキチンとしていた。イベントは1時間ディレイでセルビアTVで中継された。
・旧PRIDEファンのために、MMAルールの試合は旧PRIDEルールが採用された。すなわち、踏みつけ、サッカーボールキック、グランド状態の相手に対する膝蹴り、これら全てがOKのルールだった。ウェルカム・トゥー・セルビア!
・イベントはK-1ルールとMMAルールの試合の両方で構成された。まず冒頭に全選手の紹介からスタートした。
・セーム・シュルトがアリーナに登場した時、(雰囲気はエレクトリックで?)観衆は狂ったように騒ぎ、これはシュルトにとって序章に過ぎなかった(?)
★試合について
●ヴァレンタイン・オーフレイムはキムラ(アームロック)を極め秒殺勝利
●ステファン・レコは第1ラウンド、才能ある若手のMichael Andrade(素晴らしいボクシング能力を見せていた)相手に良く戦った。 2ラウンドになると、レコがよりプレッシャーをかけて、効果的なボディパンチをヒットさせ、レバーにパンチを食らってダウンし8カウントを数えた。試合は続行したが、レコは更にボディへの連打を見せてTKO勝ち。
試合後、レコはこの後ヒザの手術のため、少なくとも7ヶ月間は試合から遠ざかることを公表した。
●シュルトの入場は素晴らしかった。セルビアの報道陣、観衆は本当にシュルトのことが好きなのだ。
さてオーストリア人ファイターGuelmino Nandorはシュルトに比べてそれほど小さいという感じでもなかった。体重は110kg近くあり、身長は192cmだった。
まずスタンドではシュルトが予想通り支配。1R2分経過したところで、シュルトがほぼスタンディング・チョークのような技を見せた。しかしGuelminoはエスケープ。
そしてGuelminoはシュルトをコーナーでテイクダウンしマウントを奪った。すると観客席から「おぉぉぉぉぉ!」という驚きの声があがった。
試合はレフェリーによってブレイクがかけられ、そしてリング中央で試合再開(ストップ&ドントムーブ)。Guelminoはシュルトをフル・マウントの状態。しかしシュルトは落ち着いて、リバーサルをきめて今度はシュルトが上になった。するとシュルトはその状態でパウンドで攻撃し、1R2分45秒、KOでシュルトが勝利をつかんだ。
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これは非常に嬉しい話ですね。
日本ですらこれから完全にPRIDEルールで行われる試合があるか分からないのに。
ただ、旧PRIDEファンの何割がこの試合を観れたのか…いや、何割がこのイベントを知っていたか、が疑問ですけど。
今回の秋山・三崎戦でも明らかになりましたが、今後は旧PRIDEルールから反対の方向(=いわゆる”安全面”を意識)へ行きそうですね。
>>pontaponta999さん
拳論ほか各所でお名前を拝見しています(^^)
これですね↓
http://boxing.10.dtiblog.com/blog-entry-531.html
内容について後日ブログに書かれるとのことで、待ち遠しいです。
上の英文レポは、シュルトの公式HPからの転載のようです。
レポートによると、MMAルールで試合をしたMathieu Ten Dam選手は、身長2m20cm、体重約160kgの超大男でホンマンよりもデカかった、とのこと。
試合も何発か膝蹴りを出して秒殺勝利だったようです。
http://boxing.10.dtiblog.com/blog-entry-528.html#comments