Salsaとのはじめての出会いは葉山ビーチだった
忘れもしないあれは1990年の夏、付き合いはじめたLatino boyfriendに誘われて
葉山ビーチに行く事になった。
私はsalsaなんてものは知らなくて、なんだかよくわかんないけど彼とデート
だというだけで舞い上がってた。
その頃私は彼にラブラブ状態。
彼との詳しいことはまたの機会に話すけど、どういうわけかTonyという
ニックネーム。
「Bonita(その頃はなぜかMariaと呼ばれてた)。。。De La Luzって知ってる?」
「デラルス?知らない」
「じゃぁ、今日からsalsaデビューだ! You may love it!!」
私達は電車とバスを乗り継ぎ葉山ビーチに着いた。
デラルスのファンらしき人達が特設会場に群がってた。だけどそんなに人は
多くない。海水浴を楽しんでる人達のほうが圧倒的に多い。
とりあえず私達はパラソルを借り、ビーチにビニールシートを敷いて
デラルスが来るのを待った。どこからともなく声が。。。。
「Tony!! Bonita??」誰かが私達の名前を呼んでいる。
振り向いてみると友人2人が呼んでいた。
「あちゃ~」マズい2人に会ってしまった。
友人達 「あ~なんでTonyとBonitaが一緒にいるわけ??」
私達が付き合ってるってことは内緒で、事情があって知られてはマズいのだ。
だけど私達の仲はまだ清い交際だった。
私はシドロモドロで「デ、デラルスが来るってきいたから。。。
Tonyとは偶然なのよ」
私のあせった顔をまじまじと見、「ふぅ~ん。。。デラルスのファンだったっけ?」
とウソはお見通しよという目つきで冷やかされた。
わたし 「やばいよ!なんであの2人ここにいるの?」
Tony 「だってあの2人からきいたんだよ。De La Luz今日ここに来るって。」
わたし 「うそ~!はやく言ってよ。私達の事秘密なんだよ!!」
Tony 「大丈夫だって。。気にするなよ」と苦笑いしながらもラテン系のノリ。
「Bonita!! Look! De La Luzだよ!!」とTonyは興奮ぎみ。。。
音楽が鳴り出して数人は踊りだした。
「これがサルサ音楽なのね。こういうカンジの音楽聴いたことあるわ。
けっこう好きかも。」とTonyに言ったら
「Vamos bailar!!(踊ろうよ)」
「え~っ!ムリ、ムリ、踊れないよ」と必死に断ったけど無理やりステージにあがらされた。
salsa danceを知ってる人達はなんとも上手に腰を動かしながらステップをふんでる。
もちろんTonyもラテンの血が騒ぎ、ノリノリにステップをふんでる。お上手!お見事!
かっこいい! 惚れ惚れする~!
私といえば、ダンスなんて踊れない。。。Latinoの彼女としてはなんとも恥だ。。。
Tonyが手ほどきしてくれるけど基本のステップもできない
恥ずかしい
しまいに彼はダンスが上手な女の子達と踊りはじめた。。。。
ムカっときたが、Latinoだ。。。仕方ない。踊れない自分がステージにいても
しょうがないので、自分のビーチパラソルへと戻った。
しばらく彼が他の女の子達と踊ってるのを眺めてた。私もいつかTonyと一緒に
salsaを踊ってみせるぞ!と心に誓い、デラルスのCDをその場で購入した。
彼と出会ってsalsaを知り、私のラテン化が進んだ。。。。スペイン語もかじった。
それからというものデラルスにはまり、salsaダンス講座のビデオも購入して必死に
練習した。涙ぐましい努力である。。ひとを好きになると自分でも信じられない
くらい努力する。
かれこれ15年くらいデラルスファンでTonyと恋が終わった後も
Liveやconcertには友人とかかさず行った。(ほとんど無理やり連れて行った。)
解散後は彼らの活動は子育てに追われてたのでわからなかった。
だけど新生デラルスに期待してる。。。Liveに行きたいよ~salsa dance
習いにいきたいよ~。
後にも先にもデラルスのメンバーと握手できたのは葉山のときだけである。
今ではいろんなアーティストのサルサならびにラテン音楽をきくようになった。
息子も私がお腹にいるときからきかされてるから、どこかでsalsaが流れると
「This is mommy's song!!」と言う。私が聴いてる音楽はすべて記憶している。
ちなみに今朝はMarc Anthonyの "Valio la pena"を聴いた。そのなかにはいってる
彼の奥さんであるJLoとのデュエットしてる"escapmonoos"がお気に入り。
なんとも良いカンジです。JLoも大大大好きだからMarcと一諸になってくれて
ホントに良かった。
Ah~ Latinaに生まれたかったよ~ 私のラテン化はまだまだエスカレート
していく。。。