HMのブログ

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中国製品の購入極力回避にご協力ください!

2010-08-30 16:41:38 | Weblog
私の結論から言わせていただくと、現在のグローバル経済の機能を麻痺させているのは、中国の為替固定化とお金の国外持ち出し制限による社会主義的な保護政策です。


13億3千万人もの世界最大の人口を抱え、世界第二位の経済大国となり軍事演習などでその力を誇示しはじめた中国が素直に保護政策を撤廃するとは考えられません。


でも、このまま何もしなければ、日本で経済の追加緩和措置をしたとしても、一度中国にお金が流れれば、なかなか外にお金が出ない仕組みになっています。


つまり、お金が中国で拉致されて戻ってこられないのと同じ状態です。


われわれ民間レベルでできることは、中国製品の不買運動です。


とは言っても、中国製品は安くて経済的に助かるので、使い分けが必要だと思います。


安物を使い捨てにすることもOKですが、良いものを大事に長く大切に使うことも考えましょう。


つまり、なるべく日本製のものを購入して大事に長持ちさせましょう。


さもないと、グローバル経済が破綻し、EC、アメリカ、日本のどの国が先に破たんするかの競争になってしまいます。


日本が一番、欧米2番、中国製品は最後に考えるということでよろしくお願いいたします。


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円高問題

2010-08-25 17:07:21 | Weblog
円高問題


「風が吹けば、桶屋がもうかる!」
これが経済の仕組みの象徴です。


つまり、現在の円高問題は、日本の円政策、経済政策だけの問題ではなく、グローバル社会における他通貨、他国の経済政策との比較の問題です。


結論から言えば、主に中国政府による保護主義により、中国が独り勝ちし、先進国が惨敗して財政危機に陥り、先進国の景気政策も中国の罠により、中国にお金が滞留する結果に終わっていると思います。


他方で、世界第二位の経済大国になった中国の元は持ち出し制限・規制や為替の固定化で国際通貨としての役割を果たしておらず、そのしわ寄せが日本の円に来て円高になっていると考えられます。


したがって、中国の保護主義をやめさせ自由主義の一員としてフェア・プレーをするようにさせないと現在のグローバル経済の財政問題は解決しないと思います。


中国の保護政策
1. 中国への入金を増やし、中国からの出金を減らすことで、お金を中国国内に滞留させる。


A.為替レートの固定:(自由主義経済の原則に違反)
元のレートを意図的に安くし、他国に比べて人件費を安くすることで、国家としての売上を増やし、国内への入金を増やしている。


B.元の国外持ち出し制限(2万元)を科すことで、国外への出金を減らしている。


つまり、中国へお金が入りやすくし、中国からお金が出にくくしている。(保護主義)



国際通貨としての元:


国際通貨としての元は、ほとんど無意味で機能していない。


なぜならば、持ち出し制限や為替レートの固定化など中国政府の管理が厳しく、事実上現状では国際通貨の役割を果たしえない。


通常の自由経済の取引であれば、中国が独り勝ちしているのであれば、元が強くなり、ドル安、ユーロ安、円安になるはずである。


しかしながら、元の為替レートが固定化されているだけでなく、元は制限があるため国際通貨として機能していないので、国際通貨の選択肢は、ドル、ユーロ、円の三択になる。


ドルもユーロも日本以上に通貨供給量を増やし、さらに財政状態も悪いため、その比較で円高になるのは自明の理である。


これはひとえに、事実上世界第二位の経済大国の中国がその責任を果たさず、自由経済のルールを破る保護政策をし、国際通貨としての役割も果たしていない中国の利己主義的で無責任な経済政策によるものである。


結論:

世界第二位の経済大国になってグローバル経済に大きな影響を与えるようになった現在、中国はグローバル・ルールに従うべきである。


つまり、保護政策の撤廃、為替の固定化撤廃、通貨の持ち出し制限等の規制撤廃である。


おそらく中国は内政干渉だと反発するでしょう。


でも、われわれは中国が自由主義経済の国際ルールに違反していると指摘しているだけです。


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今日本は何をするべきか?

2010-08-16 16:19:11 | Weblog
今日本は何をするべきか?

やはり経済の再生が最優先課題ではないでしょうか?


なぜならば、日本経済が戻れば、もちろんデフレはなくなり、日本の売上=GNPが増え、税収が増えます。


はっきり言って、日本の財政は破たんしています。

国の税収が増えれば、800兆円を超え、国民一人当り700万円を超える国の借金も返すことができ、福祉も充実できます。


現状の最大の問題は円高です。

日本は資源に乏しい貿易立国です。

外貨を稼がなければ、日本の経済は復興しません。


さて、円高=日本の製品が海外で高くなるということです。

ものが売れなくなったら、最後の手段は値下げです。

日本国で当てはめれば、円安です。


円安に導けない大きな要因は、中国の元の為替レートの固定化です。

残念ながら、グローバル市場において、日本単独で行えることはほとんどありません。


なぜならば、経済がグローバルになったので、おおもとのグローバル経済のゆがみ・不均衡・アンバランスを直さないと、日本経済だけでなく、グローバル(世界)経済が回復しないからです。


理想的にはグローバル政府で解決する問題ですが、それがない現在、欧米との協調、そして中国との対話で解決するしかないのではないでしょうか?


これには、日本人が得意とする根回しが役立ちます。
G20、もしくは国連における根回しと、中国にとっても大きなメリットがあることを説明することです。


元の為替レート固定を自由変動制にしなければ、何をしても穴の空いたバケツに水を注ぐようなもので、現状の問題解決にはならないと思います。


簡単に解説すると下記の通りです。 (グローバル経済101)

基本的に日本(先進国)の問題は、空洞化です。

つまり、主に製造業の仕事を安い賃金の中国に奪われた結果、雇用・仕事減によるデフレ(経済の縮小)となりました。


根本的な空洞化阻止(元高、円安)+雇用増の対策をしなければ、日本経済は回復しないと思います。


1.適正価格でないため、経済が循環しない。

日本で景気対策を打っても、一巡した後、日本にお金があまり戻らず、中国で吸収されてしまう。

適正価格の場合には、日本の消費者が潤えば、均等的にいろいろな国の製品を買います。


ところが、中国製品が為替レート固定のため極端に安く、円高のため日本製品は非常に高く感じます。

そのため、中国製品が良く売れ、日本製品があまり売れないため、中国にお金が流れ、日本にはお金があまり戻らない。


また、(ソニー、松下等々)のグローバル企業の製品は、生産地は中国が多く、グローバル企業の製品が売れても、キャッシュ・フローから考えるとかなりのお金=生産コスト分が中国に流れます。


問題は、購買力の低い中国に流れたお金です。


さて、大多数の中国の消費者は、元の為替レートが極端に低いため、特に円高の日本製品を買う購買力が乏しく、ほとんどすべて中国製で済ますと思います。


つまり、中国国内での衣食住(特に食事と基礎衣料)=中国国内の内需で吸収されると思います。


そのため、ものと金の流れが、中国に滞留します。


さらなる問題は、人口です。

13億3千万人ものエンゲル係数が高い生活レベルの低い人口がいるので、いわゆる大家族なので、少しばかりのお金では、ほとんどすべて贅沢な食事(中華料理の晩さん会)で消えてしまいます。


(中国の国内消費です。= お金は日本には戻らない(循環しない)。= 金の流れが中国内で循環するだけで、グローバルには循環しない。= グローバル経済が循環しない。)


2.適正価格にすれば、グローバル経済が循環します。


元高にすることは、会社でたとえれば、中国の昇進=昇給=プロモーションです。

元高にすれば、為替レートで元が強くなり、より多くの外貨が中国に入り、国家としての中国がグローバル社会で金持ちになります。


日本でたとえれば、バブル経済時代のようなものです。


中国人にとって、欧米諸国や日本製品が安くなり、外国製品に対する購買力も上がるので、中国製品以外のものもより多く買うようになります。


お金が国外にも流れ、グローバル市場でお金が循環し、グローバル経済が循環するようになります。


自由経済の場合には、振り子と同じように、行き過ぎてから戻るという傾向があります。


その良い例が日本です。

バブル経済時代は良かったが、行き過ぎた円高により、日本経済がデフレになった。


気をつけるべき点は、それだけです。

それ以外は、中国にとって損は何もない! 元高=中国が豊になることだからです。


もっと言えば、中国は元高によって得た外貨を中国の主に農民層の教育に使うべきです。

教育レベルが上がれば、中国の人口増加にも歯止めがかけられると思います。


なぜならば、高い教育を授けるには少数精鋭になるからです。


日本は中国の先輩です。

日本も1970年代?までは、固定性で一ドル360円でした。


その後、アメリカの圧力で自由変動制になり、一ドル220円ぐらいの時を経て、その後一ドル140円ぐらい、そして110円ぐらいで何年か安定していた後、今は一ドル90円を切っています。


つまり、円は約40年で4倍にも跳ね上がっています。


その間にバブル経済がありました。


日本もバブル経済で浮かれていることなく、もっとしっかりと将来を見据えていれば、現在はもう少し楽なのかもしれません。


私もバブル経済の恩恵を受けたおかげでアメリカに留学もできたので(一ドル220円ぐらいでしたが)、今ここで私が吸収した知識のすべてを凝縮して恩返しさせていただきます。


今日は、8月15日(日)お盆です。
ゴルフの予定でしたが、猛暑ですし、危機迫るこちらの問題に時間を費やすことにいたしました。

これ以上の温暖化=人口増加になったら、ゴルフどころではなくなるからです。


日本は自由経済の一員の先輩として、中国政府を説得すべし!


中国の為替レート固定化は、自由経済市場でのルール違反であり、グローバル経済を破壊する行為である。 


中国は、グローバル経済を背負ってたつ国であり、反則行為は絶対に認められない。


日本政府は、中国政府に自由経済理論の仕組みを丁寧に説明し、理解を得るべきである。


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なぜ世界経済がおかしくなったのか?

2010-08-06 10:56:00 | Weblog
なぜ経済が急におかしくなったのか?

それは、経済理論の前提条件を逸脱しているからです。


何度も何度も熟考し、一年ぐらい温めて、下記の結論に達しました。

I.経済のグローバル化に伴い、経済理論の前提条件がいくつか崩されたため、経済がおかしくなった。


具体的には、下記の3つと背後の黒幕の存在です。

1. オイル・マネー
2. ファンド・マネー
3. チャイ二ズ・マネー

1. オイル・マネー(無尽蔵の資源:前提条件の崩壊:)
ご存じの通り、経済学の前提条件の一つが豊富な資源・無尽蔵の資源ですね。

石油資源が底をつき始めたので、問題が出始めました。

需要供給曲線が機能しなくなります。

つまり、適正価格でなくなります。


2.ファンド・マネー(独占・寡占の禁止:前提条件の崩壊:)

ファンド・マネーが市場で独占的な価格影響力を持つように巨大化し、金融市場が正常に機能しなくなります。

グローバル市場において独禁法が機能していない。

ファンド・マネー並びにグローバル企業の独占的優位な状態を規制しないとゆがんだ状態になります。

つまり、勝者がいつも同じ=ファンド・マネー。



3.チャイ二ズ・マネー(自由経済、市場価格決定プロセスの無視:前提条件の崩壊:)

中国の為替レート固定は、グローバル市場における需要と供給に基づく価格決定を無視するものであり、見えざる手を麻痺させる行為であり、絶対に認められない。


もともと先進国のグローバル企業によるアウト・ソーシングがきっかけです。

国内の雇用が失われ、海外には労働者の流失が起きないため、見えざる手が機能しない。

結果として、雇用・仕事減によるデフレとなり、回復しない。


これ以上の仕事減(空洞化)を止め、さらにその上で国内の雇用を増やすことが必要です。

中国の元に対して円安にすることが、これ以上の仕事減(空洞化)を止める手っとり早い方法ですが、元の為替レート固定がこれを阻んでいます。(見えざる手が働かない。)


ちなみに、欧米諸国が苦し紛れにいろいろやっていますが、中国の元が固定されているため見えざる手が機能せず、そのしわよせが日本にきて、円高になっているのではないでしょうか?



4. 世界の人口が68億にも達し、競争の激化、資源不足をもたらし、人口増加阻止の手を打つできである。

ちなみに、中国とインドを足すと現在25億人です。

約40年前は、中国が9億、インドが7億だったので、合計16億人。


この2国だけで9億人も増え、日本(1億2千7百万)の7倍の人口増です。

勘弁してください。


これらすべてが、グローバルな問題なので、グローバル政府の設立を懇願します。


ビジネスでは、原因が分かれば、問題の8割は解決したとされます。


残念ながら、人口が多いからと言って倫理的・人道的にすぐに減らす手段がないので、自然減を待つしかなく、一刻も早く手を浮かなければなりません。


つまり、原因がわかっても残念ながら短期的な問題解決にはつながりません。