「朱蒙」を見終わり、感動冷めやらぬ中「海神」がやっと、レンタルショップにもどってきており、さっそく借りて見ています。
字幕なので、吹き替えよりも、目を放すこともできないですが、エミー賞候補になった作品らしく当時の唐や新羅の様子をダイナミックに伝えている作品だ。
これからが楽しみ!!!
「朝鮮半島における仏教の受容と変容」という講座を四条センターで受講した。
なんといっても善徳女王の時代の仏教に関心を持ったからにほかならない
善徳女王はお寺を立てて、退位したらそのお寺に住みたいといっていた場面があり、仏教に帰依した人なのだと感じてはいたが、その講座を聞いてもっとすごい人であったと改めて発見する次第でした。
講座の内容も、私達にあわせてか、韓流ドラマの内容をちらほら見せながら朝鮮の歴史に関心のある人には興味を惹きつける講座でした。
朝鮮半島の百済では弥勒信仰があり、当時は貴族的であり庶民に普及はされていない。
527年ころ一般の人にまで信仰された。
謙益は百済の律宗の開祖であるがインドから直接経典を持ち帰り、百済人が翻訳にあたった。
新羅の仏教は中国北朝から高句麗、そして新羅へと伝来された
護国佛教
日本の東大寺にあたる皇龍寺があり、九重塔を建て他国の侵略を防ごうと祈願した。
第一層は日本、第二層は中国、第三層は呉越、第四層は済州島、第五層は鷹遊、第六層は韃靼、第七層は丹国、第八層は女真、第九層は穢百
日本が入っているのが驚きです。
古代の日本ってそんな脅威でしたか?どちらかというと後進国ですが・・・
私達の知らない、活動的な時代があったのかも・・・他国の文献によるものしかありませんが・・
新羅でも弥勒信仰があり、弥勒信仰から華厳思想に発展された。
「華厳経」の「無償無碍」「円融」思想に基づき、理想と現実を1つに講和させようとする特徴がある。
代表的な僧として元暁がいる
元暁は煩悩と菩提は表裏一体であり、調和しているととき、「涅槃」は今住んでいるこの世界が涅槃であると現世において悟ることができた。
朝鮮半島に佛教が伝来した4世紀以降、独特の仏教が生まれたのは元暁の存在が大きい。
元暁は対立するものを1つの調和することを実践した。思想の確立において華厳の一乗円融思想の影響を受けたことは言うまでもない。
日本の仏教は「宗派仏教」と言われているのに対し、朝鮮半島の仏教は「通仏教」(超宗派仏教)と言われる。
「通仏教」の基礎を作ったのが元暁であり、その影響は今日の朝鮮半島の仏教として形づけられている。
善徳女王の父の名は白浄(真平王)、母は摩耶夫人といい、釈迦の父母と同じ名前であり善徳女王は釈迦の化身ともとれる。
善徳女王の後王位をついだ真徳女王は勝曼経に出てくる、女性としての理想的な君主勝曼婦人が由来となるそう。
釈迦族=真種(朝鮮の種族)と云われることもあり、王族は「真」の字を使用することが多い。
善徳女王がこのように仏教(華厳による支配体制強化)の布教への一躍を担い、その名前や親族の仏教信仰を聞くにつけ、当時の朝鮮の歴史や仏教信仰を思う一日となりました。
元暁の考えはすべての仏教、全ての宗教を網羅して広く伝えられるべき思想であると考える。そうすれば世界は平和になるのでは???