現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない第29回:(フィクション)

2016-10-11 07:36:29 | 日記

 小池百合子東京都知事の厳しい姿勢が世界の共感を呼んでいる。

世界各国の人々が、

「さすがコイケだ。仕事を完ぺきにこなす」

 こう言っているのである。

ずっと小池百合子を応援してきたNは嬉しかった。だが、今から小池百合子が歩く道は平坦ではない。

「茨の道」

 この表現がぴったりなのだ。

「いつ刺客が現れてくるか分からない」

 いつもこの危険がつきまとう。

だが、そんな事を恐れていては東京都知事は務まらない。

やるっきゃないのである。

「小池都知事、世界の人々が憧れる東京をつくって」

 Nはこう呟いた。

*文中敬称略。この物語はフィクションです。