はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

九州出張の前に

2006-10-23 22:16:55 | 旅日記
体調不良だった娘が、昨日夕方まで爆酔して漸く復調。

生来の頑張り屋ですが、こちらも持って生まれた障害のお蔭で、
どうやら所属している運動部の練習について行けない様子。

夕食後、二人でほぼ同型のソフト違いの電子手帳を広げて
互いに入っている辞書の違いを披露しあいました。

さすが現代っ子。
マニュアルなんぞ読まなくても操作できています。
私も大抵の処までは行けるのですが、
中々操作できない処があって娘の教えを乞うことに…
(僕もマニュアル読みません)

そんなこんなで、久々に娘と水入らず二人でまたまた未明まで
今朝の眠いことと、やや二日酔い気味


本日から九州出張です。

が。その前に飛騨・郡上八幡で会議です…
朝7:30という僕にしては早朝(^^;ゞに能登を出発

能越道・北陸道を経由して富山ICから国道41号線を南下します。

飛騨市へは通いなれた道ですが、ここの処ちょっとご無沙汰です。
約2時間半で走行距離140km。

かつて朝の連ドラの舞台となった飛騨古川が周囲の町村と合併して飛騨市となりました。
こちらも風情のある町なのと、飛騨牛コロッケがとっても美味しいのですが、
今日は先を急ぎますので、寄り道なし。

地元の方に伺うと、郡上八幡まで高速道路を使わなくても1時間半程度で行けるとのことでしたので、国道41号線を高山に向かいます。

出発して157kmで国道158号線の分岐。
ここから、右折して西に走ります。
ここから途中主要地方道・有料道・国道と走りつなぐ道を通称せせらぎ街道というそうです。
飛騨の方に「今頃、紅葉の見頃ですよ~。いい道ですから」と紹介を受けて気分良く走りって行きます。

元々高山自体の標高も高いので、それほどの登りではありません。
本当に走りやすい景色の良い道でした。

道から覗ける渓流何度も止まって写真を撮ろうかと思う箇所に出会いました。ようやく止まった道沿いの一こま。

こんな景色や雑木林がずっと続いています。
白樺も混じっています。

紅葉にはまだほんのちょっと早めの感じですが、それでも日差しが当たって輝くような木々の葉。

来週辺りが紅葉のピークになるのでしょうか。

平日月曜日なのに、路辺の休憩Pには、散策・お弁当・写真撮影の人の意外に多いこと。これがシーズンピークだとかなりの人出となるかもしれませんね。

せせらぎに降りて途中にあった、休憩P施設に車を止め、せせらぎまで降りてみました。

時間があれば、三脚にカメラを据え、感度を下げて長時間露光をすると「らしい」写真になるのですが…
良い写真を真剣に撮ろうとすると、やはりロケハンする必要がありますね。
ぶっつけでは難しいものです。

そういう意味では、一番良い写真が取れるのは、地元の方です。
見頃を日々追いかけられますし、太陽の方向もバッチリご承知。
天候に悩まされることもありません。(良い天気に撮ればよいから)

この辺りは、合併で高山市になりましたが、旧清見村。
なんでも高山市は日本一の面積になったのだとか…
一つの市になったとはいえ、分水嶺も含み、複数の山系にまたがっているので、ミニ県と言った方が良さそうな感じで、実際の運営は大変でしょうねぇ~(^^;ゞ

能登もそうですし、先々週お訪ねした山形もそうですが、日本の原風景的な風景が続きました。

そうこうするうち、標高が千メートルを越える西ウレ峠を越え、道は下り坂に。
難所の坂本峠を迂回する有料道路400円也を支払って入ったのが、明宝地域。

ここはトマトが名産で、おかぁさんたちが作っているトマトケチャップは奥美濃地域・飛騨地域の特産品店でよく見かけます。
場所柄、行くぞ!と決心しなければ中々行けない地域なので、以前から一度訪ねてみたいと思っていました。その念願がようやく叶いました。

道の駅・明宝で約213km。
明宝は「するすみの里」とも言うそうですが、これは平安から鎌倉に移行する時代、宇治川の戦いで活躍した名馬・するすみ(漢字わすれました…(^^;)の産が明宝であるとの由来からなのだそうです。道の駅駐車場中央に立派な騎馬武将の銅像があります。

ここで遅い昼食を摂りました。お目当ては奥美濃カレー。TVチャンピオン初代カレー王のパク森さんから指導・認定を受けている奥美濃地域の地域飲食店の試みです。その参加店の一つがこの道の駅のレストランです。

きのこカレーオーダーは勿論、奥美濃カレー認定の「きのこカレー
奥美濃カレーは郡上味噌を使うことが条件と聞いています。
カレーに味噌を入れると、味が柔らかくなる反面、野暮ったくなるのでバランスが勝負です。
こちらのカレーは地元産きのこを素揚げにしてトッピングしてありました。
そのシャキシャキした食感と、香ばしい香り。
カレー自体も中々美味しく仕上がっています。これはグー(o^-')b

ちなみに、こちらの販売コーナーにも置いてあるレトルトカレー「飛騨牛カレー・豆カレー・野菜カレー」も奥美濃認定です。
個人的には豆カレーが一番お勧めです。豆は、中高年の女性にも優しいですし。

そうそう、有名な明宝のトマトケチャップは、小ぶりの一瓶で525円。
ん~~。この値段は手作り・本物で自信があるから と見ました。
試しに1本お買い上げ。
出張から戻ってのお楽しみです。

先ほどの清美といい、明宝といい、今度はプライベートでゆっくり来るべき処です。

来週、紅葉が見頃のようなので休日に来ようかな~
でも、また一人で運転しなければならないし、合計何キロのドライブになるのか…
今回は、しっかり距離を測っておきましょう。


ここから郡上踊りで有名な郡上八幡までは15分ほどだそうです。

午後からの会議の場所で227km。
6月から何度か通った白鳥・郡上八幡での会議も、今日で最後です。
素敵な方々に出逢えたご縁を頂いた今回の仕事。
最後まで気を抜かずに、そして感謝も忘れずに。


当初帰りは、いつものように東海北陸道を北上して一旦、小矢部(富山)に出て小松空港に行くつもりでしたが、地元の方に相談すると、白鳥から国道158号線で油坂峠を越え福井経由の方が良さそうです。距離的にもこちらの方が近そうです。
会議中に猛烈な雨。

帰る頃には、ほぼ上がっていましたが、それでもポツポツ落ちいています。
帰途というか、小松空港までは、いつもより慎重に走りましよう。

郡上八幡ICから東海北陸道を北上、白鳥で一旦おりて、中部縦貫道に乗り換えます。
学生時代、この中部縦貫道ができていない当時、国道でこの峠を一度だけ越えたことがありましたが、奥美濃側から峠までが難所でした。
それを今では高速道路で一気に越えてゆきます。

中部縦貫道は、白鳥から峠を越えた福井県境までしか開通していません。
この区間は現在無料でした。

県境で258km。
福井県に入ると普通の国道にそのままつながっていて、境界に気づきませんでした。
国道をひたすら西に向かって走ります。
徐々に夕闇が迫ってきます。二十数年ぶりに走る道。ほとんど初めてに近いようなものです。
九頭竜ダム湖と巨大な水力発電所を見ながら、急激に高度を下げてゆきます。

郡上から1時間少し走ったでしょうか。大野平野に出てほっと一安心。
すっかり夜になっています。
大野の街中で302km
福井ICで330kmでした。
そこからは、走りなれた北陸道。

途中のパーキングエリアで軽い夕食に月見そばを掻きこみました。
小松空港に着いたのは、19時を廻っていました。
20:25発福岡空港行きにはバッチリ間に合いました。V(^^)v

本日、九州に行く前に走った距離は、しめて約390km。
よく走ったものです。

航空機への搭乗手続きを待っている間に、この記事も大体書けました。
後半は、機内で書いています。

福岡到着の予定は、21:50頃。
福岡空港は、真下に地下鉄が来ていて、直ぐに中心街に行ける所がありがたい空港です。
(ただし、市内の方の騒音は大変ですが。)

今夜の宿は、博多駅の近くだそうです。
同行するHさんが、一足先に着いて待ってくれています。

明日も朝早くから移動なので、今夜はあまりゆっくり呑めそうにありません。
出張前に既にこの調子ですから、疲れているようなので、ほどほどにしておきましょう。(^^;ゞ


それにしても、やっぱり九州は暑い…です…


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
娘さん (おと)
2006-10-24 21:01:31
娘さんの気持ちわかるような気がします。



私は小学校低学年まで走る事は勿論、

運動することは禁止されていました。



その私が、中学生の時、運動部に入部。

母親曰く、あれは本当にビックリだった。

と言っています。



なんか負けたくなかったんですよね。

やっぱり入って良かったと思っています。

中学生活で、一番のよい経験だったし、

大切な友達との出会いもありましたから。



飛騨高山と言えば、

「さるぼぼ」を思い出します。

私の車につり下がっていますが。



あの連続テレビ小説の町並みは素敵でした。

いつか訪れたいと思っています。

(実は連続テレビ小説のファン)



九州の旅が無事でありますようにお祈りいたします。



返信する
おとさんへ (はれっと)
2006-10-24 21:16:49
娘は、とうとう諦めたのか

運動系の部活を辞めると言い出しました。



マニュアル的には「辞めるな。頑張れ。」と言うべき処でしょうが、

前後の状況と娘の表情から、敢えて「そうか」と受け答えしました。



親バカだと思いますが、

娘は、親の反応を試そうとするような人間ではありません。

(その余裕・強かさがある方が、ましですが僕と同じ直球型のようです)



母親にも言いにくそうなので、娘の前で

とっくにお休みグーになっていた

母親の携帯宛に代理メールをしておきました。



頑張り屋が、限界を認め、違う道を歩もうとする瞬間は、気持ちが複雑になるものです。



それを理解できる親でありたいと

(あいかわらず バカ ですが…)

思うことは ただそれだけでした





おとさん。



ほんとうに何もできませんが、

せめて字句共に蔭ながら

「やっっったぁぁ~」の瞬間が

確実に訪れることをお祈りいたしています。
返信する
父と娘 (さらさ)
2006-10-24 22:51:11
なんでも話せる「父娘」なんですね。



娘さんにとってはれっとさんはよき理解者なんだってこと、よく伝わってきました。



嫁ぐ時は・・・

わーわー泣きそうですね^^ はれっとさん。
返信する
娘が嫁ぐ日 (はれっと)
2006-10-26 00:13:08
えぇ。

僕自身も泣くと思います。



ですから、娘には婿さんを貰えといってあります。(^^;ゞ

これなら、泣かないですみそうです…から…
返信する