はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線最後を訪ねる旅に出発

2006-04-14 22:59:05 | 旅日記
中学・高校は札幌でした。当時北海道には蒸気機関車(蒸機)が走っていて鉄道少年だった私は、授業を聞かずに時刻表とにらめっこ。校則を無視して単独外泊を繰り返しながら、道内の撮影に行っていました。
高校を卒業して北海道を離れ、かつて乗った路線はかなり姿を消し、さよなら列車にも乗りにいけない時期を経て、30年近く。
今度は第三セクターとして生き残っていた旧国鉄池北線:北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が4月20日に廃止になるとの知らせを耳にしました。松山千春がデビュー前に、北海道のラジオDJをやっていまして、足寄など親しく感じていましたのと、何度か訪問しようと思ってかなわないでいた路線でしたので、大変残念に思いました。しかし、幸運(?)にも最も忙しい年度末をはずれていましたので、久々に鉄道少年(既に初老を過ぎていますが…)復活。居ても立っても居られなくなり、時刻表と睨めっこの日々。
詳細は別項にしますが、まさに時刻表をひっくり返すように旅の計画を立ててはやり直すことを繰り返し、漸くANAスカイホリデーの富山・小松・能登発北海道を使うことで日程と予算が合いました。

家内も同行するとのこと。二人とも会社を休み、準備も整えいよいよ当日です。高校に通い始めた娘を送り、生活時間帯が変わった家内は少し疲れ気味。気晴らしのつもりかも知れません。早朝、娘を送っていよいよ富山空港に向け、自宅を出発。高速道路も順調に、予定とおり富山空港着。
早速クーポン券を航空券に引き換えます。偶然、数日前にANAマイレージクラブからスーパーシートプレミアムへのアップグレード券が届いていました!なんとラッキーなプレゼントでしょう。家内の分5,000円が必要ですが、二人ともアップグレードができました。スーパーシートプレミアムは、JRのグリーン席のようなものですが、普通席からはカーテンで仕切られるのでシートがゆったりしている以外、庶民には何が違うのかよく判らないでいましたが、初体験です。
アルコール類も無料ですが、到着後レンタカーなので断念。食事がでる便もあるそうですが、富山→新千歳便は、茶菓詰め合わせでした。新潟県長岡市の瑞花さんのおかき。これがとても美味しいのです。その他、客室乗務員の方から、随所に気配りを頂き旅の初めから大変気持ちよく、この先がますます楽しみな気分です。
「観光ですか?どちらへ」と客室乗務員の方に訪ねられ、「はい。帯広へ」「?」一瞬怪訝そうな表情をされましたが、無理もないでしょう。廃止鉄道に乗るために航空機を使うというややこしい説明を避けてしまったので、一般的観光地でもない帯広に行こうという珍客にしか見えないはずですから。

ところが、その帯広では面白いことが待っていました。

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