はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

冒険義塾世界遺産合宿編・続編

2007-02-12 23:30:16 | 旅日記
こちらを初めてご覧になる方は、前編(冒険義塾世界遺産合宿編(2007-02-11))をお先にどうぞ。

さて、翌日11日の冒険合宿です。

前夜、午前3時過ぎまで語り合った後、仕事で戻らなければならない摩茶さんは奥能登へ。皆が飲んでいるのに、呑まずに準備だけして帰る思いは如何程か…。
無事の帰還を祈るべきですが、僕はトロトロ転寝。
ごめんね。摩茶!

さて、朝になって気づいたのですが、あたりはすっかり雪化粧。

6~7cm程積もっています。
東京組は歓声。(^^)

五箇山特産の栃の実パンとコーヒー(コーヒーを飲めない僕は紅茶…(^^;ゞ)で朝食。

その後、近くの五箇山和紙の里(公式ページ)で紙漉き体験です。五箇山和紙漉き体験葉書3枚コースと、手漉き和紙コースに分かれます。
葉書コースは、葉書3枚を作ります。
手漉き和紙コースは、ランチョンマット大の一枚を漉きます。

僕は手漉き和紙コース。

葉書は、溜め漉きといって、型の上から繊維を含んだ水を乗せ流して厚みを増すやり方。
和紙は、流し漉きといって、竹の簾に繊維を残すように流しながら漉いてゆくやり方。

と漉き方も違います。

僕の作品和紙漉きは何度か体験していますが、ほぼ瞬間芸なので毎回緊張します。
今回の「作品」…です。
左側の二つの葉の他、右にも小さな葉っぱがあるのが、見えるでしょうか。


途中、摩茶さんから電話。
徹夜仕事の最中でも僕らのことが気にかかっている様子。
ありがたいやら、申し訳ないやら

こっちは何とかするから、仕事に専念してくんろ~


漉いた和紙のアイロン!最近、和紙体験コースには参加していなかったのですが、こんな巨大アイロン!であっという間に乾かしてくれます。
こんな便利な「装置」があるんですね~

手前が手漉きコースの作品。奥が葉書コースの作品を乾かしています。


モナリさんの葉書葉書コースのも手漉きコースも葉っぱは一人3枚まで。
モナリさんは、そのうちの一枚を細かくちぎって散らしていました。
さすが!クリエイター。


大騒ぎの和紙漉き体験後、しばらく走って上梨地区へ。雪の五箇山引き続き、雪に煙る五箇山の景色です。

暖冬の今年。
貴重な墨絵です。


上梨のバス停横にある国指定重要文化財「村上家」合掌造りと雪の花東京組は、内部を見学。
僕らは、色々と準備・段取り。

その間に見かけた、村上家の茅葺屋根と雪の花。
今年のような暖冬では、降った直後でなければ、木々に咲く雪の花を見ることはできません。


昼食は、お隣の庄九郎こきりこ.com)さん。昼食を頂いた庄九郎さん
下見をしに摩茶さんと、鈴娘さんが来たとき、こちらでお昼を頂いて、即決めたのだそうです。

中は味わいのある伝統的な間取り。

こきりこ節のささらを鳴らすはれっと

村上家を見学中のメンバーを待つ間、僕らは先に上がりこんでこきりこ節に欠かせない「ささら」の鳴らし方を教わっていました。


僕も…(連日の出張でかなりお腹が出てしまったのがお恥ずかしい)


美味極まりの山菜定食鈴娘さんのチョイスによる今日のお昼は、山菜定食。写真には写って居ませんが、そば椀もついています。
これが、また美味しかったこと!

豆腐の深い味わい。
牛蒡の香り高さと、出汁のバランスの良さ。
ご飯も、漬物に至るまで、山の幸の美味しさを本当によく知って、自然にそれらを引き出しているのです。


この後、急遽予定を変えて未だ訪ねていない世界遺産の集落「相倉集落」へ。世界遺産・相倉集落の撮影スポット案内看板駐車場の横を見ると、こんな看板が…
その先は、棚田のあぜ道。
勿論、この日は、雪で真っ白。

でもそう書かれては、行かないという選択肢は、冒険義塾生にはありません…(^^;ゞ


ここが撮影スポット途中、世界遺産の光景を見に来たのだか、単に雪合戦をしに来たのだか、よく判らない餓鬼の精神状態を経て、ようやく到達しました。


撮影スポットからボタン雪に沈む相倉集落ここからの世界遺産・相倉集落、雪の光景です。


しばし、見とれて…(本当かぁ?)
悪戯をしながら、慣れない一列縦隊で戻ります。

そのまま、帰京する一団。
延泊する一団。
彼らを送って、僕らは一段落。


その後、僕は仕事に突入…しました…(^^;ゞ


●参考ページ
05.8/31~9/2五箇山ウォークと越中八尾「風の盆」(a href="http://www.sikoku-basecamp.co.jp/" target="_new">アウトドア・ベースキャンプさん)


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