あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
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菊花祭準備オヤジの赤半纏  あきオジ

2010-10-24 17:21:32 | 日記
生け花展で活けられていた花ですが
せっかく覚えてきたのに
思いだせません。

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朝茶のむ僧静也菊の花  芭蕉

(このような優雅な句を読むと、芭蕉の「ひとりぼっち」というか孤独感は想定上のものであり、ひとり旅のような旅も全部お膳立てができており、同伴者がいる。行く先々で歓待されている。「奥の細道」とはいえ、どちらかというと歓迎してくれる人が待ち構えている安心旅であり、そこで作られた句も、想定されたものだということが分かります。だから、芭蕉の句についてあれこれ言うつもりもありません。同行者がいても一人であることは事実なのです。でも、同行者がいる安心感が背景にあるものには、どこかでひもじさとか絶望感が薄くなります。ですから、あたかも孤独であることを強調されると困ってしまうのですね。芭蕉のそれを強調したり隠したりしているわけではありません。後の時代の人が勝手に創り出したイメージなのです。一茶の弱者への共感と同じなのですね。芭蕉は教養人としての俳人と理解した方が安心できます。)

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医者殿はけつくうどんで引かぶり  柳多留

(医者はあれこれ薬を調合するが、自信がもてない。けつく(結局・結句)は温かいうどんを食べて寝てしまった。そんな意のようです。いいですね。時代を越えたおかしさがあります。素人の私には高尚に走り、屁も我慢するような俳句は、いまのところ辛抱していますが、少々お退屈様です。)

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