★☆ひらりん的映画ブログ☆★

映画の難しい説明は他人に任せて、ひらりんは簡潔に箇条書きで映画を語ります。

★「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」

2006-12-20 03:38:35 | 映画(ま行)
観よう観ようと思ってて、タイミングが合わず見損なってためぐみさんもの。
「109シネマズ」も年内ポイント倍増セールだし・・・
たまにはドキュメンタリーものでも・・・という事で。
横田夫妻は今、川崎在住という事もあり・・・
公開劇場は少ないけど、「109シネマズ川崎」では公開中。
原題は「ABDUCTION: THE MEGUMI YOKOTA STORY」。
よくぞ、外国人が興味を持って、作品を作ってくれました。
2006年製作の拉致事件系ドキュメンタリー、90分もの。

あらすじ・・・というか、内容。
日銀に務めてた横田夫妻は、転勤の連続だったよう。
この時は、新潟勤務だったという事です。
1977年11月、学校帰りに突如いなくなってしまっためぐみさん、当時13才。
失踪???
当時の捜査では、手がかりも見つからず・・・
テレビの「小川宏ショー」の公開尋ね人のコーナーに出演してた横田夫妻。
最初の何年かは、どうにもならず・・・
風の噂で、日本海側でね不審な失踪事件が続発してるとか・・
遂には、北朝鮮による拉致では・・・と、話が広がる・・が、
20年くらい経っても、国も国会議員も何にもしてくれない。
やっとここ5年くらいで、小泉さんが、人気回復?の為なのか訪朝・・・
拉致問題がクローズアップされるようになる。
でも、北朝鮮にはめぐみさんの死亡宣告はされるわ・・・
孫が見たけりゃ、こっちに来いだの・・・
挙句の果てには、偽遺骨を送りつけられるわ・・・で、
非情に過酷な人生を歩んでらっしゃる横田夫妻。
娘が生きてる事を信じ、30年も活動している姿は感動モノです。
街なかで署名運動に出くわしても、無関心を装ってしまうけれど・・・
ちょっと耳を傾けて、関心が湧いたら、署名してあげよう・・と、
彼らの活動を見て思いました。
ところで、横田夫妻のほかにも、
増本さんが拉致事件の関心を高めようと、参議院選挙に立候補したり・・・
夢かなわず、病死してしまう拉致被害者の家族もいらっしゃいました。
ホント、この方々・・・家族の命の為に、人生奉げちゃってるんです。
今でも、超ハードスケジュールで、日本全国を駆け巡り・・・
拉致問題解決に向け、講演会をこなしている横田夫妻。
なんとか、無事にめぐみさんと再会できるようになって欲しいものです。
日朝国交正常化問題は、超難関の外交問題。
一触即発の危機もないとは言えず、押したり引いたりのせめぎあい。
弱腰外交と言われる日本だけど、
ここはひとつ、国民の生命の為に、頑張ってもらいたいところです。

ここ数年、拉致問題もメディアで大々的に取り上げられるようになり、
このドキュメンタリーに出てくる内容は、たいていの人は周知の事実として分かってる事ばかり。
でも、元北朝鮮の工作員の証言はちょっとショックでしたね。
ひらりんも疑問に思ってたけど、
日本語や日本人の事を知りたければ、在日朝鮮人を使えばいいと思ってましたが・・
完全に日本人に成りすまし、世界各地で活動するには、
日本人から生活習慣やコトバを習わなければ、成りすませない・・・という事でした。
あと、よく出てくる元工作員・・・
拉致被害者家族には、申し訳なくて、恥ずかしい・・・と語ってました。
自分が指令を受けてたら、間違いなく、同じように拉致してきたハズだから・・と。

帰ってこられた拉致被害者の5人さん。
まだまだ、語れない事がいっぱいあるのでしょう。
いや、もしかしたら、世間に公表してないだけなのかもしれません。
まだまだ多数の拉致された方がいるはずです。
ピョンヤンには英国大使館があって、MI-6が諜報活動してるとか・・・
アメリカのスパイ衛星が数十センチの精度の写真撮ってるとか・・・
いろいろ噂はありますが・・・
あらゆる手を尽くして、拉致問題・・
核・ミサイル問題を解決して欲しいものです。
ついでに言えば、
将軍様の先軍政治のもと、人権侵害や貧困にあえぐ北朝鮮の人民のみなさんも、
何とか救ってあげたいですね。

今回は関連作はなし・・・

評価の★印もやめておきましょう・・・

ちなみに、ひらりん、めぐみさんとはたぶん同級生・・・
13歳で拉致されて、船で運ばれ・・・船酔いし・・・
爪が剥がれるまで、船室を引っかいためぐみさん。
伝え聞くのは簡単だけど、いざ自分だったら・・・と思うと、
超しょんぼりしてしまいます・・・。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうですね (そうだちゃん)
2006-12-29 10:11:48
TBありがとうございます。
良い文章をお書きになられますね。
★印をつけなかったというお気持ちに共感します。
返信する
こんばんわ。 (michi)
2006-12-29 18:46:18
TBありがとうございました。
私からのTBが不調のため、コメントにて失礼いたします。

>爪が剥がれるまで、船室を引っかいためぐみさん・・

何ともいえない作品でした。
政府の方々には、自分の娘だと思って、
まためぐみサン以外の拉致された方々が自分の家族だと思って、
外交に力入れて欲しい・・と思いました。
拉致されてしまった方々が、
一日も早くご家族のもとに戻られることをお祈り申し上げます。
返信する
こんばんは! (アイマック)
2006-12-30 00:09:16
ひらりんさん、いつもTBをありがとう!
足跡、残せずすいません!

拉致された方々が一日でも早く戻ってこられることを
願うばかりです!
外交、がんばってほしいですよ。

来年もいい映画に出会いたいです!
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トラックバック、ありがとうございました。 (冨田弘嗣)
2006-12-31 21:55:09
 本作のようなドキュメンタリーがアメリカで作られたことに感謝したい。私はそう思いました。アメリカ映画であれば、それは世界市場なわけで、現在は日本のみの公開であっても、どう化けるかわかりません。日本の情報に疎いアメリカ人が感心をもってくれることには大きな意味があるのではないか。これからのアメリカの報道に期待するのみです。読ませてもらい、ありがとうございました。  冨田弘嗣
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Unknown (たーくん.)
2007-01-14 21:18:28
こんばんは。遅くなりましたが観てきました。
確かに評価すべき映画ではないですよね。
でも映画が公開されたことには評価されるべきで
もっとこのことを世界の人々に知ってほしいです。
返信する
Unknown (ここ)
2007-02-02 19:12:38
こんばんはw
先日観てきました。
もっとみんながこの事に関心を持って、国を動かすことが出来ればなぁと思いました。
返信する
Unknown (髭ダルマLOVE)
2008-01-28 19:37:41
ご高齢になられた親族の方々を見ているとやりきれない思いになります。1日も早く拉致問題が解決する日が来ることを願います。
返信する
Unknown (Unknown)
2010-01-19 21:54:54
私もめぐみさんと同じ学年なので胸が痛みます
私は45歳山口百恵さん引退から30年阪神大震災
15年でもあの一家の時間は昭和52年のままです
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