pianist平川勝朗ページ

ピアニスト平川勝朗に関する情報です。
スケジュール、チェックしてねー。

小確幸一個追加

2009-02-26 | 日々雑感
コドモを膝に抱いて、焼酎お湯割りをちびりちびりとやりながら、ブログ記事を更新する、というのを
「小確幸」リストの中に追加しようと思う。
(小確幸知らない人は前の記事にちょっと書きましたのでそちらを)

こないだ村上春樹氏がイスラエルでブンガク賞をもらっておきながら、彼の地において、イスラエルの武力政策に強く反対するスピーチをした、ということが新聞に載っていて、おお、さすが世界のムラカミハルキ、いいぞいいぞ、と思っていたら、あとで聞いた話で、その模様、結構テレビで放映してたんですってね。僕はテレビをみない人種なので、当然のごとくmissってしまいましたが、
あーあ、見たかった。
僕はこんなにコアなムラカミファンなのに、まだ一度も氏の肉声を耳にしたことがないのである。
といっても、氏はかなりな程度のマスコミ嫌いで、テレビ出演なんか、あの知名度の割にはほとんど皆無であって、今回の出来事はほんとに千載一遇のチャンスであったはずなのであった。
だから、ほんとなおさらやね。
まあ、氏はちかぢかノーベル賞をとるであろうと、まことしやかにささやかされてる方であるから、
ま、そんときは、めったにつけないテレビ、つけっぱなしにしとこうかなとは思うけど。

しかしうちの娘、まだ100にちそこそこしかこの世界では生きてないけど、
さっきから、おとなしいしてますけど、
じっとパソコンの画面みて、何感じてんやろか。

そうそう、話はあっちこっちにとびますが、
僕はキースジャレットのめっちゃコアなファンやのに、まだ一度も生の演奏聴いたことないんだけど、
そういうのってどうなんでしょうか。
多分あとで、ぜったい後悔すると思います。




昨日の夜から

2009-02-17 | 日々雑感
今日にかけて、けっこう雪が降った。
それでも今日の朝がたはちょっと太陽がでていて
空気がすばらしく透きとおっていた。
雪が降ったあと日が照ると、道に積もった雪がとけて道がぬれて
太陽の光りがそれに反射して、すごくきれいだ。
雨の時より乾きが遅い分、そういう状態をわりと長いこと目にすることができる。
それと屋根に積もった雪がとけて、それが一段下の屋根とか地面にしたたり落ちる音。
天気は晴れているのに窓の外で際限なくピチャピチャと音がしている。
なぜかわからないけど、昔からそういう光景と音のかんじが好きだった。

すごく寒かったけど、雪があまり降らない平野部では、ほんと1年に一回あるかないかのすごく希少な光景で、
雪国出身の僕としては非常になんというか、こころがほっとするというか、ノスタルジックな感傷にひたってしまうというか、
多分「サウダージ」的な感触、というのか。



某投稿動画サイトを見てると、思わぬところでいろんな発見をするわけですが、
最近のヨーロッパのジャズピアノシーンは、キースジャレットの影響から出発した、
すっごく耽美系ななよなよピアノが、
一つのプレイスタイルとしてほぼ確立した感がある気がします。
なよなよ、というのは僕の本心ではなくて、
ほんとはもっと肯定的な形容詞を使って表現したいとこなんだけど、
どうせいわゆるところの日本のジャズファンの方々に言わせればそんな印象に映るのが関の山なんじゃないか、
と思って、言われる前に言っちゃえ、そうそうそのとおりですー、って勝手な被害妄想、
そのなんというか、非常に屈折した心理から出てきた言葉なんだけど、
まあ、それはいいです。
そんでもって、そうゆうピアノの最右翼はTord Gustavsenな訳だと思う訳だけど、
まだまだ若手と言えるであろう彼が、もう既に、更に若いピアニスト世代に影響を与えつつあるようで、
そういうのが大好きな僕としては、ほんとに大歓迎したい状況でありまして。

という訳で、自分だってそういうピアノが弾ければいいのにな、
って思うことは思うんだけど、
まあ、道はふつーに険しい。
険しいことこの上ない。


スパゲティー

2009-02-09 | 日々雑感
夕方急に雨が降ってきて、
ほんとは自転車でちょっと外に出て食事をする予定だったのが、
急遽とりやめになった。
で、家で夕飯を作ることになったのだが、冷蔵庫にはたいした食材もなく、
そういう時のお決まりコースでスパゲティーを作ることになった。
家の食事は基本的にはかみさんが作ってるけど、スパゲッティーの場合に限り、自分が担当している。
理由はまあいろいろある。

少ない残り物食材の組み合わせで、いくつかの可能性についてかみさんと議論しあったが、
結局、キャベツ、ツナ、しめじのクリームスパゲティーというところに落ち着いた。
僕がスパゲティーを作る時にまずはじめにすることは、
酒を用意することである。
ちなみにこれは料理に使うのではなく、酒本来の用途、
つまり、飲むためである。
今ぐらいの季節だと、焼酎のお湯割りを用いるのが正しい。
酒をちびりちびりやりながら料理すると、気分が適度にハイになって、作業が非常にスムーズにはかどる。
今日の献立の所要時間は約15分。
味見一切なしで皿に盛ったが、まずまずの出来であった。
モノトーンな日常生活の中にあっては、ささやかな自己満足である。
ムラカミ氏的に言えば、「小確幸」(小さくはあるが、確固たる幸せ)というやつである。
そういえば、ムラカミワールドの中には、本当に頻繁にスパゲッティが登場する。
エッセイにもたびたび登場するし、短編小説(のようなもの?)で「スパゲティーの年に」というやつもあるし、
あの、「ねじまき鳥クロニクル」の冒頭だって、いきなりスバゲティーをゆでているシーンである。
というわけで、なんとなく気になって、「カンガルー日和」に入ってる、「スパゲティーの年に」
という短編を久しぶりに読みかえしてみた。
まあなんということのない、たわいのない文章である。まさに
ムラカミ氏のいう、スパゲティー小説(スパゲティーを茹でながら気軽に読める小説)そのままだ。
でも、彼がスパゲティーがすごく好きなんだ、ということは、とてもよくわかる文章。
好きっていっても、スパゲティーという料理が好物だ、という意味においてではなく、
なんというか、スパゲティーという食べ物の存在のありよう、というか、スパゲティーにまつわる空気感というか、
まあ、彼自身の私的なスパゲティー体験に基づくイメージなんだろうけど、
そういうような感覚をすごく大切に思ってるんだろうな、
ってことが、非常によくわかる文章です。

なんかそういうの読むと、
自分も独身生活時代によく作っていたスパゲティーのことをふっと思い出す。

一人暮らしの汚いアパートのなかで
スパゲティー作りながら
ちょっと心地いい孤独感。


2月のライブスケジュール

2009-02-03 | スケジュール
ちょっとだけ増えました。よろしくです。

 2月 6日(金)  HELLO DOLLY(京都市中京区先斗町四条上ル tel,75-241-1728)
           滝川 雅弘(cl)
           平川 勝朗(p)
           廣田 昌世(b)
           土佐 まさかず(ds)

 2月 7日(土) 祇園Birdlandピアノソロ(演奏は21時頃からです)

 2月 8日(日) restaurant de Chez moiピアノソロ

 2月13日(金)  HELLO DOLLY(京都市中京区先斗町四条上ル tel,75-241-1728)
           篠崎 雅史(ts)
           平川 勝朗(p)
           児島 知史(b)
           土佐 まさかず(ds)

 2月15日(日) restaurant de Chez moiピアノソロ


 2月18日(水) 祇園Pick up
          保原むつみ(vo)
          平川勝朗(p)

 2月22日(日) restaurant de Chez moiピアノソロ