丘を越えて~高遠響と申します~

ようおこし!まあ、あがんなはれ。仕事、趣味、子供、短編小説、なんでもありまっせ。好きなモン読んどくなはれ。

あとがき・・・のようなもの。

2005年08月13日 | あとがき・・・のようなもの
 先日こちらに載せました「約束  しんせんぐみ!番外編」の事を、行きつけの掲示板(堺雅人さんのファンサイト)で紹介させていただいたら、ぼちぼちとそちらの常連の方が来て下さっているようです。居酒屋を新規開店したら、修行先の料理屋の常連さんがお祝いに来てくれた時のような心境とでもいいましょうか、嬉しいです。(どういう例えや・・・)
 「約束」は昨年の大河ドラマ「新選組!」の33話をベースに考えた話です。山南敬助と別れた後、おすず(明里)はどうしたのか。どう生きて、どう死んだのか。それが頭から離れませんでした。それは同じ女としての共感とでもいいましょうか。
 三谷幸喜描くところの明里は、きっと山南の死を悲しんで後を追うようなタイプではない。山南の面影を抱きながらも、一生懸命自分の人生を生きようとしたのではないか・・・。ささやかながらも精一杯の人生を終える最後の瞬間に、山南の事を思いだしながらその思い出と共に逝く。そんな気がしたのです。
 おすずのその後の人生は、実はもう一バージョン考えてありました。大店の下働きをして、出入りの職人(大工かなんか)に見初められ後妻に入る(笑)。そこで夫の連れ子を一生懸命育てている、という(爆)。この設定も気に入っていたのですが、これで書くとどう考えても光縁寺に明里の墓を建てる事が難しいので、やむなくボツにしたのでした。
 それと、おすずを「母親」にしたかったのです。それで姪を登場させました。山南を惹きつけた要素の一つには、きっと「母性」があると思います。自分の子ではないにしても、大切に育てる。そんな懐の深い女性だろうと感じたのです。
 ほとんど私の妄想なので三谷幸喜が見たら怒るでしょうが、そんな事は絶対にありえないので(爆)好き勝手に書いてしまいました。私の中では一年越しのモヤモヤが晴れてすっきり快晴!
 ちなみに私の頭の中では、晩年のおすずは「やつれた藤山直美」もしくは「アキ竹城」でした。藤山直美(アキ竹城)と堺さんの抱擁・・・絵的には物凄いですな(爆)。堺さんの肋骨がバキバキと音をたてて折れていく様子が目に浮かびます・・・。怖すぎる。

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2 コメント

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おはようございます。 (keroyon)
2005-08-13 08:16:26
約束「新選組!」番外編・・・読ませてもらいましたよ!

ちえぞーさん、文才あるやんか~!・・・感動しました・・・。

龍馬の妻であったことを誇りに生きた、おりょうの人生も思い出したりしました。おすずとは、またキャラクターが違うのですが。



しかし「やつれた藤山直美さん」「アキ竹城さん」・・・?!・・・山南さんのきゃしゃな骨が音をたてて折れる抱擁って・・・どんなんや!



さすが、大阪の女~♪ですね(笑)。



かくいう私も、大阪人ナイズされてきておりまして・・・いまや「大阪人よりも大阪人らしい」・・・と、自他ともに認めております(爆)。



話を元にもどすと、おすずさんの晩年のお姿は島倉千代子さんか、瀬川瑛子さんか・・・中村玉緒さんか・・・と、私は想像しながら読ませてもうてたんですがね(笑)

・・・母性がキーポイントで可愛げもある・・・

藤山直美氏もアキさんも嫌いではないのですが、堺さん@山南さんとの抱擁シーンが、それではお笑いになってしまいまする・・・(爆)。



朝から、楽しませてもらっておおきにです!

お盆はこぼん?(違)・・・ヨメの立場ならば、なんとなくその予定が想像できます・・・私はおかげさまで?・・・今年は、恒例行事をパスできますので・・・ある意味、ほっとしとります(苦笑)。

ストレスたまったら、どんどん書いて発散しませうね!・・・では、よい週末をお過ごしください。
ろっ骨ばきばき (ちえぞー)
2005-08-15 09:50:32
ケロヨンさま

 ようお越し、岩おこし!

読んでいただけて光栄でございまする。

 藤山直美と堺さんの熱い抱擁・・・それはそれでコメディとして一本書けそうな(笑)。浪花の喜劇(松竹系か?)としては成り立ちそうな構図ですね。気が向いたら書いてみようかな(爆)。



 亭主の実家で朝の九時半まで爆睡してしまいました。おほほ~。世間で言うところの嫁とはかなりギャップのある嫁です(爆)。反省の色ナシ!ウカレポンチはどこに行ってもウカレポンチです。

 (お義母さん、ごめんなさーい!)

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