イギリスはやっぱりマズい

イギリス生活の不満を世界の裏側で叫ぶ

思い出した、アイスランド旅行記書こう

2005-12-08 22:04:17 | イギリス暮らし
 と思ったけど、こってりしたのを書く暇がないので、写真中心であっさりと(笑)

・レイキャビクの町

 市街地にあるホテルに泊まりましたが、こじんまりして新しくて、かわいい町でした。

・アイスランドといえば、ゲイシールの間欠泉

 数分置きに、どっぱぁ~~~と上がります。ぷしゅ、としか出ないこともあり、その時々で派手さは変わりますが、なかなか楽しいです。
 で、温泉の国なんで、間欠泉の水も高温です。
 アイドゥルも見ただろな。

・自然いっぱい

 いっぱいというか、荒野というか、暇な土地が多い(笑)
 「ゴールデン・サークル」と呼ばれる、間欠泉とか滝とかが集まる一帯があるのですが、これはその滝。すごい大きいです。近くまで行って、水しぶきでぐしょぬれになってきました。あまりのぐしょぬれさに、すれ違ったアメリカ人に「大丈夫?」と言われました。

・温泉ざんまい

 豊富な温水は地熱発電に使われるほか、荒野から直接ぶっといパイプで市街地まで引いてきてます。なので、荒野は溶岩の冷えたゴツゴツした真っ黒な岩と、パイプだけしかありません。
 だからえげれすのように「お湯がなーい」ということにはならないそうです。
 で、一番有名な温泉「ブルーラグーン」ですが、地熱発電で使って少しぬるくなったお湯を温泉として再利用してるんだそうです。

 ちょっと中では撮れなかったんで、ブルーラグーンのすぐ外にある池の写真です。ブルーラグーンのお湯も、まさにこんなふうに真っ青です。
 写真で見て「こんなきれいな青なわけないじゃん」と思いましたが、ほんとに写真のとおりの青でした。

 …えいどぅるも、この青を見て「チェルシーに入りたい!」と思ったのでしょうか(ないない)。

 上記のとおり、ここは人口の温泉です。露天風呂なのですが、温泉の下の地面は舗装されてなくて砂利。お湯はしょっぱいです。
 美容にいいというミネラルなどを含んだ白い泥が置いてあるので、みんな顔や体に塗って「ゲイシャガール」のようになってます(笑)

 温泉の端にはエステエリアがあり、温泉に浮かべたマットの上に寝て、スウェーデン式マッサージも受けられます(勿論追加料金が要ります)。
 お湯の上に浮かんでるんで、半無重力状態でものすんごく気持ちいいです。マッサージオタクの私も、これはすごく気に入りました。行く機会のある人は是非!


・クジラウォッチング

 街から船で1時間ほど行ったエリアでクジラを見ました。
 が、その時見れたのは一番小さい種類のミンククジラで、「えっ、イルカじゃないの?」というくらいの大きさ。
 その上いつ海上に出てくるか分からないのでなかなかシャッターチャンスが…

 もちろん、すんごい寒かったです。ごつい合羽を貸してくれましたけど、凍えました。でも楽しかったからいいけど。


・食べ物

 すいません、私食べ物に興味がなくて「不味くなければいい」と思う人なんで、書くことあまりないです。
 でも、とりあえずアイスランドに行ったらクジラを食べないとな、と思ってたんですが、なかなか機会がありませんでした。
 ところが、ほとんど最終日くらいになって、ふらっと入ったシーフードレストランで…

 ブッフェを皿に取っていたら、後ろの外人が鴨のカルパッチョみたいな食べ物(写真一番上)を指しながらボーイに「これ何?」と聞きました。
 ボーイは答えました。
 「クジラです」

 キターーーークジラ!!
 ということで、いっぱい食べました(笑)

 あとはこの野菜スープ?が名物だそうですが名前忘れました。
 この添え物のパンも美味しかったです。パンのうまさごときで驚くとは、いかに食べ物の不味い国にいるかってことですよね。
 あっそうそう、物価高いです。ロンドンと同じくらい(ということは東京ともそう変わらない)です。



でーたがあぼーん

2005-04-16 15:38:47 | イギリス暮らし
個人のホームページを持っているんだけど、
(短編小説です)
そっちのCGIサーバがクラッシュして、
データが全部 とんだ。

もう使っていないCGIも多かったんだけど、
一部は重要なやつで、
その短編小説を管理しているCGIだったのでショック。
小説のファイル自体は別サーバ上にあるから、
本当にほんとーに困るかと聞かれるとそうではないけど。
それにしても、
どっちもバックアップがまったくないわけではないが
ちょっと古いんで差分を追加するのがかなり面倒だ。


しっかし、このISP、
CGIサーバまるまるあぼーんてのは
どうよ?
日本でこういうことある?
BTほどじゃないけど、
年間最優秀ISPにもなったことのあるわりと大手なのよ。


ユーザフォーラムではさぞかしみんな怒ってると思ったら、
「ショックだけど、
 個人ファイルのバックアップは個人の責任、って
 書いてありますからね」
と結構冷静な人が多い…

イギリス人、オトナだ…
というかあきらめ早い。
この国では、いろんな理不尽なことがあるからな。
これくらいで激昂してたら、持たないんだろな。


なんせ、乗ってる地下鉄が
知らない間に行き先変わるしな。
丸の内線に乗ってたと思ったら有楽町線になってるのよ、
気がつくと。


ここはそんな国です。

衛星放送を入れたものの…

2005-04-04 22:19:34 | イギリス暮らし
アメブロの頃からお読みになってくださっている方もいらっしゃると思います。
そちらに書きましたとおり、1月ごろ、衛星放送のスカイを入れました。
その頃スカイは新規加入キャンペーンをやっていて、3ヶ月間は半額になるというものでした。それでほいっと乗ったわけです。
その時電話したスカイの人が「3ヶ月半額だから、このパッケージ(月41ポンド)にして、3ヶ月過ぎたらほかのもっと安いパッケージに変えればいい」と言ったので、そうしようと思い申し込みました。

そろそろ3ヶ月なので、パッケージを変えなきゃな。
映画はあんまり見ないから、映画のないやつにして、そうすると30ポンドちょいになるから、その分チェルシーTVを入れるか。少し安くなるな。

と思いながらふと銀行のステートメントを見ました。
(この国には日本の銀行のように通帳はありません。1ヶ月に1回くらい、ステートメントが送られてきてそれに全出納が載っています)
すると

1/16 sky digital 41ポンド

全額引かれてるじゃんかーー!?!?
半額って言ったのにーーーー!!!

私はそもそも電話が嫌いで、よっぽどでないとかけないし苦情や手続きはメールで済ませたいのですが、これはどう考えても電話をかけなければらちがあきません。
仕方ないので、決死の思いでかけたところ。

「あなたのアカウント情報には、半額にするという情報がどこにもありません」

ときた。
「あなた1月ごろに半額のキャンペーンやってたの知らないんですか?」とあきれたように、私。
「知ってますよ。でも、そのキャンペーンの適用を受けたという記録がどこにもありません」
「その頃に加入した人はみんな受けられるんじゃないんですか!?」
「違います。適用します、とこちらで言った人だけです」

はぁ~~~~~~!!?!?!?

「どうやって加入したんですか?」
「電話です!」
「では、その時の電話の内容は録音されて保管されていますから、その内容を聞いてくれるように、ヘッドオフィスに手紙を書いてください」
「あなたがその録音を聞いてくれるように言ってくれるんじゃないの!?」
「いえ、手紙を書いてください」

この手紙ってのがこの国のくせものなんだー!
大体読んでくれないし、遅いし、それからさらにすったもんだがあることは火を見るよりも明らかである。

「それ、私がしなきゃならないんですか!?(Do I have to do that by myself!?)」
「いえ、しなきゃならないってことはないんですよ(You don't have to ...)なぜなら…」

ああもう聞きたくない。
もうすんごい、イギリス的だ。まごうことなきイギリスだ。

これから40ポンド(8000円)をめぐってまた、長い闘いが始まる…

ニュースダイジェスト

2005-03-28 07:21:56 | イギリス暮らし
ロンドンに住んでいない人にとっては何のことやら…というネタですが。

ここ数週間、ニュースダイジェストの配信が止まってます。
以前関わったことがあるので、多少何が起こっているか想像はできるのですが。

もちろん、確実なことは言えませんけど、いろんなロンドン関係の掲示板での書き込みを読んで、世の中には知らないことでも知っているかのように断定的に書く人が多いんだなあと改めて痛感してしまいました。
廃刊になったと決めつける人はまだしも、そうと決まったわけでもないのに、「カネ返せ」と叫ぶ人。まあいろいろです。
数年前にも経営者に関していろいろ起きましたが、それでも休刊したことはなかったので、今回の問題は大きいのだとは思いますが…

日本企業からの広告収入でやっているフリーペーパーにとって、日本の不況と日系企業撤退は大きな打撃です。小さなチーズをジャーニーと分け合っている状態です。それでも、彼らは「日本人コミュニティのお役に立てれば」と思って頑張っていると思います。
批判もいろいろあることは承知の上でしょう。
叱咤激励しつつ、あたたかく見守ってあげてはどうかと思います。
手前味噌ですけど。

金づるを駆逐する国

2005-02-08 22:38:13 | イギリス暮らし
 ここを見てくださっている方には学生の人もいるかもしれないので…。

 あなた、BBCのサイトによると、学生ビザ申請料が4月からほぼ2倍になるそうですよ。
 郵送だと250ポンド(5万円)、ホームオフィス(内務省)に出向いてその場で取得するのだとなんと500ポンド(10万円!)もかかるそうですよ。それも、却下されても返金されないんですよ。
 こここ、こんなことまでしてこの国で学生したい人いるんですかね。いるか…
 私が学生だったら出せませんでしたよ。500ポンドっていえば、留学生の2か月分くらいの家賃だそうですから。

 この国何考えてるんでしょ。ここのベッカムじゃないですけど、この国は「英語は地球語!」という幻想からかなり恩恵を受けているんですよ。つまり、語学学校などの教育機関に留学生が落としているお金で儲けている部分が多いのです。そんなことは政府も百も承知のはずなのに…。
 当然、大学などは大反対しています。
 学生以外のビザ申請は335ポンド(6万7000円)だそうで、私もひとごとじゃありません。

 しかし、500ポンド出すのに見合った仕事をしてくれるんならまだしも、政府機関のくせに外国人にとっては大事な大事なパスポートを無くしたりするいい加減なやつらですからねえ、ホームオフィスは。昔学生ビザの延長でパスポートをホームオフィスに送った人が、パスポートをなくされ、抗議して無理やり永住権を強奪したとかいう伝説まであるそうです。
 早くビザが更新したい人は直接ホームオフィスまで出向くのですが、これが外で3時間、中で1時間とか待ったりもするそうで(予約もできるが、これもかなりめんどくさいらしい)。じゃあ郵送で申し込めばいいじゃん、と思うかもしれませんが、忘れちゃいけません、この国の郵便局はあの郵便物を無くすので名高いロイヤル・メール! ホームオフィスが無くさなくても郵便局が無くすかもという心配をしなければなりません。何せ、書留にあたるregistered mailで出してもなくなるときはなくなりますからね。
 ほんと、OECDから脱退したほうがいいんじゃないでしょうか。

East Endの女

2005-02-05 17:27:31 | イギリス暮らし
 Pet Shop Boysのデビュー曲で80年代を代表するヒット曲、「West End Girls」。

In a West End town a dead end world
The East End boys and West End girls

 という歌詞が出てくるが、west endというのは「London中央部西よりの地域で、富豪の邸宅が多く、また大商店・劇場・公園などがある」(リーダーズ英和)となっている。一般的に繁華街を意味することが多い。一方のEast Endとは、「London東部の下層民街・工業地区」とある。

 私の住んでいるのはEast Endである。といっても、テムズ川沿いのエリアは再開発されてヤッピーのすみかになっており、今では全部が全部下層民街というわけではなくなっている。金持ちの好きそうな新築物件も増えているが、確かに工場や倉庫が多かったので、工場を住居に作り変えたウエアハウス・コンバージョンもよく見る。
 うちの周囲にもそういう住宅がわりとある。ちなみにうちは普通のdevelopment(マンション)で、築20年。この国では新しいほうだ。前住んでたフラットは築120年だった。

 East Endというとまだ殺伐としたエリアというイメージなのだが、そういうわけなので、いつもは自分がEast Endに住んでいるという意識はない。今朝カウンシル(市役所みたいなもの)からアンケートが届いていて、そこに「Living in East End」というフレーズがあったので、ふと思い出したしだいである。

 アンケートは公共サービスについてのものだったが、一番最後にナショナリティを書く部分があった。

・White(British・Irish)
・Black or Black British(Caribbean・African)
・Mixed(White&Black Caribbean・White&Black African・White&Asian)
・Asian or Asian British(Indian・Pakistani・Bangladeshi)
・Chinese
・Other ethnic group

 もちろん私はother ethinic group(その他の民族)である。
 しかし、Chineseだけ別に書いてあるというのはすごいというか、うなずけるというか。
 ロンドンは人種の坩堝だけあって、アンケートの内容を20ヶ国語ぐらいに翻訳して送ってくれるサービスもあるそうだ。説明を見ると、中国語はあれとしても、見たこともない文字がずらりと並んでいた(写真)。
 無論日本語はなかったけど。

コンラン、最高!

2005-02-03 16:42:02 | イギリス暮らし
 英国のインテリアショップや雑貨屋には、たまに「良いな」と思えるものがある。
 誤解しないでいただきたいのだが、この国ではインテリアのセンスが良い人が多いとか、だから趣味の多い店が多いとかいうつもりはまったく、ない。
 バスルームに花柄の壁紙を貼り、じゅうたんを敷いてしまうのが普通のお国柄なのだから、ごく一部にあてはまるケースである。
 
 シャーロック・ホームズやマダム・タッソーろう人形館で有名なベーカー・ストリートの近くにあるマリルボン。このハイストリート沿いにはインテリアショップが立ち並ぶ。
 有名なコンラン・ショップもここにある。英国のインテリアは趣味の良いものが多いとはいえないが、コンランは別である。
http://www.conran.ne.jp/

 彼は英国の誇るモダンインテリアデザイナーの旗手。シンプルでモダンででもどこかスパイスが効いているというか。
 コンランに限らず、インテリアショップを見るのは楽しい。うきうきわくわくする。「これいいなあ」「これをあそこに置いたらすごいかわいいだろうな~」と妄想するだけで違う世界に飛び立てる。とてつもない幸せだ。
 しかし、こういう店に行くのは諸刃の剣でもある。
 幸せをかみしめながらも、物欲と一瞬一瞬闘わなくてはならないからだ。
 私はいつも、あれこれ手に取っては「ダメダメ。これは無くても生きていける」、値札を見ては「…200ポンドおおおお!?(約4万円)あり得ない!」などとブツブツ言っているので、傍目から見ると気味が悪いと思われる。

 ベビーピンク地にチョコレート色の太い毛糸がぽつぽつ出ているクッションカバーに一目ぼれ。ほ、欲しい! でもこれからあったかくなるのに暑苦しいクッションカバーは不要だ。それにカバーのくせしてあり得ない値段である(1万円超える)。
 よっぽど物欲しそうな顔をしていたのか、店員に話しかけられた。


 なんとかコンランではお金を落とさず逃げ出し、食器のブリッジウォーターに到着。
http://www.bridgewater-pottery.co.uk
 ここでは妹に頼まれた土産の皿と、居候先の友達にも土産を買わなければならない。ここは素朴な中にもかわいらしさのある食器ばかり。特に、ベイビーマグという小さめのマグカップが人気だ。大きい方のマグにはシャムネコ、小さい方には子猫のシャムネコ…というふうに品揃えもなかなか。季節ごとにラインを変えるので、それも楽しい。
 妹の頼んでいたものがどれか分からず、携帯で電話をかけて確認。「姉ちゃんいいなぁ~。どこでもドアで飛んで行きたいよ」と言われる。

 ここの店員さんは、ここは英国かと思ってしまうほど愛想が良い。かわいくて親切。今日も、店内でStingが延々かかっていたので「Sting好きなの?」と聞いたら、「今ここにあるCDがこれと、アリー・マクビールのサントラだけなの」と苦笑していた。クリスマスシーズンはもっとひどいそうだ(そりゃ、クリスマスソングばかり流すからね)。

いいえ私は天秤座の女

2005-02-02 02:20:34 | イギリス暮らし
 BBCニュースによると、ある大学の調査で一般に夏生まれの人の方が冬生まれよりラッキーと感じる割合が高いんだとか。ちなみに1位が5月生まれ(50%)で、最下位がなんと10月生まれ(43%)。
 えええ~~~私10月生まれですけど自分のことはラッキーだと思ってるよかなり。むしろ運だけで生きてるというか。まあ、悲観的というのは当たってるけど…それにしても、10月生まれの大半は快楽主義と言われる天秤座なわけで、意外な結果。
 リポートによると、生後6ヶ月以内に日照時間の長い夏を迎えた子供の方が活動的になるのだそうで…活動性と幸運に何の関係があるのか?
(それと、まあこれを言ってしまうと身も蓋もないのですが、43-50%の開きって大したことないような)

 で、それによると運を向上させる方法は、

・直感を信じる(たいてい正しい)
・新しい体験に対して寛容になる。いつもの決まりきった手順に変化を加えてみる
・うまくいった過去の経験を思い出す時間を毎日設ける
・大事なチャンスの前には、ラッキーな自分を思い浮かべる

 だそうですけど…。
 なんかこれだけ読むと気休めにしか読めませんし当たり前のことなんですが、やっぱり自己暗示って重要みたいです。友達に就職に関しては強運の人がいるんですが(彼女はあの世界一の富豪がやってる会社に勤めてます)、私の就職活動中に「就職の神様を送ってあげるから」と言ってくれまして。なんだかそれは効きそうだなとなんとなく思っていたら、以来採用については負けなしに。そこで、ご恩返しといってはなんですが、ほかの友達に私のほうから「就職の神様を送る」とメールをしたら、彼女も採用になりました。
 就職の神様、今頃どのへんにいるのかなあ。

World shut your mouth(世界よ、黙れ!)

2005-01-28 10:30:29 | イギリス暮らし
 英国に来て初めておもしろいと思ったテレビ番組がこれだった。


 Dom Jollyという変哲もないおっさんが一般人にドッキリというかいたずらをしかけていく番組。日本で言うと電波少年にちょっと似てるかも。
 DVDにもなっているが、最近見ないなァと思っていたら、チャンネル4からBBC1に移って「World shut your mouth」というタイトルで金曜の夜10時35分から新たに始まった。
 けど、内容的にはほぼ一緒。

 今日見たので一番おもしろかったのは、バス停の話。
 普通のバス停の横に勝手に「Business lounge」と書いてあるガラス張りのブースが作ってあり、中にはソファにこしかけて新聞を読むビジネスマン風の男(仕掛け人)。それを横目に、普通のバス停で待つおばさん(一般人ターゲット)の前にスーツを着たドムが登場。
 「ここはエコノミー? エコノミークラスだろ。私はビジネスクラスのほうだから」といって、ガラスのブースに入っていく。はいりぎわにおばさんに「ここはビジネスラウンジだ。私たちは特別だ、君たちとは違うんだ!」と捨て台詞(笑)
 その後、役所か警察の人(これは本物)が2人来て「こんなところに勝手に何を建ててるんだ!」と怒ってくる。ドムは「バスを待っているんです。ここはビジネスクラスのラウンジですから」と答える。「バスを待ってるって、いつまで待ってるんだ? 何台も通り過ぎただろう?!」と問われたドムは「通り過ぎたのはエコノミークラスのバスです。私たちが待っているのはビジネスクラスですから」
 うまい切り返しだ!

 実際警察につかまりそうになったこともあるらしい。しかし、これだけ人気番組になったら顔が割れて、だましづらくなると思うんだけどなんとか続いてるなぁ。
 ただ、だまされる役がおじいさんおばあさんが多くなってきた気もする。彼らはあんまりこういう番組見ないから知らないんだろうね。

 今日だまされてたおじいさんは、コロンビア人を装って「女の子がいっぱいいるところを教えてくれと言ったら、鳥類動物園に連れて来られた」と言うドムに「英語では、女の子のことをbirdというんだよ、だから君はかつがれた(you're pulled your leg)んだよ」と親切に説明。ドムが「pull your leg」の意味が分からないふりをすると、「英語ではpull legという表現があって、それは本当に足を引っ張るわけじゃなくて、かつがれた(you're kidded)って意味なんだよ」とさらに親切に説明していた。

 おじいさん…親切すぎて泣けるよ。
 でも、かつがれてるのはあなたなんだよ!

 というわけで来週も楽しみにしようっと。
 ちなみに、分かる人には一発でわかるけど、タイトルの「World shut your mouth」はジュリアン・コープの名曲。

悲しみを癒すフットバス?

2005-01-26 08:05:47 | イギリス暮らし
 昔から血行が悪い悪いとは言われてたんだけど、この間指圧師に「フットバスがいいですよ」と言われた。
 私はアロママッサージが大好きなのだが、マッサージの前にセラピストがフットバスを持ってきてくれて5分くらい足をお湯につけて結構気持ちよかった覚えがある。
 そうだ、どうせなら自分でも買ってみよう(お金が許せば)。

 知り合いのセラピストの助言を受けて、家電チェーンより安いことがあるというamazon.co.ukで検索。
 …いろいろあるじゃん。30ポンド(6000円)くらいならまあ出してもいいよね。
 けど、よさそうなのは結構高いなあ。

 機能と値段を見比べていくうち、これがいいかなと目に留まった商品があった。
 そこには…

Paula Radcliffe WSPC1 Whirl Jet Foot Spa
と書いてあった…

ポーラ・ラドクリフとは、
夫をネタにするブログ
に書いてあるとおり、英国期待の女子マラソン選手

かつ、

大方の絶大な期待を裏切り、アテネ五輪で涙の棄権をした「悲劇の」人なのである。

友達に、「ねえ…このフットバスとポーラ・ラドクリフとどう関係があるんだろ?」と聞いたところ、彼女の回答はこうだった。

「棄権して涙に暮れるポーラの悲しみを癒したフットバス……?」

どういうフットバスなんだ。

というわけで、それに足をつけながら書いています。
でもなんかジェット機能をオンにするとやたらうるさいんですけど。
BGMが聞こえませーん!(笑)