土合の階段登れたら
山ごはん食べさせてくれると言ってたから、
どんなもんか、見に行った。
ほらー
登れたよー
さ、試し登りも出来たから帰ります。
山ごはん関係なく、
グンマー、いいかも!!
土合の階段登れたら
山ごはん食べさせてくれると言ってたから、
どんなもんか、見に行った。
ほらー
登れたよー
さ、試し登りも出来たから帰ります。
山ごはん関係なく、
グンマー、いいかも!!
低山で近くのお山にしか行ったことがなかった。
でも一人で違うお山に行くには自信ないし……
そんな時、山友になった方が、
私のトレーニングに付き合って下さいました。
めっちゃ足手まといになってしまったけれど、
色々勉強出来、自信にも繋がったし、
少しずつ、色んなお山に挑戦して行きたいな。
「生き…て…たの……?」
3年後、駅でばったり彼に会った。
・・・・・・・
3年前、
「山に行くことに決めました。」
「行くんだ!」
「2年後に」
「2年後?」
「体力的にあと2年って医者から言われたんです」
「そっか」
「ネパールからも招待状が来て」
「いつ?最近?」
「はい」
「そうなんだ」
・・・・・・・・
それから、とあることがきっかけで、
彼と会う機会も、
話が出来る機会もなくなってしまった。
2年後、山へ行けたのかも、
生きているのかも知る術がなかった……
あれから3年、
変わらない、
彼の笑顔はそこにあった。
前日作ったすいとんが余った。
今日は寒い。
うどん食べたいなー
すいとんどうしようかなー
実だけ食べて汁捨てようかなー
「うどんならカレーうどんがいい!!」
兄が言う。
「でもレトルトとか嫌だから」
「美味しいのじゃなきゃ嫌だよ」
美味しいの、作れるよ、もちろん!!
そうだな、カレーうどん、いいな♪
でも、すいとんどうしよー
あっ、すいとん出汁にすればいいのか、
いやー
すばらしく美味しいカレーうどんが出来ました!!
「美味しいでしょっ!!!」
「うん」
「めっちゃ美味しいでしょっ!!!!!」
「うんって言ってるじゃんっ!」
そうですか……
兄のこの素っ気なさは
精一杯の表現だとわかっている。
深夜、弟からのメール
「めしいらない」
ぜってぃ食わせねえよ!!!
二度と作らん!!!
お前には。