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ブログ katsukazan/活火山★時々の四方山話

「フィラー」って、ご存じですか?

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一見どや顔での書き込みのようですが、実は「フィラー」を知ったのは、わずか2日前のことでして、そのきっかけは、台湾のテレビで、とある討論番組を見ていた時に気が付いたことがあったので、流行りのAIに尋ねたわ訳です。

そのきっかけは、日本語の会話と台湾人の会話を比較した時、ふと気がついた特徴を発見したのです。

かって宏池会出身の総理総裁で、大平正芳総理大臣が国会や、記者会見、あるいは、今で言うぶら下がり記者会見で、大平正芳総理の発言は、さほどに歯切れの良いものではなく、発言する言葉の間に「あ~」「う~」を頻繁に挿入される発信スタイルから「『あ~う~』の首相」ともいわれておりました。


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日本人が音声を発生する時、原稿とか、いわゆる書面を読み上げる時以外は、ほとんど決まりのように、「え~ッ、」が冒頭に出てくるのは珍しくもありません。



噺のプロである、落語家とて例外では無く、高座での、いわば噺家にとってオフィシャルな、つまりよどみなく完成された語りを発信披露するべき時すら、99%以上の確率で、利き手に扇子を持ち、寄席席をぐるりと見まわしながら、開口一番に「え~」から始まります。

こうした背景を踏まえると、この、話の間を取るような語りにスタイルの日本語の発信には、冒頭の、「え~ッ、」は、もはや決まりごとのような感じ方をしてしまいます。

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ところが、台湾の、政治家の発言スタイルや評論家の対談等の様子を見ていても、日本語空間でみられるようなえ~ッ、」や「あ~」「う~」に類した、間合いを取るような場面と遭遇するのは非常にまれで有ることに気が付きます。

それで、こうした「間合い」を取るような、一見意味のない言葉を冒頭に置く言語を言語学的、あるいは文法的になんという表現あるいは定義になるものか、いたずら心全開で流行りのAIチャットに尋ねたら、この種のことを「フィラー」という回答をゲットできました。

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フリートークにしろ、対談、討論、ディベードにしろ、はままた演説でも、日本人の発信にはフィラーがつきものです。
ポジティブな言い方でそれを言うなら、日本人の発信スタイルには、「間」「間を取る」「余韻と余裕」という
特段訓練を受けたものでないにも関わらず、話し上手のスピーカーは、聞き手が理解しやすいように「間」を絶妙に組み込んだトークを展開します。

台湾での生活が12年以上越えになりますが、ことテレビで政治的評論、トーク、対談形式の番組を視聴していて気が付くことは、台湾語の関しては、「フィラー」がほとんど存在しないかのように、極めて短い音節で個々の漢字表記できる中国語を、まるで読み上げる様に。よどみなく、時にリズミカルにてきぱきと発信するようすが見て取れます。

それが少々スピード感のある台湾語、あるいは北京語では、ある意味では、機関銃のような軽快さをもって聞き手にトークを発信してくること、さらにそのよどみの無さには「フィラー」らしきものがほとんどないことを実感できます。

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今回、偶然にも「フィラー」なるものに興味を持ち、日本語と台湾・中国語で、その「フィラー」の使用頻度にも興味を持ち、あれこれと雑文を、Aiチャットの手助けを得てっ作成することができました。


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