天皇賞・春の予想など

青葉賞は武幸四郎騎手騎乗のヒラボクロイヤルが素晴らしい末脚で先行馬を差しきりました。
勝ちタイムの2:26.3、上がり34.4ともに上々の時計でダービーに向けて楽しみな一頭となりそうです。
２着には人気薄の松岡騎手騎乗のトーセンマーチが飛び込み波乱の決着。
馬券の方も２着抜けでどうしようもありませんでしたが、トライアル戦での幸四郎騎手の好走が改めて目に付きました。
今後も幸四郎騎手、松岡騎手には注意が必要です。

ということで日曜日の予想です。

天皇賞・春（Ｇ１）　　京都　芝３２００ｍ

◎トウショウナイト
○トウカイトリック
▲マツリダゴッホ
注アイポッパー
△デルタブルース
△ファストタテヤマ
△ネヴァブション
△エリモエクスパイア

今年の天皇賞は、ディープインパクトが引退し、更に出走してくれば恐らく一番人気になっていたであろうドリームパスポートが戦列を離れることとなり、これといった抜けた馬が見あたらず混戦の様相を呈しています。
実績からは、メイショウサムソン、デルタブルースのＧ１馬２頭がリードしていますが、サムソンの場合は距離不安、上がりの速い競馬への対応が懸念され、デルタの方も上がりの速い競馬への対応は不安を残します。
長距離路線で一番安定しているのがアイポッパーで、この馬を基準に他馬を評価すると、京都大賞典、ＡＲ共和国杯でアイポッパーに先着しているトウショウナイトが浮上してきます。
一昨年の天皇賞・春でも両者は対戦しており、この時はアイポッパーが先着していますが、差はほとんど無く、６歳と７歳という比較からもその後の成長度でトウショウナイトが上回ってきていると判断しても良いのではないかというのが、当方の見立てです。
この２頭が前売り段階とは言え、１番人気と７番人気というのはいかにもトウショウナイトへの評価が低すぎるように思います。
で、◎はそのトウショウナイト。
長距離への適正は高いものがあり、最近では上がりの速い競馬への対応もできるようになった点が魅力で、鞍上でも評価が下がる要因になっているのでしょうが、この馬の騎乗に関して言うなら、武士沢騎手は逆に高く評価できると思っています。
ここは配当面での妙味も加味して、トウショウナイト本命でいきます。
２番手は、○トウカイトリック。
こちらも長距離での適正は非常に高いものがあります。
基準馬アイポッパーには前走でも敗れていますが、道中での走り、ゴール前での伸びを加味して判断すると、３２００ｍ戦なら逆転可能ではないかと判断しました。
控える競馬を覚えてからは、このメンバーでも１，２を争う鋭い決め手を武器に安定した成績を残しており、◎を逆転する可能性も十分あると見ます。
３番手は、▲マツリダゴッホ。
こちらは、３２００ｍは若干長いような気がしますが、鞍上横山典騎手がとにかく魅力です。
前走の日経賞では、本番を見越して早めの競馬をして末脚を図った感があり、今回は乗り方を工夫してきそうで、この馬の出方がレースの結果を左右することにもなりそうです。
４歳の成長株で好枠から内目の好位を折り合って進めれば、最後の直線に坂の無いない京都なら早めの仕掛けから押し切ることも可能ではないかと期待しています。
続くのが、注アイポッパー。
とにかく長距離では堅実です。
今回、鞍上が安藤勝騎手に替るのがプラスと出るかマイナスと出るか、まあ折り合いに不安の無い馬ですから、勝ちきるまではどうかと思いますが、十分圏内の一頭だと思います。
後は押さえ。
今度は強気の競馬をしてきそうな△デルタブルース、京都の長距離でしかも鞍上武幸四郎とくれば２，３着への飛び込みが恐い△ファストタテヤマ、直線で内にささるのが難点も３連勝の勢いがある△ネヴァブションにすんなり先行出来た時の前残りに期待の△エリモエクスパイアを押さえます。


谷川岳ステークス　新潟　芝１４００ｍ

●キンシャサノキセキ
○アポロノサトリ
▲シンボリエスケープ
△エムオーウィナー
△ペールギュント
△マイネルハーティー
△ツルガオカハヤテ

こちらは、良馬場、直線平坦の１４００ｍ戦がベストの舞台だと思われる●キンシャサノキセキで頭は堅いと思っています。（というか、この馬の場合、頭が無ければ馬券圏外でしょう）
相手は鋭い末脚が持ち味の○アポロノサトリ、このコースに実績のある▲シンボリエスケープを本線に△エムオーウィナー、△ペールギュント、△マイネルハーティー、△ツルガオカハヤテまで押さえます。