猿島の台地から

360度山が見えます。

灰谷健次郎さんの続き

2006-11-29 20:32:07 | Weblog
灰谷さんと親交のある「坂本 遼」さんの詩に{春}があります。

              春
おかんはたった一人
峠田のてっぺんで鍬にもたて
大きな空に
小ちゃいからだを
ぴょっくり浮かして
空いっぱいになく雲雀の声を
じっと聞いているやろで

里のほうで牛がないたら
じっと余韻に耳をかたむけているやろで

大きい 美しい
春がまわってくるたんびに
おかんの年がよるのが
目にみえるようで かなしい
おかんがみたい

灰谷健次郎さん逝く

2006-11-29 18:59:33 | Weblog
児童文学に燦然と輝く、灰谷健次郎さんが逝去されました。
まさに巨星墜つ。差別と戦い・子供達の声を吸い上げ・兄との葛藤・坂本遼さんを発見し、常に二十四の瞳と比較を受け挫けず生きた人です。
柔らかな関西弁を駆使して、清らかな心を与えてくれました。

つくばエクスプレスに乗りました

2006-11-25 04:40:19 | Weblog
開業して1年を過ぎ、初めてつくばエクスプレスに乗りました。
つくば市と秋葉原を結ぶ全長58.3km。
スターウォーズに出てくるようなフェイスで赤い帯が入っている車体です。
最速45分で都心に入ることが可能で、時間最大16本が運行されています。
初めて乗った印象は「快適」・「静音」・「風光明媚」に尽きます。
停車駅は下記の通りです。
つくば→研究学園→万博記念公園→みどりの→みらい平→守谷→柏たなか→柏の葉キャンパス→流山おおたかの森→流山セントラルパーク→南流山→三郷中央→八潮→六町→青井→北千住→南千住→浅草→新御徒町→秋葉原
概ね高架で、南千住から秋葉原までは地下を走行します。
路線には小貝川・利根川・江戸川・荒川が横切り、工事関係者は大変だったと思います。気象庁の地磁気観測所が有る関係で交直両用の電車です。
ホームは所謂、「人身事故」防止のため可動式柵が設けられ安全に配慮されています。この電車で乗り降りした方は周知の事実ですが、後発路線であるため都内では先行路線回避のため深い部分に駅舎が設けられています。
地上に出るためには複数のエスカレーターを利用しなければならず田舎者には疲労困憊。
都会に行くと電車の乗り降りで疲れてしまいます。

黄金の比率

2006-11-18 09:17:41 | Weblog
私達の何気ない日常の暮らしの中に様々な形が存在しています。
細胞の成長や巻貝の渦。
官製葉書にピラミッド。
これら全て縦と横に比率があるそうです。
1:1.618033988749……
例えばピラミッドの高さを1とするなら
その底辺長さは1.61803…。
葉書もそう。
紀元前5世紀にギリシャ人が発見したとか。
数字が一番苦手なranmanも少しばかり感動しています。

富士山が…

2006-11-13 18:12:00 | Weblog
昨日の帰宅順路で、木枯1号の余波で膨大な山容の富士山が見えました。
丹沢や青梅の山々を従えて、それはそれは大きな山容。
南の空に夕暮れの明かりが残り、西は帳が降りて真っ黒な雲。
きっと上越や浅間は初冠雪の便りが届いた事でしょう。
天高く、銀色に輝く一筋の雲。
どこへ向う飛行機かは知り様も有りませんが、あの中で500人の人々が
ジュースを飲んだり新聞に目を通したり、アー信じられません!

木枯1号到着

2006-11-12 11:38:29 | Weblog
猿島の台地に木枯1号が到着しました。
上空は真っ青な空なのに、ゴウゴウと風が吹き荒び
秋の空気が追いやられています。
こんな日は遠くが現認できてとても得した気分になります。
筑波の峰が赤く染まり、藍になり紫になり黒になる。
時々刻々の色合いが心豊かにしてくれるのです。