今日から、ショートトリップでトスカーナに行きます。今回の旅の目的です。一度行ってみたかった。
朝早くから行動したおかげで、なんと7時台のバスに乗れましたが、席を間違えた。是非みなさん、朝移動なら、進行方向右手に座りましょう。
直射日光も当たらず、景色もよし。
左に乗ったので、暑いわ逆光でよく見えないわ、散々でした。
あと、バスチケットは、当日買います。前日はダメって言われた。時刻表はもらえるので、バスターミナルの事前にチェックは(私には)必要でした。ちょっとわかりづらい場所にあります。駅前の広場には面していません。がすぐ近くにあるので、アウトレットから帰ってきたバスについていくとターミナルに行けたりします。
車窓の風景がよいと聞いていたので、楽しみでした。こんな感じ。
町を抜けるまでが結構渋滞。 反対側の車窓は逆光じゃないからよい景色
どうも、これは小麦だそうで。ローマで出会ったブラジル人が言ってました。
私の座ったほうは逆光でまぶしい、暑い、焼ける、見づらい、よいことなしです。
でも無理やり撮影。アカシアをたくさん撮ったけど、うまく取れてなかったですが、これはまぁまぁです、とんがっている木がイタリアっぽい。おうちの周りに植えるんですね。
こっちはきっとブドウ畑。イタリアワインすごくたくさんあるから。昔は、水よりも(衛生的に)安全だったし。
うーん、いい天気♪
道路が混んでて、予定より20分遅れで着きました。空は快晴、観光日和♪
でも、頼りにしてたgoogle mapがつかえない!! ローマもフィレンツェもばっちり細かい道まで使えたのに、シエナだと細かいところまでわかりません。
・・・参った。予報では、午後、天気が悪いので、朝一から来たのに、ナンテコッタ。
こっちか?あっちか? うろうろ、ぐるぐる回りようやくホテルを見つけて呼び鈴押すも、”全く”応答なし。バスターミナルから徒歩1分という、場所が良いとこにあるので、ドアは完全に閉まってます。たしかにそうしないと不審者が入りこみそう。
荷物を置いて観光に行きたいのに。。。途方に暮れていると、中から人が!
おじいさんですが、かじりついて聞きます。イタリア語と片言の英語が交錯し、全く通じませんが、住所はここだと教えてくれて、中に入れました。
何階かわからないので、1階ずつチェック。
どうも2Fが、ホテルっぽい。。
電話してもつながらず、、全く途方に暮れました。
教訓ー到着時間は、前日にちゃんと伝えましょう。 あっ、ホテルっていうか、個人が部屋をホテルとして貸しているからですよ。もちろん。フツーのレセプションがあるホテルなら問題なしです。
中から人の声が聞こえているので、むりやり、”隣の家”の呼び鈴押します。
写真は撮れなかったのですが、玄関ドアの前に、鉄格子の柵というか網戸の代わりというか。。。があります。夏は風通しのために開けるのかもしれません。
建物の玄関にもがっつりしたドアがある、その日本式3Fでも、家の玄関にはこんな鉄格子をつけるんだねーと思いました。
余談でした。
で、出てきたおばあさん、御年80近い方でした。またもやイタリア語(おばあさん)と片言の英語(わたし)でやりとりして、ホテルの部屋は間違いなくお隣とわかった。ので、いったんありがとーと言って、今度はホテルの部屋の、呼び鈴バンバン押してもだーれも出てきません。
泣きそー
何にために頑張った?私。
背に腹は代えられない。今ここで、私がお話しできる唯一のひとはお隣のおばあさんしかいません。超迷惑ですが、もう一度。お隣さんの家の呼び鈴押して、荷物を預かってもらえるか頼みます。
普通は、危険物とか入ってたら困るし、見知らぬ人の荷物なんか、預からないよね。。。
ところがなんと、おばあさん、預かってくれると!!!
ドアの前の、金網を開けて、部屋に入れてくれました。玄関近くにピアノがあります。すてきー。
ありがたーく置かせてもらって、早速観光へ。この時点で9:45くらいでした。
・・・後から判明したのですが、おばあさんはホテルの大家さんと親戚でした。本当に良かった。
さっそく街歩きです。
お肉屋さんとか、生活感も同居する観光地。15分くらいブラブラ歩くと簡保広場に到着♪ 道は、すこーし上ったり下ったりしますが、割と平坦です。
カンポ広場。。おーここがあの広場か。世界で一番美しいとか??
ネットで、そんなに美しいと思えない~って声が多いのもうなずけます。
全体に茶色系、市庁舎に向かって緩やかな坂。そこに寝そべっている人多数。でも、広いので、間違えてふんずけちゃうことはありません。周りをぐるりとお店が囲っていて、太陽光を浴びれるってのが大きいにかな?ヨーロッパ人は太陽光大好きなので、テラス席満杯だもんね、いつも。
ここでやるレース、むっちゃくちゃ混むんだと思う。だって、それほど広くない。この広場。ブリュッセルのグランプラスの、うーん、1/3~1/4くらい?
でも、なんだか市庁舎(王宮?)に向かってすり鉢状の坂、均等じゃないデザイン、人が寄ってくるのもうなづける。私もなんだか居心地良かったです。
なるほどーって見てから、ドゥオーモへ。
途中、アイス屋さんとか、観光的なお店が並びます。
昨日かったのに、またもやオリーブの木で作ったものが置いてあったので寄り道。たくさん種類があるー。ここで買えばよかったかなぁ
超特大ピザや。本当にこれを売っているのかわかんないけど、直径80cmぐらいある!!!
最初につくのは、ドゥオーモの裏の洗礼堂。 突然出現するのでびっくりです。洗礼堂前の階段も、結構キツイ
朝なので、人も空いてて、SiPassという共通券を買ってさっそく中に入ります。
http://www.operaduomo.siena.it/eng/opa_si_pass.htm
あの有名な絵があります。イタリア人ってこんな顔してますかね。シエナ人なんでしょうか。わりとしょうゆ顔な感じです。(イタリア人はワタシ的にはみんなソース顔)
建物の装飾もほんと素晴らしいし、このエリア特徴的な縞々模様も、ちょっと面白い。教会とかの中なのに、黒と白で縞々している。
こちらはあまり広くないので、のんびり写真撮影。みんなドゥオモへいきますからね。先に。
一周してから、博物館上の塔に上ります。
ドゥオーモじゃなく。そのわきの博物館の入り口から。 人はほとんど並んでいません。博物館は塔に上った後に見ることにして、まずは塔を目指します。
こんな狭い階段なので、完全入れ替え制。前の人たちが降りてくるまで待つこと20分。博物館の中で待っているので、とくに飽きることはありませんが、日本では考えられないことに、横入り(私の言葉ではずるこみ)する中国人多数です。時にはヨーロッパ人(太っているおばさん系の人)でもそういう人がいます。が大多数はちゃんと待ってます。
階段をぐるぐる上がります。てっぺんまで行けない人は、途中のテラスまで、って選択肢があるので、お年寄りもオッケー。ずるこみした、太っているおばさんたちは一番上まで行けずに途中のテラスで断念してました。
これが、一番上の階に上る最後の階段。1ステップごとが高い!! 奥に見えるのが途中のテラスへ続く通路。狭すぎて人はすれ違えません。
やっと着きました♪ 下界の人も良く見えます(上から目線)
ここからの見晴しはとても良い♪
こんな感じのやや狭い通路で撮影&時間制限ありです。 でも、風がとっても気持ちいい♪ 360°見えるのもすごく良いです。
カンポ広場もこんな感じ。 遠くの山々(丘?)に囲まれて、中世のころはローマから北に抜ける街道の主要都市として栄えて、フィレンツェと競っていたシエナ。
最初は山の中なので水を確保するのが大変だったとか。後で井戸も見に行こうと思っているけれど、上水道を完備するまでが大変だったと本に書いてありました。それが日本の戦国時代の前あたりの時代。町の中をいくつかに区切って、それぞれのマークを決めて、お祭りで競う。そのお祭りがおこなわれるのがカンポ広場。今の時代でも毎年開催。だから、今でも地域は一致団結しているそうです。
主要都市としては、フィレンツェに主なところを持っていかれ、電車とかバスとかもアクセスが良いわけではないからこそ、この中世の雰囲気が破壊されずに保管され、良くも悪くも現在に至る。 壊してから、元に戻すことはできないので、山に囲まれてぽつんと栄えた都市は、ほかにはなかなかない(世界遺産)なのでしょう。
観光地としての収入もありつつ、自然もありつつ、ある程度のお店もあって、もちろん食には困らず(豊かだし)、現在住むにはとってもいい町だと思う。
こんなところに仕事があったら、引っ越したいーー
赤茶のレンガの屋根がずっと続きます。
パノラマ写真。 ほんと、天気いい♪ (人がみんないなくなるまで待ったってことです。)
風景を堪能して、元の部屋に戻り、今度は美術館?博物館を堪能。シエナはブロックごとにそれぞれの旗(マーク?)があり、この天井はそれ。
マークとか、形が好きな私にとっては、こういうの大好き。
宗教画が並びます。
でも、古ーい本もある。
こんな感じの繊細な飾りとか、
いわゆる骨壺 真ん中のどくろは本物です。
宗教っていろんなとこに影響している。キリスト教(宗派で違いがあるのかはわかりませんが)はこうやってお骨”見せる”のですよ。えらーい人の骨(たとえば足のすねの骨とか)を大事にガラスのケースに入れてぴかぴかな装飾をして飾っておく。
日本は、しないよね。とりあえずお墓に埋める。エラーい人の骨はお寺とかに飾っているか?いやいや見たことない。
で、素敵な骨壺を作るために細工の技術が進んだりするんだろうね。どくろは気持ち悪いけど、細工は素晴らしいのです。これ系統のものは、どの都市の博物館、美術館に行ってもある。
ステンドグラスとか、
天井とか
床とか
石像が並んでる部屋とか、
地下には、こんな像も並んでいるし、古~い本もありました。アルファベットなんだよね。600年前でも。読めると面白いだろうに。
博物館と洗礼堂、二つ制覇ってことで、ドゥオーモ横の鐘楼に登ろうとしてけど混んでるのでやめにして、その辺ブラブラ。だって、天気いいし♪
飾りかたが流行っているのか、チェーン店のジェラート屋さんなのか。 残念ながら、こういう系のお店では食べる気にはならず。ですが、見た目的によしです。
チーズ吟味の人々。 ね、ここで暮らせるでしょ♪
空は快晴、やや逆光。
さて町の風景ですが、写真を整理すると、おんなじような写真ばっかりなんですよ。とにかく、道路の上に橋みたいにかかっている通路が気に入ったらしく、何十枚も撮影してました。ははは。
まずは、一度ホテルに戻ってちゃんとチェックイン。ホテルの人に、何度も電話したんだよって言われました。確かにメッセージが。でもね、朝は私も電話したんだよ!!!なんで通じなかったのかな。 とはいえ、無事にチェックインして、見晴がいいところをいくつか聞いて、夜ご飯のおすすめのレストランも聞いて、観光再開♪
お肉ったって、保存がきくほうがいいから、こういうサラミ的なものが特産なのでしょう。でも、前回ウィンナーでつらい体験があるので、絶対に買いません。試食がなければ買えない。
町中は、こんな感じ。
結構高低差がある方向と、平坦な方向が決まっているので、平坦な道路沿いに移動する分には全然疲れません。
最初にバスが到着したあたりの広場
ま、ランチは終わっただろうねーと思いつつおなかが空いているので、おすすめのレストランへ。
はい、完全に閉まってます。 向かいのお店で、夜は開いているということを確認し(定休日だったらさびしいし)
おなかが空いてきてしまったので、待ちきれずにその辺のピザ屋へ。 こっちの道路は観光地側と反対なので庶民的です。
おっきな画像の必要はないんですが、ここのピザ、めちゃくちゃおいしかったんです。たち食べみたいなシステムで、もちろん、ベンチみたいなのが店内の端っこにあります。
若者が3-4人でおなかを満たしにしゃべりながら食べてる。一つ食べ終わったら、もう一つって感じでした。 ここで食べたピザ、おなかが空いてたからかな。すごくおいしかった。
翌日、もう一回食べたかったほどです。 ピザ食べて、バールを見つけたので、カプチーノを飲み
散策。 野菜とか、 パン屋とかあります。
そうそう、宿泊したホテルの建物の玄関
空間をとっても優雅に使ってます。こんな建物がこれまでも、これまでもずーっと使われていくって本当に素敵です。
おなかを満たしたので、おすすめの見晴台。 ところが、天気が曇ってきたんですよ。天気予報、外れてくれてもいいのに。。。
並木が続きます。とっても広い公園です。
曇ってきた。白っぽい花は、
日本では見かけません。
さっきはあそこにいました。こちら側は晴れてるけど、
完全にくもり。雨に降られたらやだなーと思いつつ散歩。
これ、絶対に危険です。 ってことで一度散歩は諦め
ここでは5月に何か催しがあるようで。残念。私もみたかった。。。市場。
で、雨宿りできるように、町中散策再開です。手芸屋さん発見!
迷っていても、とりあえずきっと大丈夫と思ってぶらぶら。 あっ、カンポ広場の塔です!
近くの果物屋で買った、このオレンジがむちゃくちゃ美味しかった。あちらはブラッドオレンジですが、この果物だと思う。日本で買うオレンジとは肌が違ってつるつる系でもっと丸い。
カンポ広場に戻ってきた。なんと晴れている。 はとも水を飲む。
晴れているときは散策♪ってことで散策再開。
そろそろよかろうってことで、大聖堂に入りました。
ここ、図書館があって、その天井がなんですが、むちゃくちゃすごい。(Sipassに含まれてます)
周りには古い本がずらーり並べてあります。本の上には絵が描かれていて(逆か?)その絵も素晴らしい。床もタイルが素敵でした。
(私の形容詞は、むちゃくちゃとすてき、とすばらしいしかないようで。。。伝わらない部分は写真で♪)
ただ、いつも思うのが、こんなに飾り立てられている部屋だと、落ち着かないような。。。というのは率直な感想としてありますが。
大聖堂の中も、もちろん素敵です。
大聖堂をゆっくり見て、図書室が閉まる時間だったのでいったん外へ。まだ明るい。ほかに見れるところはないのか?ということでくりぷとじゃないと思うけど、、、地下へ。
教会の地下に、こんな絵がはっきり残っています。でも、もちろん消えかかっているところも。閉館に近い時間帯だったので、人も少なくのんびり見ました。地下の地下まで見えます。
で、外に出ると、まだ明るい♪ ってことで、井戸というか噴水というか貯水槽というかを目指すことにしました。
とにかくだらだら下るだけです。途中途中、狭い空間に石造りのためものが密集しているためか、「ならでは」の バイク置き場に使っていたり、地域の旗が掲げられていたりします。井戸まではかなーり急な坂をどんどん下り、ようやく到着。 中をのぞいてみると、鯉のようなでかい魚がたくさん泳いでました。
水は透き通ってきれいです。この水のおかげで、みんな豊かな生活ができる♪
とはいっても、見たら終わりなので、横の階段を上がってみることにしました。 結構急なんです。とにかく上ります。 途中素敵なホテルがあって、見晴よさそうだし、静かそうだし、次回に来たときはこんなホテルもいいなぁって思います。
やっと少し見晴らせるところに来たので一休み。
空には鳥がたーくさん飛んでます。
上がったところにあった教会は、ぎりぎりで間に合うと思ったけどすでに扉は閉まっていました。 残念。明日来よう♪
で、橋を渡ると今日の午後に行った公園の下に出ることがわかったので、ぐるりと回ってみました。 これは古くはない噴水
だんだんと夕方です。 公園まで戻ると、なんとプランクダイエットをしている人を発見!! こちらの方は、本当にみんな運動してます!私も、通勤時間を短くしてウォーキングしたい。 そうそう、イギリスでは、通勤バスの中で運動ができるように器具をつけた車を走らせる準備をスポーツクラブが企画しているとか。それもありか?
今日もおしまい。 ご飯を食べに行きます。
本当は、これじゃないものを食べたかった気がしますが、ピントが合ってないスパゲッティーはPICIというシエナならではのもの。うどんサイズのパスタです。
サラダはだめですね。こちらでは食べる習慣がないのか、不思議なものが提供されます。ソテーとかスープとかがいいですね。でも、野菜が足りてなかったので、仕方ない。たまには野菜食べとかないと。
このスパゲッティ、おいしいというか、、、もちろんまずくはないのですが、もうちょっと違うものが食べたかったかも。。。 やや残念な夕食でした。