イカットの島 / バリ島に暮す / 風に吹かれながら

バリ島ウブドの小路は手工芸にあふれています。バリヒンドゥーの信仰に息づく暮らしに触れながら手織りの時を楽しみたい。

おりひめ手織機の織り方 1 (発売元 おりひめ工房  1号機 織幅 45センチ)

2013年05月06日 | おりひめ手織機 で織りを楽しむ
       おりひめ工房では先生がご高齢ということもありカリキュラムに沿って教えるのではなく
       クラス内でお互いに学びあうという流れです。
       高機(たかはた)と仕組みは同じでも簡略化された構造でシンプルな手順で織れる機ですので
       高度な技術を望む方は難しいとのアドバイスをいただきました。
       皆さんが好きな糸で好きなように織りを楽しんでいます。自由な雰囲気がとても好きでした。
       自分で好きなように工夫し、これでなければいけないということもありません。
       1年あまりの学習でしたが私なりに織る手順を記録するためにも写真にしてみました。

       1.織りの企画 (自分なりのメモです)
          バリ正装用帯、バリスレンダー
          織り幅12センチ、長さ160センチ
          田中織り、30羽を使用 (鯨尺1寸が約3.8センチ)
          経糸 シルクベージュ 24本、綿ホワイトベージュ 50本と47本
          長さ 160+20(ふさ分)+70(ロス分)=250センチ
       2.整経 (経糸を必要数だけ用意すること)
            
          整経した各束を機の手前の男巻き(信州で習った言葉です。手前の巻き棒が
          男巻きで後ろがちきり)にセロハンテープで留めます。          
          現在、整経台がないので代わりに100円ショップのキッチンペーパー立て2本を万力で
          固定して綾を作らず「かせ」から直接整経しています。
          
          おりひめ手織機では経糸を手前の男巻きから筬(おさ)そして綜コウに通します。
          (逆からのやり方もあるそうですが私は手前から通しています)それぞれの間隔が狭く、
          また糸も反物などの細さではないので綾がなくてもそれほど糸が絡み合うことが少ないのです。
          正式なろくろ式高機では仮筬通しなどの手順が入りますが「おりひめ手織機」は
          手順が簡略化されていてとても手軽に織りが楽しめます。
          もちろん、絹糸で反物を織られる方もいます
       3.筬通し
          
          まず筬をひもで縛り固定します。筬の中心から右6センチ(織り幅12センチの半分)の
          位置から糸を通し始めます。


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