三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

カルメン@講談と三味線を聞く会。

2016年12月18日 | ライヴ日記
さんざんお知らせしておりました
講談と三味線を聞く会。
終了いたしました。



“悪女”をテーマに。

ということで、
意表を突く「カルメン」に挑戦しました。

久しぶりに
がっつり新作を作り込む、というのをやりましたが、
楽しかった!!
やっぱり私は作ることが好きなんだなぁと。


【ライナーノート】

“Appassionata”

フラメンコ風のリズム,メロディーを使って
スペインをイメージしたオリジナル曲。
元々は,津軽三味線2挺と締太鼓2台のために作った曲を
三味線ソロに再構成しました。


“ハバネラ”

ビゼーの歌劇「カルメン」より。
男たちのまなざしを一身に集めるカルメンに
ひとり見向きもしないドン・ホセに向かって
カルメンが歌うアリア。
「恋は野の鳥」と,恋の自由気ままさを歌い,
最後にドン・ホセに花を投げつけます。
意外なことに,「カルメン」はフランス語のオペラ。
キューバに由来を持つ「ハバネラ」を
三味線の伴奏で,フランス語で歌う---チャレンジャーです。


“SPAIN”

ジャズ・ピアニスト,チック・コリアの名曲を
これまた三味線一挺でアレンジ。
先日の上妻宏光Standard songs feat.佐藤竹善ライブでの
演奏に刺激されて,私もやってみたくなりました。


“アストゥリアス”

スペインの作曲家,アルベニスのピアノ曲「スペインの歌」より。
ギター編曲でよく知られる曲。
ギターでいけるなら,三味線でもいけるのでは・・・なんて。
この曲との出会いは,以前,英哲さんのコンサートに参加していた
パーカッションデュオ,Chris&Shokoのアルバム「Pas a Pas」でした。


“カルタの歌~津軽よされ節カンテ・フラメンコバージョン~”

歌劇「カルメン」より。
ドン・ホセとの仲が冷めてしまったカルメンがカルタ占いをすると,
何度やっても,自分はドン・ホセに殺されるという結果になります。
それでも,彼女は自分の気持ちを曲げて
ドン・ホセとやり直すことは選びません。
カルメンが何よりも大事にしたのは「自由」なのです。
この「カルタの歌」のアリアの歌詞を
津軽よされ節のメロディーに乗せて,
フラメンコのリズムにアレンジしました。



このチャレンジ。
来年の響喜に還元していきたいと思ってますので
どうぞご期待ください。

その前に
せっかく作ったから
忘れないうちにレコーディングしたいな・・・


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