三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

津軽人にはなれないけれど。

2019年07月10日 | 三味線のはなし
津軽三味線を演奏していると
よく聞かれる「青森の出身ですか?」というやつ。

ちょっと喋ったらバレることだし、
「大阪人です」と正直に申告すると
なぁーんだ、みたいな、ちょっと残念な雰囲気になりがち。

あれは何なんだろうなぁ。
ピアノ弾いてても、
あなた日本人なのにどうして外国の楽器をやるんですか、とは誰も聞かないと思うけど、
津軽三味線になると、やたら「本場」とか「地元」みたいな話になるのは。



先日の青森七夕マルシェでも
出店していた大鰐温泉の方から「青森の人?」と訊かれた。
大阪です、とお答えしたら、
それなのに津軽の三味線を弾いてくれてありがとう、と言われた。

本場とか地元に対して、なんとなく引け目を感じている私にとって
その言葉は本当にうれしいもので、大げさでもなく救われる言葉。
きみの三味線は津軽とは言えない、みたいに言われたこともあるけど、
岩手に行ったときも、黒石の荒田先生も、
本物を知っている人たちが本当に私をすくい上げてくれる。



大鰐温泉で育てられた「大鰐温泉もやし」。
すごく長くてまっすぐで、シャキシャキの食感。



アオモリラスクを買って帰ったら
大鰐町のマスコット? 大鰐温泉もやしを抱えたワニの根付をくれました。

ライブには、大鰐町出身という三姉妹のお客さんがいらっしゃって
津軽美人だと思って見てたのに大阪の人なの?と言われました。
私は自分で勝手に縄文人タイプの顔だと思っていて、
青森も三内丸山遺跡をはじめ、縄文文化が栄えたところ。
このとき着てるShi bun no Sanの浴衣も
一目惚れだったけど、話を聞くとアイヌ文様だったり、
縄文文化は私の遠い遠いルーツで呼ばれているに違いないと信じているのです。
信じる者は救われる。笑



Shamisen + vocal 静月
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

►演奏予定
7月27日(土) 津軽三味線、夏の夜の宴 @祇園 Bar JAMMIN
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする