三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

なぜか出来ない。

2017年04月07日 | 三味線のはなし
歌詞の言葉を立てる、
つまり子音をはっきり発音する、
というのは洋の東西を問わず
唄のテクニックのひとつ。

実は今月
第五回華蓮の会もあって
師範御披露目となりまして
上方唄「世界」を稽古中。

出来てないことは色々ある中で
「と」の発音になぜか躓く。
なんか洋風になってるらしい。

言葉をはっきり言おうと
意識しすぎてるのかなぁ。

単語の頭にくる「と」と
助詞の「と」は違う。
そんな当たり前のことが意識から抜けて
常に全力になってしまう。
こういうの、学生時代に声楽のレッスンでもやったなーそういえば。

三味線もいっしょで
ずっと一本調子の音になってしまう。

津軽三味線を弾くときは
もっといろんなことに気を使ってる。

まだまだ余裕かない。
あるいは欲がない。


コメント
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