雑記帳

乳がん備忘録

リンパ節

2017年08月09日 | 乳がん

当時の担当医に聞いたところリンパの数は個人個人で違うらしい。

私の場合はセンチネルリンパ節に2個転移があったので

レベル2まで郭清し病理結果で+1個で結果3個に転移があったということ(3/7個)

 

腋窩リンパ節は、脇の下の部分がレベル1(センチネルリンパ節)、

鎖骨の下がレベル3、その中間がレベル2というように分類されている。

 

なので腋窩リンパ節とセンチネルリンパ節は別物ではなく

センチネルリンパ節は腋窩リンパのうちのひとつで

腋窩リンパ節の中で、リンパ管の流れの中で最も上流のものを

特に「センチネルリンパ節と呼んでいるだけ


リンパ節転移の個数は、
①センチネルリンパ節生検を施行している場合
=(センチネルリンパ節として摘出した)リンパ節の転移個数+(追加で郭清した)リンパ節の転移個数

②最初から「腋窩郭清」を行っている場合
⇒(腋窩リンパ節として郭清した)リンパ節転移個数

「リンパ節転移の扱い」では「4個以上」と「10個以上」を区別

pN1 0-3個
pN2 4-9個
pN3 10個以上

リンパ節転移が「症例、遠隔転移再発する」リスク因子の一つとして

重要であることは間違いないがあくまでも「リスク因子」であって

直接、遠隔転移を起こす訳では無い。

リンパ節転移が10個以上とか20個以上でも関係無く予後が良いのが乳がんの特徴らしい。


腋窩リンパ節郭清

2017年08月08日 | 乳がん
乳がんについて当時はよくわからなかった?を調べてみた。


腋窩リンパ節郭清の目的の一つは、がんの転移しているリンパ節を切除すること。

腋の下のリンパ節にがん細胞がとんでいれば、そのリンパ節は次第に硬く大きくなり、

重要な神経や血管を障害する。

それを未然に防ぐために手術の際に腋の下のリンパ節を取る。

もう一つは、リンパ節転移の有無を調べることで乳がんの全身への拡がりを推測し、

術後の治療法(抗がん剤の種類、放射線治療の必要性など)を決定することを目的。

乳がんが「再発しにくいもの」か「再発しやすいもの」であるかを区別するのに、

腋の下のリンパ節にがんが転移しているかどうかということが最も有用な指標。

リンパ節に転移のある患者は転移のない患者に比べ、将来再発する危険性が高いので、

再発を防止するために、より強力な術後の治療が必要となる。

術後の治療法の種類を決定するために腋窩リンパ節郭清が行われる。

がん細胞が転移している可能性が高いリンパ節(硬いぐりぐり)を術前に

腋の下に触れる患者は乳がん患者全体の2~3割。

そして、このような硬いぐりぐりを触れない(腋窩リンパ節転移の可能性の低い)患者は

全体の7~8割を占め、このうち手術後の顕微鏡による検査(病理検査)で調べて

本当にリンパ節にがんの転移があった患者は1~2割程度。


私は腋窩リンパ節転移の可能性の低い7~8割の中で転移があった1~2割の中かぁ・・・