癒(IYASHI)

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■麻生政権の打撃となるか?・・・民主党等推薦の山形県吉村美栄子氏(57)知事当選!

2009年01月26日 17時11分37秒 | 政  治

                 

任期満了に伴う山形県知事選は25日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で行政書士の吉村美栄子氏(57)が、無所属現職の斎藤弘氏(51)を破り初当選を果たした。

吉村氏は東北初の女性知事となる。両氏とも政党推薦は受けなかったが、民主党や連合が吉村氏、自民党が斎藤氏を支援した。有権者の自民離れが加速していることが裏付けられ、麻生政権にとって大きな打撃になるとみられる。投票率は65.51%で、前回を6.19ポイント上回った。 

 現職の女性知事は北海道、千葉県、滋賀県に続いて4人目。過去(大阪府、熊本県)を含めると6人目となる。

 斎藤県政の一期目4年の実績に対する県民の評価が問われた選挙。吉村氏は「効率性優先の冷たい県政から、対話重視の温かい県政への転換を」と訴え、斎藤氏に対する批判票を広く集めた。

 吉村氏は連合山形を中心に選挙対策本部を構成し、民主、社民、共産各党が支援、自民党の参院議員1人と県議1人も陣営に加わり、「超党派」を演出した。労組と市町村議や議員OBを軸に草の根選挙を展開した。

 立候補する意向を表明したのは昨年11月28日と出遅れたが、2カ月足らずの運動で急速に支持を拡大し、先行した斎藤氏を最終盤で逆転した。景気・雇用対策のほか、農業振興、子育て支援などに重点的に取り組む方針を示し、副知事2人制の廃止、知事退職金の廃止を掲げた。

 再選を目指した斎藤氏は財政再建など一期目の実績を基盤に県政の前進を訴えた。農業、教育、医療福祉など30の重点政策を示すマニフェスト(公約集)のほか、約500億円の景気・雇用対策を前面に打ち出したが、支持が広がらなかった。

 斎藤氏は「県民党」を掲げながら、自民党の県選出衆院議員3人や県議らの支援を受け、相手陣営から「自民党寄り」との攻撃を受けた。

 支援政党の構図が与野党対決型に近く、次期衆院選の前哨戦ともいわれた。民主党は、小沢一郎代表が吉村陣営の激励に訪れるなど、選挙戦最終盤に入って自民党との対決姿勢を強めた。自民党は閣僚らの応援はなく、対応の違いが際立った。


 【解説】25日投票の山形県知事選は、現職で再選を目指した斎藤弘氏(51)が、新人の吉村美栄子氏(57)に敗北を喫する大波乱の展開となった。財政再建で一定の成果を出し、目立った失政のない一期目の知事の落選は、斎藤氏を全面支援した自民党に打撃を与えただけではなく、財政難にあえぐ全国の首長にも衝撃を及ぼしそうだ。

 選挙戦は国政の与野党対決を映し、次期衆院選の前哨戦ともいわれた。保守王国・山形で、民主党などが支援した吉村氏が勝利したことは、総選挙の行方を占う上で、重大な影響を与えそうだ。

 斎藤氏は県政運営で「県庁改革」を掲げ、聖域なき歳出改革や情報公開を進めた。改革のスピードが速く、補助金の一律削減、投資的経費の激減は県民の不満を蓄積させた。

吉村氏が繰り出した「効率優先の冷たい県政」という批判は、急速な景気後退という特殊な経済情勢にあえぐ県民の間に浸透していった。

 斎藤氏が「県民党」を旗印にし、独自の政治基盤を固めてこなかったことも敗因だ。予想外の有力な対立候補の登場で、斎藤氏は選挙を自民党に全面依存せざるを得なくなった。有権者は、支持率が低迷する自民党政権と現職知事を重ね、厳しい審判を下した。

 新知事を迎える県政の混乱は必至だ。吉村氏は、斎藤県政の改革路線を批判し、支持された。副知事2人制、知事退職金の廃止など、現職を揺さぶる訴えは目立ったが、目指すべき県政の将来像、警察、教職員を含め2万人を擁する県庁を主導する政治理念はほとんど見えなかった。

 現職を引きずり下ろした県民は、吉村氏に県政転換の具体的な「実」を求めるだろう。県議会の7割を占める自民党を敵に回す吉村県政が、実効性ある施策を実現に移せるか。前途は多難だ。 【河北新報社抜粋】
 

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保守王国と言われた山形県にも革新の波が波乱を起こしそうだ。これで東北にもポチポチ革新の気運が伝染しそうな気配になることに自民党の不安感が感じ取られる・・・

7割りを占める県議会に、ポリシーが無い女性知事が殴りこみを掛け当選したようだが、どこまで耐えるか新知事のこれからの腕の見せ所だろう。県民の票も1万人の格差当選がどこまで後押ししてくれるかが・・・・・

東北で初めての女性知事と言うこともあるが、自民党陣営は保守地盤の確実安全圏ということで手を抜きすぎた結果が、民主党などにまんまと確保された要因では無いだろうか・・・・・

この総選挙前衛戦と言う事もあり、自民党の危機感、民主党の盛り上がりが目に付くが、今後の両党の対応が注目される・・・・


2 コメント

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見方は色々 (風来遊人)
2009-01-28 17:31:43
今回 2期目を狙った現職が敗れました
現職が二期目で負けるのは希有だそうで
世間では自公vs野党連合とか
行き過ぎた改革とか
色々言われてますが
ポッと出の新人で
ましてや県職員でもないのが当選です
タダ単に今より良いかなぐらいでは
実は負けた斎藤氏は現職に挑戦した時も
どこの誰だか分からないが
今より良いのでは?と期待されたが
自民党寄りだとか 早急過ぎた改革とか
人の話を聞かない暴君だとか
言われた様です
でも 青年会議所主催の討論会で
並べたら明かに斎藤が弁舌 マニフェストが上でした
私がどちらに入れたかは別にして
イメージだけで選ばれた感はあります
今度の吉村さん
農業予算を突拍子もない額をぶち上げました
きっと 自身も当選はないと思ってたんでしょうね
4年後に新人が出たとき
起爆剤となりうるものが無ければ
同じ憂き目に
出鱈目なマニフェストを叩かれると思いますよ

その時 俺が出ようかな
なんてね
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是非 (こつこつ)
2009-01-28 22:17:31
風来遊人さん
保守王国と言われながら敗れたとあり、自民党では危機感を持ったようですが、麻生首相の言は問題なしで終ったようですね。
まさかの当選に女性知事は喜んだ筈ですね。

政策が無いような知事嘆じようのようでので、風来さん今から準備すれば当選確実ですよ。是非立候補して栄冠わ取ってくれる事を待ち望んでいマース。

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