東日本大震災の影響で不通が続いていた宮城県のJR仙石(せんせき)線(あおば通−石巻、49キロ)は30日、高城町(たかぎまち)−陸前小野間(10.5キロ)で運行を再開し、全線が復旧した。震災で大きな被害があった石巻市や東松島市の中心部が、仙台と4年2カ月ぶりに鉄路で結ばれることになり、沿線は祝賀ムードに包まれた。
石巻駅では午前8時から式典が開かれた。石巻市不動町の看護師、佐藤和子さん(70)は「自宅も浸水したあの時、4年あまりで元に戻るなんて想像もできなかった。切れていたものがつながって、心もつながったようです」と晴れやかな表情で仙台行きの列車に乗り込んだ。
津波で線路が流失した野蒜(のびる)、東名(とうな)の両駅を含む約3.5キロは従来より約500メートル内陸側に線路が移設され、海抜約20メートルの高台に新たな駅舎が建設された。またJR東北線塩釜駅から接続線を経由して仙石線に乗り入れる新線「仙石東北ライン」(47.2キロ)も同時開業。仙台−石巻間を最短52分で結ぶ。 【毎日jP】
◎高台移転・移設等で悲喜こもごもの中での開通との声も聞こえる!開通する悲喜も聞こえる!
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