癒(IYASHI)

徒然なるままに令和時代のニュースなどの種を拾い癒し求めて綴ります      

■【尖閣映像流出】・・・・分かり切った海保官の事件

2010年11月10日 15時29分42秒 | 事 件

尖閣諸島沖での中国漁船衝突を巡るビデオ映像流出事件で、神戸海上保安部の職員が「自分が流出させた」と話し、逮捕の方向で捜査当局が検討を始めたことで、事件は解明に向け大きく前進した。
問題の映像が投稿されたのは、神戸海保や上部組織の第5管区海上保安本部がある神戸市内の漫画喫茶(ネットカフェ)からとみられ、今後は動機や映像の入手経路などの解明が焦点となる。職員の「告白」に、海上保安庁には衝撃が走った。

 「神戸海上保安部所属の巡視艇乗組員が上司の船長に自分が流出させたと申し出た」。鈴木久泰・海上保安庁長官が10日午後1時過ぎ、衆院予算委で声を震わせながら明らかにすると、海保の職員は肩を落として「こんな展開になるとは思っていなかった……」とつぶやいた。

 この日は午前中から東京・霞が関の海保本庁に報道陣の取材が殺到。「捜査を受ける立場であり、身内を擁護するわけにもいかないので、申し訳ないがお答えできない」と広報担当の職員は頭を下げ続けた。

 報道用に臨時に会議室を開放し、第5管区の所属船艇の質問に答えていた幹部は、予算委での鈴木長官の緊急発言を聞くと、唇をかみ、力無く「やはり身内でしたか」とだけつぶやいた。

 別の幹部はさばさばした様子で「なんで神戸だったのかは、今後の捜査で解明されるでしょう」とだけ話した。

 ビデオの流出元との見方もあった石垣海保関係者は、別の海保職員がビデオ流出への関与を告白したとのニュースに、驚きを隠せない様子。「うちからではないにしても、流出させたのは海上保安庁の職員ではないと信じていたのだが……」と複雑な表情で語った。

 流出した映像は海保が撮影した捜査資料の一部で、元の映像は衝突事件の証拠として海保と検察当局が所有。当初から、内部から流出した可能性が高いとの指摘もあり、海保は職員らを対象に証拠の管理状況などの調査を進めてきた。

 東京地検は9日、動画投稿サイト「ユーチューブ」を運営する検索大手「グーグル」の日本法人から、パソコンのIPアドレスなどの投稿情報を入手。分析で神戸市内のネットカフェから送信された可能性が高いことが判明し、警視庁もこのネットカフェに捜査員を派遣するなどして投稿者の特定を進めていた。 【毎日JP】

    

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