エコでピースな市民のひろば

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発送電分離

2015年03月07日 | 環境日誌


先日
発送電分離に関する
新聞報道がありましたね。


一部ですが
Webニュースを転載します。

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政府は3日
大手電力会社の送配電部門を切り離す
「発送電分離」を2020年4月に実施する
電気事業法改正案を閣議決定した。
電力は2016年4月に小売りを
全面自由化することが既に決まっており
今回の改正が電気料金の引き下げや
サービスの多様化を後押しする
電力システム改革の総仕上げとなる。
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発送電分離は
2000年代初頭に
大きな議論を巻き起こしましたが
電力会社からの強い反対があり
また同時期にアメリカの
カリフォルニアで発生した電力危機や
エネルギー事業者エンロンによる
いわゆる「エンロン事件」
などの影響もあり
結局のところ実現しませんでした。


ちなみに
エンロン事件は
ドキュメンタリー映画として
2006年に公開になっています。



現在
OECD加盟34カ国の中で
発送電分離を実施せず
電力会社が送電部門を
独占している国は日本だけです。

あわせて
欧州などでは
発送電分離と電力自由化を
積極的に行っている国が多いようです。
一覧を添付します。




さて
発電と送電を分けることで
私たちの暮らしは
どのように変わるのでしょうか?


まずは
だれでも公平に送電網を使って
配電を含む送電事業が
行えるようになれば
新たな発電事業者が参入できます。

そうなれば
既存の電力会社の地域独占が崩れ
電気料金が安くなるという
メリットが考えられます。

また
消費者の選択肢が増えるため
風力、太陽光、地熱など
再生可能エネルギーだけで
発電した電力を販売する
事業者が参入する可能性
も広がりますね。




しかし
最も大きな可能性は
“電気の自給が可能な時代になる”
ことだと思います。

電力会社や
送電会社に
料金を払うのではなく
電気を自給する。

送電網からの自由
つまり
「オフグリッドの時代」
になるということです。


現在
オフグリッドを推奨している
個人、団体が増えてきています。

▼自エネ組HP



たとえば
自エネ組のHPでは
「ITE」
という画期的な技術を紹介しています。

従来の鉛バッテリーを
何度でも再生できるという
これまでの常識を覆す情報が
掲載されています。



これまで
蓄電にかかるコストが数百万と
大変高価でしたが
これがあれば
太陽光等で発電した電気を
安価に蓄電することができます。
しかも20年位の耐久性があるんです。


まさに
エポックメイキング!!


ところで
家庭が消費する電気は
事業用などと比べると
消費量が小さすぎるので
小規模発電の
太陽光がベターだと思われます。



海流や風車、地熱を使った発電などは
自然エネルギーとはいうものの
規模が大きく
むしろ事業者向けなんです。

したがって
小さなところは小さなところ向けで
自給してしまうという方向性は
実は地球環境に負荷をあたえない
これからの発電スタイルになると思います。



そうすることで

“お金がかからない”
“お金に依存しない”


暮らし方に
近づいていけるのではないかと
期待しています。

結局のところ
お金の奪い合いでは
権力の強い者が勝ってしまう。
お金の奪い合いが
大きな争いとなり
ついには戦争になる。

そうではない
新しい社会の実現が
もうそこまで来ています。


エネルギーの自給は
平和な地球を実現する
第一歩になるでしょう。



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