Graceのスピリチュアル日記

ささやかな日常とスピリチュアルな出来事。その中で得た気づきなどを楽しくシェアする日記。

鹿島の要石が抑えているものとは…? (常陸参り その12)

2008-08-24 15:14:26 | Weblog
ホツマツタエなるものがある事は、耳にしたことはあった。でも自分から調べたことも、読んだこともなかった。
でも話を聞いてくれた友人は、ホツマツタエに関して少し知識があるらしく、関係ないかもしれないけれどと言いながら、こんな話をしてくれた。

「あのね、ヤマタノオロチの話、知ってる?あれってね、ホツマツタエではアマテラスの妃だった、ハヤコヒメ、モチコヒメの姉妹が嫉妬によって化身したものとなってるらしいの。彼女達はアマテラスの12人いた妃のうちの2人で、セオリツヒメばかりが寵愛されるのを妬んで、弟のスサノオを色香で誘惑して、兄のアマテラスを殺させようとしたらしい。だけど、その暗殺計画は発覚、未遂に終わった。
スサノオはイブキドヌシの説得で改心したんだけど、恩情によって命を助けられた姉妹は、こののちは子育てに専念するよう諭されても結局恨みを消し去ることが出来なかった。
そして遂にハタレという魔界の一族?に加わり、怨念によってオロチになっちゃったらしいの。

それを結局退治したのがスサノオで、その時オロチのしっ尾から出てきたのが、草薙の剣で、熱田に神剣として祀られてるよね。
そしてそのスサノオの生まれ変わりが、ヤマトタケルノミコト。

オロチが死んだ後、ハヤコヒメは転生してイワナガヒメになったんだけど、彼女の魂が転生してもオロチの時、発していた怨念は、ダークなエネルギーとして残ったらしく、それを治める役を、ハヤコヒメの3人の娘である弁財天が、自ら進んで誓願し担っているらしい。

オロチが退治された後も、ハタレは存続していたので、それを退治するのに、鹿島神宮の武甕槌大神や香取神宮の経津主命など7人だか8人の神様で、8年かかったんだって…。」

「各地にある要石って、結構、イチキシマヒメとかの弁才天が宿っていることが多いみたいよ…。」



私は話の一部始終を目をパチクリさせて聞いていた。頭の中のコンピューターがカチカチ音を立てて、忙しく働いている…。

「じゃあさ、もしかしてあの鹿島の要石に宿っていた女神は、弁財天かもしれないわけ?
なんで石の中に、女神が見えるのかちょっと不思議だったけど、そういう事なら納得できる気がするよ。でもさ、もしあの方が弁財天だとしたら、抑えているものは…ヤマタノオロチの怨念!!ってことになっちゃうじゃん!そんなのアリぃ?!」

友人いわく、「どうなんだろうね…。でも要石のところで突然おじさんが、性愛の話、したんだったよね。まさにオロチになった事の始まりは、男女の性愛のもつれというか、嫉妬なわけだし、ちょっと繋がってるかも。」


う~む。確かにあの時、とんでもなく場違いな「性愛」という言葉を、ナゼおじさんが突然発したのかも、これなら納得できる…?!



「じゃあさ、もしかしたら、ヤマタノオロチのダークなエネルギーを抑えてる石に、ヒビが入って割れそうになってるかもしれないってこと?!
そりゃ大変じゃん!!パンドラの箱が開いちゃうじゃん?!!」と私。

「わかんないけどさ…。もしそうならまずいよね。」

「だってさ、ハタレ退治のメンバーに、鹿島の神様が入ってるなら、自分のお宮にそれらを封印してたって、おかしくないわけでしょ?ハタレとオロチと。」

「うん…。それに聞くところによると、ヘビよりなまずの方が、よりドロドロしてるって言うか、邪悪なんだって。確か鹿島の要石って、なまずを押さえてるんじゃなかったっけ?ヘビより邪悪っていうとやっぱりオロチかも…。」

「ひえ~!」



想像は想像を呼び、話はより恐ろしい方へと展開していく…。

…今回私に、常陸行きを命ぜられたのはヤマトタケルノミコト。オロチを退治した人の生まれ変わりなら、復活しそうなオロチの様子を見に行ってもおかしくはない…?

…あの悪夢の中で私を切りつけたのは、私の身内だった。
アマテラスは弟のスサノオに殺されかけた…。

それにもまして、あれだけのダークさ。私が感じていたダークなものの正体が、封印されてたオロチから来るものなら、納得できる気もする…。

(それにしても、これってとんでもない話ジャン!!)



「じゃあさ、どうすればいいわけ?」と尋ねる私に友人は、

「アマテラスが出てきて、元ハヤコヒメだったオロチに、僕が悪かったって謝ってくれれば、気が済むんじゃない?」と半ば冗談めいて言う。

「そんなこと言ったってさぁ。そりゃそうしてもらえれば、ありがたいけど…。」



電話を切り、取り敢えずネットで要石について検索してみる。するとやはり、要石と弁財天が祀られているところがあった。〔羽田の玉川弁財天と要島〕だって。江戸時代までは日本4大弁財天のひとつに数えられていたらしい。ふーん。そうなんだと思いながら尚も見ていくと、〔香取神社の要石〕というのに目がとまった。

(えーっ!香取神社にも要石、あったの?)

早速見てみると、鹿島の要石が凹で香取の要石が凸とある。2つセットで大なまずを押さえているとも…。


(全然知らなかった…。じゃあやっぱり鹿島の石は女性で合ってたんだ。それなら香取はナに?)


香取神宮というところが、鹿島の近くにあるということは分っていたが、今回は全くピンと来ていなかったのでノーマークで、まさか要石があるとは思ってもみなかつた。

(そういえば、香取神宮の神様もハタレ退治に行ったのだったっけ…。じゃあ一緒に封印しててもおかしくないってこと…?)


いろいろ頭を悩ませながら見ていたついでにふと、鹿島の近くに弁財天はあるのかなぁ…と思って検索してみると、子生弁財天というのが出てきた。大洗と鹿島の間に位置するようだ。サイトを開いてみて驚いた。小さな池に赤い橋。その奥にお社…。これはどこかで見たような…。そうだ!あの悪夢でみた場所と同じ!っていうことは、要するにあの夢は、弁財天が刃物で傷つけられてるってことの象徴でもあったってこと?だからヒビ?!


もう頭がくるくるして、訳が分らなくなって来ていた。
(ちょっと、休もう。)



アメノミカヅチノミコトに関しては、家に戻ってから、熱田の神さまからのメッセージをかいたノートの中に、<アメノミカヅチノミコト(雷)>と走り書きがしてあるのを発見した。やはり出発前に聞いていたお名前だったのだ。けれど何故そこに走り書きしていたのかは、どうしても思いだせなかった。
そしてミカヅチが雷の意味を表すことも、後でネットで調べてわかった。


大洗で遭遇した神と鹿島の神。鹿島の神にもミカヅチの名が入っている。お2人はセットなのだろうか…?何故だか私には、最初に熱田の神に言われた『常陸の国、大宮』が大洗磯前神社のことだった気がしてならない。実際何度も、大洗磯前神宮と言い間違えていて、ナゼここが、神宮でないのかとても不思議だった。
烏帽子は頭にかぶるもの。天と地ならば天を意味する。烏帽子岩がもし天のエネルギーを地に降ろす御柱ならば、まさしく常陸の国に光をもたらすもの。そこにおられたアメノミカヅチノミコトこそ常陸の国の総鎮守なのではないか…?もちろんオオナムチノミコトも国神さまなので土地を治めていらっしゃるのに違いはないけれど。またスクナヒコナノミコトは医薬の祖神とあるので、薬師と関係しておいでなのだろうけれど。

そしてあれらの2つの石、烏帽子岩と要石が繋がっているとしたら、鹿島も大洗も2龍神によって、護られていることになるのだろうか…。あの稲荷社で出てきたヘビになっていた黒龍さんは、鹿島神宮の龍神、クラオオカミさんと繋がっているのか…。



推測が推測を呼び、何一つ、事実と断言できるものはなく、謎は謎を呼んでいく…。余計頭がこんがらかってきた。疲れる…。


だいたいこんな話、チョー怪しい。私は怪しい話を人にするのは嫌なのだ。

なのに、敬遠していたブログも、何かにせっつかれるように始めてしまった。慣れないことで、かなり大変な思いをしているのだが、書かないと体が楽にならないようなので、毎日必死で書いている。(泣)


そして日が経つにつれ、香取神宮を素通りしてしまったことが、どんどん気になりだし…。
嫌な予感。これで終わりでは、あまりに中途半端、だよね…。


(もう1度行かなきゃならないってこと…?)
(やだなぁ。行くにしても、当分後にしてもらいたい。)


と思っていたのに、すぐに、そうはさせてもらえない事実?が判明するのだった。ま、だ、つづく…。(はあ)






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