出無精の主を誘って、一緒に出掛けるのは用事以外では5年ぶりです。
車で一時間少しで着きましたが、思ったり人出がない・・・。
道の両脇にある10数件ほどの殆どが閉まった売店を抜けて、黒門(写真)を入り参観料一人400円を納めて初めての景色に夢を含まらせてのスタートです。
歩き始めてすぐに山道の両脇に宝暦年中(1751~1763)に三河の石匠親子2代によって作られた五百羅漢の石地蔵が、時には三体時には五体となり全部で500体が広い範囲に在り、それぞれの表情の違う様子は心が和みます。そしてほぼ緑一色の中に点在している南天の赤柿色の実が唯一色を添えた景色でしたが、結構急な坂道なのでゆっくり見ることもせずに登っていきました。
本堂と幾つかの御堂を巡る中でも、うっかりすると見過ごしてしまいそうな長さ90㎝間口150㎝の七尊菩薩堂(重要文化財、1401年建立)からの時代の想像を楽しむも来ないと得られない事です。
それにしても、秋?と思う位に緑一色で、御堂の側にイチョウが一本だけ弱い黄金色を見せていましたが、若いモミジの木は紅葉と言うより枯れていました。日当たりが悪いので紅葉しないみたいです。登っても登っても苔ばかりでした。
奥山半僧坊はよく耳にしていて一度訪れたいと、わざわざ秋を狙ってで少し残念でしたが、これも足を運んだから知った楽しさでした。
自宅をでて帰宅まで4時間位でしたが、目の保養と丁度いい運動になった日でした。
写真は、建物が見えてきた所で電池切れでした。