山の頂から

やさしい風

とりあえず・・・

2010-03-09 15:42:00 | Weblog
 アメリカ人らしき若いカップルが来店した。
メニューを指して、「とりあえず、お団子を二つね」と言った。
「まぁ、とりあえずなんて言葉が使えるなんて素晴らしい!」と、
思わず口にしてしまった。
「あっ、あぁ~ありがとう!」青年はハニカミながら言って、
【親子重】も二つと追加した。
団子の追加は直ぐに出来るから、とりあえず一つにしては?と、
余計なこととは思いつつ勧めると、
「そうね、そうします。ありがとう」と微笑んだ。

 出来あがった【親子重】を届けると、
彼らは、箸を起用そうに使って食べ始めた。
緑茶を何度かお代わりし、「○△×□❤・・・」と、
早口の英語の会話が弾んでいる。

 「親子重が、と~っても美味しかった!!。それに、お団子も!」
青年は、「ほんとに、ほんとに・・・」と何度も繰り返した。
「あの・・・お味は如何でしたか?って・・・How feel・・・」
いつもそうであるが、外国の方に短い言葉を教えてもらうのだ。
「ネイティブ・アメリカンでは何と言うの?」
すると彼は流暢(あったりまえ!)に、「How did a taste.」と言った。
「あっあっ、didを使うのね。駄目ねぇ、勉強が役立っていない!」
本当に咄嗟に英語変換が出来ないことを情けなく感じた。

 それにしても語学センスって差があるのかも・・・
「また、お団子を食べに来てね!」と彼等を送り出しが、
白菜とキュウリの漬物は苦手だったのか残されたままだった。

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