ギフト 日明 恩（たちもり めぐみ） 最近のおすすめ本 其の二十一

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ギフト　　日明　恩（たちもり　めぐみ）




僕は　見たくないー

　　　　何も聞きたくないー


自分は　見たいー

　　　　何か言葉を聞きたいー

　　　　　たとえ　うらみの言葉でもー


死者の姿が見える少年と

心に傷を負った元刑事のお話です


当然死者がでてくるので、ホラーぽいかといえば

まったく違うし、ファンタジー系でもないし

３年ぶりの新作は、やっぱり上質な小説に仕上がってます



日明　恩（たちもり　めぐみ）の書く人物は

とっても誠実で不器用な人が多いんですよ

そして、弱者を描くのがとってもうまい

初めて読んだのが『鎮火報』

すんごくおもしろくて次々と作品を読破しましたよ

（といっても作品数は少ないですけどね）


どれも読んでもハズレなし




新作の『ギフト』は前作までとは

読み始めは違うかなーと思ってたら

やっぱり魅力的な

２人の主人公でしたよ


文体も読みやすいし、この作品から入っていって

逆に日明　恩（たちもり　めぐみ）作品をさかのぼって

いくのもいいかもねー



今日、図書館に本借りにいったとき

駐車場のドウダンです

もう少しかな