ハタケンポ/畑散歩

横浜しらとり台 ★ 家庭菜園メモ

大山街道 5 下社~阿夫利神社本社

2011年06月03日 | 大山街道

大山街道(全体)MAP
今日の大山街道


2011年5月25日


天気の悪い日がずーっと続いてます
25日(水)だけが「晴れ」の予報、その後また雨、
そろそろ梅雨なのかも…(結局27日に梅雨入りしました)

明日を逃したら、いつ決行するんだ!
土日が晴れる保証なんてないんだぞ!
梅雨が明けたら猛暑になるぞ!

頭の中で悪魔がささやいてます…

う~ん、 明日、 会社、 休みます!
理由は、「悪魔払い」





登山の趣味は全くありませんが、
トレッキングシューズ 買いました(女房、怒ってます ダヨネ!)


始発のケーブルカーに乗り、9時15分「下社」に到着


さあ、拝殿左側の登山口より頂上を目指します


これより入山の方は、ここでお祓いをして
道中安全のお守りをいただいてお登りください
入山お祓い初穂料 一金百円

江戸時代、籠屋が頂上まで運んだ「かごや道」も残ってますが、
平成の庶民は「本坂」いきます


お祓いをして、片開きの「登拝門」から入山

昔は夏の山開き以外は門が堅く閉ざされていた
いまは年間を通して開いているが、
その名残りとして片方の扉を閉めている


朝一から大山最強の石段を攻める!


ふりむくと、怖いぞー


下社(一丁目)から、
頂上の本社(二十八丁目)まで道標が立ってます
ここは二丁目


大山寺より古い「白山神社」の横を、どんどん登る
修験者(山伏)は修行中、白山神社を礼拝するのが決まり


天気が良くて… 人が少なくて… 空気がおいしくて… 
みなさん、申し訳ありませんね


六丁目 本坂の「千本杉」


こんな急な斜面の、


みごとな杉林の中を登っていく


七丁目


あれが「夫婦杉」かな?


左右が同じ形で寄り添う巨木「夫婦杉」
600年以上も一緒の老夫婦


九丁目(ちなみに銀座は八丁目まで)


こっちの老夫婦は倒れてます


こんな山道、登山靴でよかった!


十二丁目


フカフカです、落ち葉堆肥にどうですか?


この神秘的な雰囲気は写真では無理だな!


「牡丹(ぼたん)岩」
足元にある球体の岩が、牡丹の花のように見える


う~ん、これのことかな?


振り向けば、街と海が下に…


十五丁目「天狗鼻突岩」


天狗が鼻を突いてあけた穴!(直径15cm強)
鼻がこの大きさだと、そうとう顔がデカイぞ!


十六丁目「追分の碑」
高さ3m68cmもある石の碑、
江戸時代に、強力たちが麓から担ぎあげた


「かごや道」から登った70代のご夫婦とここで再会
ボクのペースは70代並みと発覚(バレタ!)
それでも、頂上までの約半分まで登ってきた


伊勢原の街かな?


さあ、あと半分いきますよ


十八丁目は倒れてます


十九丁目


二十丁目の「富士見台」
ここは大山で一番の富士山絶景ポイント!
江戸時代には浮世絵にも書かれた


富士山 ドーン!(クリックで拡大)


二十二丁目
下社1.6km大山0.6km あと600メートル


なんか階段が見える


明るくなって少し平坦に


ヤビツ峠からの合流地点 大山200メートル!
♪負けないで もう少し 最後まで 走り抜けて~♪


山ツツジがきれいに咲いてます


花を眺める余裕、まだあります!


ひとつ目の鳥居が見えてきました


二十七丁目 もう一丁!


♪負けないで ほらそこに ゴールは 近づいてる~♪


二つ目の鳥居の先がいよいよ頂上


11時ちょうど、二十八丁目に到着!


先の階段を上ると


天空の「大山阿夫利神社本社」


とにもかくにも、参拝します
「よくぞ、無事にたどり着きました」


その奥に「奥の院」


この狛犬も誰かが運んだのですね
風雪で顔が笑っているよう
ボクのヒザも笑ってます


大山頂上本社 標高1,247メートル?


え、こっちは
大山山頂 標高1,251.7メートル(まぎらわしい)


頂上にも茶屋がありました


あははは、ビール売ってます
「おばちゃん、ビールちょうだい」
「今日はめずらしく空気が澄んでるよ、いい日に来たね」
「やっぱ、休んで大正解!」


初登頂、かんぱ~い!


右端に真鶴半島が見えるから、秦野の街か?(クリックで拡大)


江ノ島からずーと三浦半島が見える(クリックで拡大)

青山、渋谷、三軒茶屋、多摩川を渡り、
溝の口、江田、長津田、厚木、伊勢原までを2~3日で歩き、
先導師の宿で一泊、翌朝から参拝

帰りは東海道で、江ノ島、鎌倉、金沢八景などを見物しながら
ぐるり一周するのが「江戸っ子スペシャル観光コース」


江戸の方角を眺める(クリックで拡大)

相模湾から吹きつける海風が大山にぶつかり
雲となり雨を降らす「あふり(雨降、阿夫利)やま」
恵みの雨をもたらし、神々が棲む霊山
こんなにスッキリに見える日もめずらしいそう

江戸庶民の信仰を集め、一大ブームとなった「大山詣り」
帰りの精進落としも楽しみな、娯楽的なイベント
(自由に旅はできないが、大山詣りには通行手形が出た)

江戸の人たちも、この眺望にはビックリしたでしょうね



この間に歩いてきた「大山街道」を見下ろしながら
ウチの「山の神」がつくってくれた、おにぎりを食べようとしたら…

後ろのブッシュから、ガサガサ 音が?




うわー! 野生の鹿です! 神の使いです!
頂上にいるほとんどの人が気づいてません
どこまで幸運なんでしょう!

いま、鹿が「おつかれさま!」と、しゃべったような…
高所でビールが効いたかな?


「馬」からスタートしたこの散歩、最後は「鹿」で、しめさせていただきます
お後が よろしいようで…








P.S.

帰りの小田急線の中から…

ホントにあそこまで登ったのか?
なんだか ふわふわ 夢のような一日でした

風人社「ホントに歩く 大山街道」に感謝!
著者の中平龍二郎氏に大感謝!



  風人社の窓












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